今日からしばらくは、ケネス・ギルバートによる「インヴェンションとシンフォニア」をきいてすごします。ギルバートは、グスタフ・レオンハルトと同世代のチェンバロ奏者(1931年モントリオール生まれ)。録音活動は1980年代までのようで、「インヴェンションとシンフォニア」も1984年の録音です。使用楽器は、ギルバートが所蔵する、1671年にヤン・クーシェが製作したチェンバロで、1759年にブランシェ、1778年にパスカル・タスカンが改修。さらに1979/80年、ユベール・ベダールの工房で修復をうけています。これからきくのは、ハ長調の第1番。このBWV772には異稿のBWV772aがありますが、ここではBWV722によっています。
CD : 415 112-2(ARCHIV PRODUKTION)