エレオノール・ビンドマンの編曲・演奏できいてきた「無伴奏チェロ組曲集」(Grand Piano GP847-48)。ピアノ独奏による6曲の組曲は「世界初録音」ということで、なかなかおもしろく、新鮮でした。ただし、原譜を左右の手に振り分けてのピアノ演奏は、なにか足らない感じもあり、ビンドマンに続く録音があらわれるかどうかは微妙なところ。もし、ビンドマンのような編曲をするなら、ミニマルなスタイルで演奏したほうが、よりおもしろく効果的だったかもしれません。ともかく、これからきくのは組曲第6番。録音は2020年録音で、ピアノはベーゼンドルファー No.48862を使用しています。