今日これからきくのは昨日に続きロ短調ミサ曲(BWV232)で、ピーター・シーモアたちによる2010年の録音です。2015年にこのブログできいた、シーモア指揮の「マタイ受難曲」と同じ、ヨークシャー・バッハ・ソロイスツとヨークシャー・バッハ合唱団を指揮したアルバムです。おもしろいのは、2013年録音の「マタイ」の合唱(4声部×2)が8名(役のみの歌手とソプラノ・リピエーノをふくめると総勢14名)、「ミサ曲」では5声部(最大8声部)57名というところ。3年のあいだにどいう意識改革があったのか、あるいは経費の問題なのか、ちょっと気になるところです。それはともかく、この録音は大勢で声をあわせて歌うこと、そしてすぐれた音楽を共有することの楽しさを教えてくれます。
CD : SIGCD265(Signum Records)