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12・21プロレスリング・ノア新宿FACE大会観戦記!!最後の、前哨戦。

2015-12-22 23:19:49 | プロレス
行ってきました、月曜夜の新宿歌舞伎町。お客さんもそれなりに入り、とにかく盛り上がりが凄かったですね。

この1年かけてやってきた、NOAHvs鈴木軍もいよいよフィナーレの時を迎えようとしています。
大田区の全カードが決まってからやってきた前哨戦ツアーもこの日が最後。
大田区はシングル、タッグのタイトルマッチですから、こうやって6人以上、この日は4vs4のイリミネーションマッチで戦うのももう最後。

なお、大田区大会の展望は1つ前の記事です。大田区大会の観戦記はいつになるか・・・twitterでは現地から速報しますので、
twitterをご利用ください。


鈴木軍はいないほうがいいけど、リングの上の風景は今までみたことのないものがこの1年で見ることができました。
そういう意味からすれば、この日の新宿は個人的には少し感慨深いものがありましたね。
敵でも、憎むべき連中でも、どんだけ最悪でも、リングで試合を見せてくれた人たちですから。

試合を振り返ります。北側最後列で観てました。19:00開始、調印式も含めて2時間半。21:30過ぎ終了でした。
まず開始前のGHCジュニアタッグ、ジュニアシングルの選手権の調印式。日テレはいないのでNOAHが進行。

ジュニアタッグ。両軍サインの後、TAKAみちのくは普通に抱負を語りましたが、デスペは前回のタイトルマッチで負傷した恨みを滔々と。
特に「クソみたいな病院で入院生活もした」と、病院を悪く言う場面も(笑)(もちろんその意図はないのは明白)。
さらに杉浦の技を食らって腰も負傷していることを告白。ついでに頭もおかしくなったとか。原田は再度の病院送りを宣告。


続いてGHCジュニア。先に石森着席、次いでタイチが遅れてやってきた。やってこないのかと思った。


タイチが出したふざけた条件(負けたら石森は北斗の拳のザコよろしく、モヒカン、グラサン、火炎放射器、タイチの下僕、改名など)を石森が全部飲み、
それによってタイチもサイン。意外と素直にサインしたので場内は結構驚きの空気。
タイチはマイクでまくし立てるも、石森もベルトを取り返す、モヒカンにもならない、改名もしないと宣言。モヒカンの絵をタイチのハサミで切り捨てました。
カベジェラマッチではないようですが、石森のみに一方的に条件がつけられました。まあ、1度負けてるので仕方ないのですが・・・


調印式終了。結構時間取ってしまいましたね。19時より前に始めればよかったのに・・てかヘビーのほうのはいつやるんだろう。やったの?

さて舌戦の後に第1試合。お口直しに熊野vs清宮の対戦。清宮もデビュー8戦目。早いものです。
友寄が欠場ってこともありますが、新人でここまで早いペースで試合が組まれることはそうそうありません。
体力的には相当キツイでしょう、13日で8戦ですから、しかも全部シングル。この日も試合でのスタミナは早々に切れていました。
デビュー戦と同じカード。熊野とはこれが3回目ぐらい?


この日は序盤から熊野が圧倒。締めて、投げて。5分ぐらい清宮何もできず。


それでも形はイマイチながらドロップキックで反撃、さらに2発ドロップキック。いい切れ味を見せました。
そしてボディスラムも決め、さらにブレーンバスターに熊野がいこうとすると首固めに取る。このタイミングも良く、試合がキレイに進みます。
清宮が仕掛けたブレーンバスターは不発で、その後熊野に強烈なブレーンバスターを食らい、さらに逆エビで締め上げられてタップしますが、
清宮いいなあ、の感想が強く残りました。まだ試合でのスタミナがないし課題だけなんだけど、声も出てるし、
身体もあるので雰囲気が既にいいですね。熊野もそんな清宮をしっかり受け止めて仕留めました。熊野がちゃんと指導できているのもいい。



第2試合は小川vs玄藩。玄藩、マスクは脱いできました。


これがもう、7分46秒の試合なんだけど、ほぼ・・8割方急所攻撃合戦に費やされるひどい試合(笑)
でも、急所攻撃そのものはダメでも、同じ急所攻撃が2度出ることはなく、そんだけバリエーションがあるのかとむしろ感心するレベル!?
プロレスの奥深さを味わいました。頭を使えば急所攻撃でもこんだけできる。所詮急所攻撃だけど(苦笑
最後は小川得意の、相手のダイブをヒザ立てて急所打ちで迎撃から、首固め。楽しさもあふれる第2試合でした。


第3試合はお待ちかね、拳王と大原の前哨戦。これも最後でしたね。拳王はヨネ、大原は彰俊がパートナー。
↓ちょっと見えにくいですね、拳王の陰に彰俊がいて、さらにその後ろに大原がいます。


この日も極上の攻防で沸かせました。大原のジョン・ウーを拳王がジャンプでかわし、大原の胸にフットスタンプで着地する新ムーブも。


果てない攻防は深化の一方でした。拳王がドラゴンを出せば、大原はフィンランド式フォアアームでお返し。終盤には顔面付近の蹴りで両者場外へ。
彰俊とヨネもシングルをやってるような形でしたね。最後はヨネが激しいヘビーの攻防を制してキン肉バスター。
彰俊は先日デビュー25周年ですか。おめでとうございます。まだまだできることがあるはずです。

さて拳王と大原、大田区でのシングルへの期待を猛烈に膨らませましたね。どんな試合になるのか?シングルで完全決着になります。見逃せません。


第4試合は高山&ストームvsマイバッハ&北宮。ヘビーの男4人のタッグ。まあ正直何のアレもないよなと思ってたらこれがなかなか面白かった。
↓手4つからストームが北宮を投げたシーン。


北宮が高山に火をつけて、そこでまず熱が生まれました。さらにいつも全力のストームもその火の煽りを受ける形で北宮、マイバッハと激烈な激突。
高山もそこそこ動いていたため試合が盛り上がります。北宮はまたしても高山の巨体を完璧に投げるブレーンバスター!!
ストームもマイバッハ相手に一歩も引かず、10分足らずの試合でしたが引き込まれました。全力でやれば何でも面白くなるんです。
最後はマイバッハがチョークスラム、マイバッハプレスで勝ちましたが白熱しました。
さあ、マイバッハはいよいよ潮崎戦。特にアクションは無し。


休憩後セミ。休憩中にはtwitterでお世話になってるKNTMさんが来訪。ビールを頂戴しました。ありがたやありがたや。

セミ。ここからはNOAHvs鈴木軍のイリミネーションマッチ2つ。まずはヘビーの8人が登場。
アーチャー&スミスJr.&ベンジャミン&飯塚vs杉浦&中嶋&ヒーロー&カバナ。
↓NOAH軍の4人が登場、大歓声で迎えられるBIGinUSA。久しぶりの関東見参ですね。


鈴木軍の4人も入ってきた。背中が見えてるデイビーボーイ・スミスJr.のタイツがカナダ国旗とイギリス国旗のハーフ!カッコいい!!


試合はイリミネーションマッチ、負けにオーバーザトップロープ(OTR)もあります。全滅したチームが負けです。
それにしてもこの試合は盛り上がりました。4人の男たちの激しい攻防に場内もヒートアップ。沸きっぱなしでしたね。


カバナもヒーローもNOAHを救うために来日。KESもベンジャミンも組むのはこれが最後。こんな顔合わせもう観れない・・・
勝彦も大奮闘。やられる場面も目立ったものの、中盤からはベンジャミンとのものすごい蹴り合いがありました。そしてベンジャミンとは同体で場外へ。
なお、最初にカバナがキラーボムに散り、次いでスミスがヒーローのキングコブラエルボーに沈み、その後中嶋とベンジャミン失格。
で、この試合やや出番が少なかったのが杉浦。前の新木場もやや控えめ、この日は腰にテーピングはなかったけど印象薄し。
杉浦は飯塚のアイアンフィンガーで敗退。しかし飯塚もすぐにヒーローのエルボーの前に敗れます。ヒーロー凄かった。新宿に響くヒーローコール。

最後はアーチャーとの一騎打ちに。ここでもヒーローは奮闘しますが、アーチャーのブラックアウトが決まっては返せませんでした。
でも面白いセミでした。お客さんの興奮ぶりが何よりの証拠でしょう。メインより盛り上がったと思います。
KESはマイクでベルト防衛を宣言。BiUも負けじとベルト奪取を叫びました。激しいセミ、大田区への期待感が膨らみまくりです。



メインは丸藤とみのるがそれぞれジュニア勢を率いての4対4イリミネーション。ルールはセミと同じ。
開始前にトイレに行ったので南側から撮影。丸藤&石森&原田&小峠vsみのる&タイチ&TAKAみちのく&エルデスペラード。


動きの早い4人ならではの展開でヘビー勢ぞろいだったセミとはまた違った趣になりました。
NOAHも鈴木軍も試合が終わった選手もたくさん出てきて、セコンド同士も最後の前哨戦。荒れてるように見えて激しい試合になりでもやっぱり荒れる、という。
それでもまずは丸藤がTAKAを不知火で降して先制。というか最近ずっと丸藤が不知火でTAKAを降してるのばっか見てる(笑)
しかしこの後悪夢が。デスペラードがまず小峠の勢いを逆に利用してのOTR。さらにレフェリー不在をついて椅子攻撃から降って来て原田にも勝利。
デスペがジュニアタッグ王者2人を一気に片付けます。これはやられました。
それでも石森が新木場同様にデスペをメキシカンロールで丸め込んで勝利、2対2のイーブンに持ち込みます。

ここで、インターバルでもないのですが間が空きます。GHCヘビーの王者&ジュニアの王者vsヘビーの挑戦者&ジュニアの挑戦者。


丸藤とみのるは唸らずにはいられない攻防。どこまでもやり合う2人。


しかしみのるが丸藤をOTRにしようとするところ、丸藤がこらえると、石森が丸藤を助けるつもりでみのるに低空ドロップキック!
しかししかしこれがエプロンにいた丸藤にも衝撃が伝わってしまい、丸藤はOTRで失格。なんと勿体無い。
ちなみに石森とタイチ、調印式ではタイチの茶番がありましたが、この2人のマッチアップは面白かった!タイチがマジ顔になっていて、
川田ばりのジャンピングハイを決めます。本気になったらタイチは強いです。しかし石森も負けじとハンドスプリングからのキックで反撃。

丸藤失格後も大奮闘の石森。特にみのるには巻きつくような関節技でギブアップを迫り、これが結構な見所でした。
終盤はタイチよりみのると絡んでいる場面が多かったかも。そして石森はみのるに勝負をかけた450°スプラッシュ!!


これはみのるが剣山カット。そしてタイチのトラースキック、みのるのゴッチ式で石森が敗れて幕。なんと鈴木軍は2人残しの圧勝です。
ただ、この試合は石森とタイチにスポットが当たるような形にしていたようにすら思えます。それだけ2人が目立ちました。

それにしても大田区への期待値上げまくりでしたね。いい大会を観ることができました。


あとは鈴木軍がリングを占拠、マイクで毒づいて帰りました。おしまい。



でもそのマイクの中で鈴木みのる、「世界一マナーの悪いNOAHファン、」っていつもの台詞もあったんだけど、
続けて「鈴木軍のファンを見習え」というあまり聞かない、私は聞いたことがない台詞が入ってました。
私はこれを、みのるからの鈴木軍ファンへのメッセージと捉えましたね。1年間ありがとうと。お前たちファン最高だったよと。
大田区では言うチャンスがないでしょうから、最後の前哨戦、新宿で言ったんだと思います。他で言ってるのかはわかりませんが。


さて、この通り最後の前哨戦は鈴木軍の完勝で終わりました。圧倒されたと言ってもいいでしょう。内容よりも結果で。
試合はいずれも面白かったんですが、前哨戦で勢いをつけたのは明らかに鈴木軍です。大田区、果たしてどうなるでしょうか。

そしてこの1年、NOAHと鈴木軍でやってきた果てしない抗争もいよいよ終わりの時を迎えます。
そのフィナーレの前哨戦がこれでは心配になりますが、まだチャンスは残っています。

もちろん私も他のNOAHファン同様、勝利を信じていますが、
ここで行われるのはプロレスです。プロレスは3カウントが入って無事にリングを降りるまでは何があるかわかりません。
NOAHが勝つだけが結果ではありません。鈴木軍が負けてもそこで全てが終わるわけでもありません。

どういう結末でも、しっかりとその目で見て確かめることです。
期待と、希望と、覚悟と、信念と、チケットとグッズ代を持って、
大田区総合体育館へ。


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2 Comments

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いよいよ (たけ)
2015-12-23 09:59:41
年内最終戦でこの1年ノアのふがいなさを
ファンに対して納得させるには
なかなか厳しいものがあるでしょうが
まずは試合内容で納得させてほしいものです。

そういえば誰かのツイッターに最後列に
座ってる所が写ってましたね。(笑)
れす (あべしん)
2015-12-24 00:49:21
>たけさん

返信遅くなりました。
大田区、期待以上の内容でベルトが3つはNOAHに戻りましたね。
大田区についてはまた後でまとめます。

この日、最後列で私の周辺に人が少なかったので、結構目だっていたと思います。

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