今日これからきくのは、ヨハン・ブラウワーによるフランス組曲第2番(BWV813)です。同曲は「Johan Brouwer plays Bach, Böhm, Couperin, Forqueray」(2014年録音)に収録。このアルバムでは、デイヴィッド・ルビオが1979年に製作したチェンバロ(パスカル・タスカンの1769年製にもとづく。2013年にコルネリス・ボムが修復)を弾いています。ブラウワーは1943年生まれのオランダのチェンバロ、オルガン奏者で、ヴィム・ファン・ベークやグスタフ・レオンハルトらに学んだようです。その演奏は、まったりした雰囲気があり、ほかの作曲家のものも同傾向にあります(そういう情趣の曲が多いというか)。録音はとても美しく、チェンバロの響きを堪能できます。
CD : ACD BR 076-2(Aliud Records)