今週きいているのは、マルティン・ヘルムヒェンがタンジェント・ピアノ(タンゲンテンフリューゲル)を弾いて録音したアルバム、「Bach Six Partitas」です。表題どおり6曲のパルティータを収録したアルバムで、収録順どおり楽しんでいます。これからきくのは第4番(BWV828)。タンジェント・ピアノは情感の表現にすぐれていますが、この第4番の序曲のような曲だと、チェンバロの鮮やかな響きが欲しくなりますね。ヘルムヒェンの使用楽器は、シュペート&シュマールの1790年製のタンジェント・ピアノ。録音は2022年です。
CD : Alpha 994(Alpha)