復活節後第1日曜日にきくのは、ギュンター・ラミンたちによるカンタータ「この同じ安息日の夕べ」(Berlin Classics 0032912BC)です。このカンタータは1725年4月8日の初演。シンフォニア、レチタティーヴォ、アリア、コラール、レチタティーヴォ、アリア、コラールという7曲からなっています。ラミンの録音は1953年。録音からは70年以上が経過していますが、音はまずまずです。合唱はトマス合唱団(聖トーマス教会合唱団)、管弦楽はライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団。ラミンの指揮は弟子のカール・リヒターのような厳しさはないものの、教会音楽の日常を反映した誠実な演奏だといえます。