いわき鹿島の極楽蜻蛉庵

いわき市鹿島町の歴史と情報。
それに周辺の話題。
時折、プライベートも少々。

文字と言葉は使いよう

2009-06-13 07:18:05 | Weblog
                    《場内放送と類似したトイレ内の注意書き》

 東京・山手線ホームのアナウンス。
 「〇△線に□▽方面行きの電車が入ります。危ないですからホームの白線までお下がり下さい。」

 どこの駅のホームでも大体、同じような放送で聞き慣れた案内ではありますが、よく考えると最初から電車が来るのを待っている大人たちを相手に「電車が入ってくる」とか「行き先は何処そこだ」とか「危ないから下がれ」などと云うこと事態に疑問が残ります。
 日本人って、そんなに思考力のない人間なのでしょうか。
 乗客をまるで子ども扱い、いや幼稚園児を相手に接しているようですよね。
 しかし、私は敢えて歪んだ見方をしたまでであって、日本人は優しすぎるくらい優しいのだと思います。
 実は、その典型的な優しさの一例として挙げてみたまでです。

 高齢化社会に入って介護する方たちの増加も目立ちますが、本当に優しい介護士さんとしての基本は、何から何まで手を掛けてやるのではなく本人が出来ること、出来そうなことは本人ご自身にして貰い、それを側で見守ってあげることが真の優しさだと聞きました。

 文字や言葉は生き物です。
 
 ある店の男性用トイレの目の前に貼られてある文字。
「当店では皆様のご協力により、いつも清潔に保たれております」中々、名文です。
 「汚さないで下さい」と半命令形で云われるよりも、受ける印象が良いので自分から、この清潔さを維持しようという自意識が湧いてきます。

 そういえば最近は、道路工事や警察の検問で車の停止を促す旗は「止まれ」ではなく「止まってください」になっているものが多くなりました。
 
 人は誰でも些細なことに、反感や反抗心を抱くことが多いのですが、その心理を上手く突くことによって自然に心が和らぎ、従属的になるものだと思いました。


     本日の催し  6月13日(土)
          ◆鹿島演歌教室  午前9時30分~   於・鹿島公民館

          ◆鹿島公民館周辺及び七本松の清掃  9:00~12:00 主催・鹿島長寿会


 
 
 
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