陽射したっぷりの朝にきくのは、半音階的幻想曲とフーガ(BWV903)です。演奏はラトビアのチェンバロ奏者、タチヤナ・ヴォロビヨーヴァ。2023年に録音された「Johann Sebastian Bach ...con passione」に収録されたもので、ティトゥス・クライネンの2004年製チェンバロ(ルッカースにもとづく)を弾いての演奏です。ファンタジー(幻想曲)だけでなく、フーガも動的で表情豊か。フーガでは意表をつくようなダイナミクスもみられます。
CD : MDG 921 2311-6(MDG)