先日、バリアーノの演奏できいた、リコーダーによるフルート・ソナタ(記事は「オブリガート・チェンバロとフルートのためのソナタ イ長調 BWV1032」)。今日はオーボエによる演奏でフルート・ソナタをきいてみようと思います。今日きくのはBWV1031a。ロ短調の傑作フルート・ソナタであるBWV1030には、オーボエのための初稿(BWV1031a)があった可能性があり、ゲイル・ヘネシー(オーボエ)とニコラス・パール(チェンバロ)による演奏は、その実践ということになります。演奏会でみたヘネシーは、小柄な体を大きくゆらし、よく歌うオーボエをきかせてくれましたが、この演奏でも情趣濃く歌うオーボエを堪能できます。
CD : SIGCD034(Signum Records)