今週きいていくのは、グレン・グールドとハイメ・ラレードによるヴァイオリン・ソナタ(オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ)です。音源は「The Glenn Gould Edition」というシリーズ中のアルバム(SONY CLASSICAL SM2K 52615)で、これにはヴァイオリン・ソナタとガンバ・ソナタが収録されています。6曲のヴァイオリン・ソナタは、1975年から76年にかけて録音されており、これから楽しむ第1番は1975年2月の録音。ゆったりと、そしてポツポツと弾きだされるチェンバロ声部(もちろんこここではピアノ)には、じつに驚かされます。