顕現節後第2日曜日にきくのは、クリストフ・シュペーリング、ダス・ノイエ・オルケスター、コールス・ムジクス・ケルンによる「ああ神よ、いかに多き胸の悩み」です。このBWV3は1725年1月14日に初演された、全6曲からなるカンタータ。マルティーン・モラーの同名コラールにもとづいた、いわゆるコラール・カンタータで、モラーの詩は、第1節が第1曲(合唱)、第2節が第2曲(レチタティーヴォとコラール)、第18節が第6曲(コラール)のそれぞれの歌詞にもちいられ、第5曲(二重唱)にも部分引用されています。シュペーリングたちの録音は2018年。合唱はパート5名で、オーケストラは17名ほどで編成されています。独唱者は、イェリー・スー(ソプラノ)、レアンドロ・マルツィオッテ(カウンターテナー)、ベネディクト・クリスティアンソン(テノール)、ダニエル・オチョア(バス)です。
CD : 19075874862(deutsche harmonia mundi)