《昔は囲炉裏を囲んで話を聞く事が楽しみだった》 分類・民
鹿島の昔ばなし⑧ 姥捨て山
昔、こういう事があったそうだ。
その地方の村では60歳になると皆、親を捨てる事が決まっていたんだと。
それである家の息子も母親が60歳になったので山に捨てなきゃなんなくなっちまんだとよ。
母親を背負って山に捨てに出掛けたのはいいんだけんども、途中で余りにも可哀想になってしまい連れ戻ってしまい家の中に隠していたそうだ。
ある時に殿様から灰で縄をもじったものを献上しろとの命令に、息子はどうしたらそんな縄が出来るか悩んだ挙句に母親に聞いたところ、灰ではとても縄はよれねえ(縒ることができない)から出来ている縄を燃やして、そっとしておけば灰で作った縄ということになるからそれを持っていくように教えられたんだと。
母親に教えを乞うて、難題を解決したという事が段々と世間に知られるようになり、親というものはあり難いもので、とても60歳で捨てるなどという事はできないとなって、それからは誰も親を捨てるということはなくなったそうだ。
本日の催し 4月16日(金) 三碧 大安 旧暦3/3
◆「リビングソーラー」開店 小名浜の「シオヤ産業」が鹿島ショッピングセンターにオープンしたもので、太陽光発電システムやオール電化、最新の住宅リフォームを紹介する。
◆「鹿島いきいき英会話サークル」 10:00~
於・鹿島公民館 0246-29-2250
鹿島の昔ばなし⑧ 姥捨て山
昔、こういう事があったそうだ。
その地方の村では60歳になると皆、親を捨てる事が決まっていたんだと。
それである家の息子も母親が60歳になったので山に捨てなきゃなんなくなっちまんだとよ。
母親を背負って山に捨てに出掛けたのはいいんだけんども、途中で余りにも可哀想になってしまい連れ戻ってしまい家の中に隠していたそうだ。
ある時に殿様から灰で縄をもじったものを献上しろとの命令に、息子はどうしたらそんな縄が出来るか悩んだ挙句に母親に聞いたところ、灰ではとても縄はよれねえ(縒ることができない)から出来ている縄を燃やして、そっとしておけば灰で作った縄ということになるからそれを持っていくように教えられたんだと。
母親に教えを乞うて、難題を解決したという事が段々と世間に知られるようになり、親というものはあり難いもので、とても60歳で捨てるなどという事はできないとなって、それからは誰も親を捨てるということはなくなったそうだ。
本日の催し 4月16日(金) 三碧 大安 旧暦3/3
◆「リビングソーラー」開店 小名浜の「シオヤ産業」が鹿島ショッピングセンターにオープンしたもので、太陽光発電システムやオール電化、最新の住宅リフォームを紹介する。
◆「鹿島いきいき英会話サークル」 10:00~
於・鹿島公民館 0246-29-2250