顕現節後第1日曜日にきくのは、クリストフ・シュペーリング、ダス・ノイエ・オルケスター、コールス・ムジクス・ケルンによる「わがイエスをば、われは放さず」です。このBWV124は、1725年1月7日に初演された全6曲からなるカンタータで、クリスティアン・カイマンの全6節同名コラール(第1節が第1曲、第6節が第6曲)にもとづく、いわゆるコラール・カンタータです。シュペーリングの録音は2018年。独唱者としてイェリー・スー(ソプラノ)、ベンノ・シャッハトナー(カウンターテナー)、ゲオルク・ポプルッツ(テノール)、トビアス・ベルント(バス)がくわわっています。このうちのポプルッツ(みごとな一本眉です)は、ザンクトガレン・バッハ財団の声楽作品全曲録音にも参加しており、お気に入りのテノールの一人です。
CD : 19075874862(deutsche harmonia mundi)