今週きいてきたのは、シュ・シャオメイによる「6曲のパルティータ」(MIRARE MIR156)。1990年に録音されたアルバムでは、まず長調を3曲、つぎに短調を3曲というふうに、長調と短調をそれぞれグループにして収録されており、ここではその収録順に楽しんできました。その最後にきくのはホ短調の第6番。このパルティータはトッカータにはじまり、アルマンド、クーラント、エール、サラバンド、テンポ・ディ・ガヴォッタ、ジーグと6曲の舞曲が連なります。ジーグはシャオメイによれば、パルティータ集の「集大成」ということで、曲集全体の終曲にふさわしいとみているようです。