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熊野神社(旧村社) いわき市鹿島町下蔵持字戸ノ内87-2
こどもの日を愛(め)でる神社の鯉のぼり
県道48号線は江名浦ケ作から常磐関船町字堀田の約10㎞を繋いでいる『江名⇔常磐線』ですが、その中間あたりに鹿島町下蔵持地域の道路沿いに『熊野神社』はあります=写真。
祭神は4つの命(みこと)が祀られていますが、特に『泉津事解男命(よもつことさかのおのみこと』は、悪事(まがごと)も善事(よごと)も一言のもとに解決する神なのですが、あまり知られていないようです。
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《昔は5月7日の祭事に江名浜海岸に神輿を渡御させた熊野神社》
現在ではそのような神事は行っていませんが、5月5日の子供の日を目前にして神社の石段両側がこいのぼりで飾られているのを見ました。
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《石段の登り口に「ふれあい祭り」の幟(のぼり)が目立つ》
「ふれあい」という言葉は鹿島町では、催し物があるとタイトルに冠する特有のキャッチフレーズとして使われているものです。
例えば『鹿島ふれ愛さくら祭り』や『ふれあい鹿島公民館まつり』、それに『鹿島ふれあい福祉まつり』などが好例です。これは鹿島地域の住民同士が親睦と協力関係を強調するための、暗黙のサインになっている表れです。
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《高齢化と少子化問題の間で貴重な子供たちへの期待も込められている》
▲この神社については、延暦23年(804)正月、坂上田村麻呂将軍が蝦夷征伐に際し勧進し
たと伝わり、また、地元の志賀久吉所蔵の旧記には「志賀久吉の祖、志賀久左ェ門の氏神に
して、弘仁2年(811)より享和3年(1803)正月まで同人宅地内に在りしを、同年よ
り村の鎮守と為し村社と号す」と記されています。
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