これから楽しむのは、グレン・グールドによるイギリス組曲第3番(SONY CLASSICAL SM2K 52 606)です。この第3番は1974年年の録音。ここでもグールドらしく、対位法の綾がよくわかる、声部それそれがくっきりした演奏です。思えば、オルガンのヘルムート・ヴァルヒャも同じように声部の弾きわけがすごいのですが、グールドが「動」なのに対し、ヴァルヒャは「静」といえるでしょうか。
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