今週きいていくのは、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者、カサンドラ・ルックハルトたちによる「Johann Sebastian Bach Sonatas with Viola da gamba and Harpsichord」です。このCDには、ガンバ・ソナタ3曲(BWV1027~BWV1029)のほか、オルガン用のトリオ・ソナタ第4番(BWV528)とオルガン・コラール「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」(BWV660)、そしてチェンバロ用のソナタ(BWV964)が収録されています。
CD表題のとおり、チェンバロ独奏のBWV964をのぞき、すべてガンバとチェンバロが編成されており、ガンバ・ソナタ以外の2曲は原曲の初期稿を再構成(ピーテル・ディルクセン)しての演奏です。これからきくのは、収録順どおりトリオ・ソナタ第4番を原曲とする初期稿。オーボエ・ダモーレ、ガンバ、チェンバロという編成での演奏で、奏者はそれぞれ、アルフレード・ベルナルディーニ、ルックハルト、ディルクセン。録音は2007年です。
以下、使用楽器の一覧です。
オーボエ・ダモーレ:アルフレード・ベルナルディーニの1988年製(ヨーハン・ハインリヒ・アイヒェントップフ)
ヴィオラ・ダ・ガンバ:ジョン・プリングルの1987年製(ギヨム・バーベイ)
チェンバロ:セバスティアン・ヌニェスの1996年製(ヨハネス・ルッカース)
CD : KTC 1365(ETCETERA)