昨日1・21NOAH武道館大会の観戦記です。ちょっと長くなります。
会場のグッズ売り場で買ったNOAH入場テーマ曲集『Heavy Weight』を聴きながらの書き込みです。
まず、観客の入りは8割程度。アリーナや1階はさほど目立った空席はなかったものの、2階席最上段はガラガラ。NOAHは15500で超満員発表をしましたが、そこまではいってませんでした。でも、雰囲気は悪くなかったです。試合さえ良ければ爆発しそうな空気はありました。
さて、試合。第1試合は6人タッグ。パンチ志賀とアフロヨネの髪型対決に注目も、ベルト持ってる2人が第1試合は惜しい。それだけNOAHは戦力が厚い。それにしても毎回驚かされるのは青木。デビュー1年ちょっとの動きではない。最後は金丸の前に敗れるが、05年デビュー組では完全に抜けた。第2試合は何も語るものはないが、試合途中から本田多聞の動きがおかしくなり、終盤はほとんど動けなかったのが気になる。試合が終わると1人さっさと引き上げた。何かアクシデントでもあったのだろうか。第3試合は橋が田上に挑むも、田上を怒らせた以外は何もなし。最後も首固めという意外な決着。橋のブレイクは遠そう。好きな選手だけに頑張ってほしいが。第4試合は小川・谷口-ダグ・マッギネス。あまり期待してなかった分、意外と面白くなった時はなんとなくうれしかった。谷口も頑張った。ダグは派手さはないが安定している。いつか小川とシングルを。
第5試合は私がずっと見たかった佐野-杉浦のシングル。これは期待以上ではなかったものの、十分面白かった。序盤じっくりといくかと思ったが、結構両者とも動いてた。佐野のフットスタンプには会場悲鳴。杉浦が中盤から大技で攻め込むもそれを凌いだ佐野が強烈なローリングソバット連発。最後は顔面にモロに入り、戦慄のレフェリーストップ。佐野の怖さを改めて知った。スギは去年からの悪い流れを引きずっている様子。どうやらヘビー転向らしいが、どうなるか。
第6試合は秋山に潮崎が挑戦。どこまで潮崎がやるか!?というのが焦点だったが、入場する秋山に奇襲するなど気持ちは感じられた。秋山に腕を折れんばかりに攻められても、気持ちは折れていなかったと思う。技は秋山が「受けてくれた」ように見えたのでアレだが、成長の跡は確かに見えた。エクスプロイダーを返した時は本当に驚いた。そんな潮崎を秋山も認めたのか、フィニッシュは秘技・スターネスダストα。エグイ角度で決まったが、秋山なりの教育だった。でも、見終わって爽快感の残る試合だった。潮崎はよほど勝ちたかったのか、かなり悔しがっていたが、必ず今後に生きる試合だったと思う。
第7試合はGHCジュニアタッグ選手権。王者ブリスコ兄弟(マーク&ジェイ)に鈴木鼓太郎・リッキーマルビン組が挑んだ一戦。結果は昨日書いた通りだけど、とにかく素晴らしい試合だった。4人の動きが完全に噛み合って、流れるような攻防が続き、一瞬たりとも目を離せない試合に。コーナーやロープを駆使し、立体的な試合で観客のボルテージも上がりまくり。特に驚いたのはマルビンがやったスワンダイブをスワンダイブで迎撃したシーン。あんなの見たことない!是非テレビで流れたら見て欲しいシーン。総じてやる方も受ける側も技術がいる攻防が多かった。それがしっかりできていたので盛り上がった。25分超えても全く飽きなかった。試合は王者組が連係技で挑戦者組を分断するも鼓太郎がよく粘り、最後は挑戦者組の執念が見えた合体ブルーディスティニー。これが完璧に決まり、3カウント。鼓太郎・マルビン組が3度目の挑戦にして歓喜の初戴冠。観客の後押しも大きかった。でも、とにかく4人が奏でた素晴らしい試合に感謝。拍手が鳴りやまない武道館。新王者、おめでとう。ブリスコ兄弟、また来てくれ。そんな雰囲気でした。
第8試合セミファイナルはSUWA引退記念試合、NOAHラストマッチ。SUWA、みのる、高山組に力皇、丸藤、KENTA組。6人個別の入場シーンでもう満腹。前の試合の盛り上がりを受けてこの試合も良かった。6人の持ち味がよく出ていたと思う。それにしてもKENTAの気持ちの強さはハンパじゃない。いつも驚かされる。みのる、高山を相手にしても一歩もひるまない。丸藤は金色のニューコスチュームが私的にはイマイチ。さて、最後はSUWAの狙い通りに。仲間に反則攻撃をし、結局1対5に。5人の得意技を浴びまくって轟沈。マットの感触を味わっている様子が印象的。でも本当に惜しい。プロレス界に引退なんてあってないようなもの、いつでも戻ってきてほしい。
メインはGHCヘビー級選手権。王者三沢に森嶋が挑戦。ただ、これは昨日書いたとおり、失望感が残った試合。森嶋は三沢を攻め切れないどころかエルボー食らうごとにドタンとみっともなく倒れ、バックドロップとあまりインパクトを感じないラリアットを出したぐらい。明らかにメインの重圧につぶされていた。三沢はどうやら開始直後の場外パワーボムで頭を打ったらしく、後でわかったことだが試合の記憶が無いという。それなのに勝ってしまうのだから恐れ入る。もっともその三沢の異変に気がついた森嶋が攻め「切らなかった」という見方もできる。いずれにせよとにかくひどかった。メインの試合では自分がプロレス見てきた中で最悪かも。去年3月の時は両者ともよく攻め、よく受けていい試合になっただけに再現を望んでいたが。本当につまらなかった。三沢は試合後なかなか起き上がれずインタビューも無しで退場したが、無事であってほしい(結局脳震盪と頚椎ねんざだったが、脳に異常がないことを祈る)。
というわけで、まとめて言うならば、失望も歓喜もあった武道館大会でしたが、GHCジュニアタッグに救われましたね。最後後味の悪さは残りトータルではアレですが、それぞれの試合にいろんなことがあった、却って印象深い大会でした。
会場のグッズ売り場で買ったNOAH入場テーマ曲集『Heavy Weight』を聴きながらの書き込みです。
まず、観客の入りは8割程度。アリーナや1階はさほど目立った空席はなかったものの、2階席最上段はガラガラ。NOAHは15500で超満員発表をしましたが、そこまではいってませんでした。でも、雰囲気は悪くなかったです。試合さえ良ければ爆発しそうな空気はありました。
さて、試合。第1試合は6人タッグ。パンチ志賀とアフロヨネの髪型対決に注目も、ベルト持ってる2人が第1試合は惜しい。それだけNOAHは戦力が厚い。それにしても毎回驚かされるのは青木。デビュー1年ちょっとの動きではない。最後は金丸の前に敗れるが、05年デビュー組では完全に抜けた。第2試合は何も語るものはないが、試合途中から本田多聞の動きがおかしくなり、終盤はほとんど動けなかったのが気になる。試合が終わると1人さっさと引き上げた。何かアクシデントでもあったのだろうか。第3試合は橋が田上に挑むも、田上を怒らせた以外は何もなし。最後も首固めという意外な決着。橋のブレイクは遠そう。好きな選手だけに頑張ってほしいが。第4試合は小川・谷口-ダグ・マッギネス。あまり期待してなかった分、意外と面白くなった時はなんとなくうれしかった。谷口も頑張った。ダグは派手さはないが安定している。いつか小川とシングルを。
第5試合は私がずっと見たかった佐野-杉浦のシングル。これは期待以上ではなかったものの、十分面白かった。序盤じっくりといくかと思ったが、結構両者とも動いてた。佐野のフットスタンプには会場悲鳴。杉浦が中盤から大技で攻め込むもそれを凌いだ佐野が強烈なローリングソバット連発。最後は顔面にモロに入り、戦慄のレフェリーストップ。佐野の怖さを改めて知った。スギは去年からの悪い流れを引きずっている様子。どうやらヘビー転向らしいが、どうなるか。
第6試合は秋山に潮崎が挑戦。どこまで潮崎がやるか!?というのが焦点だったが、入場する秋山に奇襲するなど気持ちは感じられた。秋山に腕を折れんばかりに攻められても、気持ちは折れていなかったと思う。技は秋山が「受けてくれた」ように見えたのでアレだが、成長の跡は確かに見えた。エクスプロイダーを返した時は本当に驚いた。そんな潮崎を秋山も認めたのか、フィニッシュは秘技・スターネスダストα。エグイ角度で決まったが、秋山なりの教育だった。でも、見終わって爽快感の残る試合だった。潮崎はよほど勝ちたかったのか、かなり悔しがっていたが、必ず今後に生きる試合だったと思う。
第7試合はGHCジュニアタッグ選手権。王者ブリスコ兄弟(マーク&ジェイ)に鈴木鼓太郎・リッキーマルビン組が挑んだ一戦。結果は昨日書いた通りだけど、とにかく素晴らしい試合だった。4人の動きが完全に噛み合って、流れるような攻防が続き、一瞬たりとも目を離せない試合に。コーナーやロープを駆使し、立体的な試合で観客のボルテージも上がりまくり。特に驚いたのはマルビンがやったスワンダイブをスワンダイブで迎撃したシーン。あんなの見たことない!是非テレビで流れたら見て欲しいシーン。総じてやる方も受ける側も技術がいる攻防が多かった。それがしっかりできていたので盛り上がった。25分超えても全く飽きなかった。試合は王者組が連係技で挑戦者組を分断するも鼓太郎がよく粘り、最後は挑戦者組の執念が見えた合体ブルーディスティニー。これが完璧に決まり、3カウント。鼓太郎・マルビン組が3度目の挑戦にして歓喜の初戴冠。観客の後押しも大きかった。でも、とにかく4人が奏でた素晴らしい試合に感謝。拍手が鳴りやまない武道館。新王者、おめでとう。ブリスコ兄弟、また来てくれ。そんな雰囲気でした。
第8試合セミファイナルはSUWA引退記念試合、NOAHラストマッチ。SUWA、みのる、高山組に力皇、丸藤、KENTA組。6人個別の入場シーンでもう満腹。前の試合の盛り上がりを受けてこの試合も良かった。6人の持ち味がよく出ていたと思う。それにしてもKENTAの気持ちの強さはハンパじゃない。いつも驚かされる。みのる、高山を相手にしても一歩もひるまない。丸藤は金色のニューコスチュームが私的にはイマイチ。さて、最後はSUWAの狙い通りに。仲間に反則攻撃をし、結局1対5に。5人の得意技を浴びまくって轟沈。マットの感触を味わっている様子が印象的。でも本当に惜しい。プロレス界に引退なんてあってないようなもの、いつでも戻ってきてほしい。
メインはGHCヘビー級選手権。王者三沢に森嶋が挑戦。ただ、これは昨日書いたとおり、失望感が残った試合。森嶋は三沢を攻め切れないどころかエルボー食らうごとにドタンとみっともなく倒れ、バックドロップとあまりインパクトを感じないラリアットを出したぐらい。明らかにメインの重圧につぶされていた。三沢はどうやら開始直後の場外パワーボムで頭を打ったらしく、後でわかったことだが試合の記憶が無いという。それなのに勝ってしまうのだから恐れ入る。もっともその三沢の異変に気がついた森嶋が攻め「切らなかった」という見方もできる。いずれにせよとにかくひどかった。メインの試合では自分がプロレス見てきた中で最悪かも。去年3月の時は両者ともよく攻め、よく受けていい試合になっただけに再現を望んでいたが。本当につまらなかった。三沢は試合後なかなか起き上がれずインタビューも無しで退場したが、無事であってほしい(結局脳震盪と頚椎ねんざだったが、脳に異常がないことを祈る)。
というわけで、まとめて言うならば、失望も歓喜もあった武道館大会でしたが、GHCジュニアタッグに救われましたね。最後後味の悪さは残りトータルではアレですが、それぞれの試合にいろんなことがあった、却って印象深い大会でした。