今週水曜日からきいてきた、オリヴィエ・フォルタンとアンサンブル・マスクの「Bach: Ouvertures-Suites」。今日これからきくのはのこる管弦楽組曲第4番(BWV1069)です。ふつう第4番は、第1~第3トランペット、ティンパニ、第1~第3オーボエ、ファゴット、第1、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、通奏低音という編成で演奏されます。しかし、ここではアルバム趣旨どおり初期稿での演奏、つまり前記の編成から第1~第3トランペット、ティンパニを抜いた編成としています。豪快さ、壮麗さには欠けますが、パート1名での演奏(通奏低音はチェロ、コントラバス、チェンバロの3名)は、室内楽的な親密さがあり、これはこれで楽しめます。録音は2021年です。
CD : Alpha 832(Alpha)