ブログのレイアウトを一部変更しました。
左側のメニューを少し入れ替えたりして。
さて、是非書こうと思っていた、
愛知県で起きた引きこもり息子が親を殺して放火した、という事件について。
ネットでの買い物で借金が増え、ついに家族がネットを止めたことにキレての犯行だった、
ということですが、
さらに驚きだったのが、そのニートというか息子は、
親の金まで管理していたということ。
さらに家族はトラブルを避けるため、昼は出かけて夜だけ家に戻っていた、という。
ひどい息子だ、どういう親なんだ、というのが一般的な感想だと思うんですが、
これ、息子にとっては切り札というか、必殺技というか、
それを持ってるんですよ。
何かというと、
「俺がこうなったのはおまえのせいだ」
これなんです。
これを言われると、だいたいの親は黙ってしまう。
なぜなら親自身にも後ろめたい部分があるし、
確かにこうなったのは自分たちの育て方が悪かったから、なんです。
確証はありませんが、たぶん言ってるでしょう。
そして、なぜかこのタイプの人間は火をつけようとします。
まあそれはいいのですが、もはや自分がどうにもならないことがわかっているから、
もう破滅するしかないと思っているのでしょうね。
私はニートや引きこもりが持つ最大の問題点は、
何よりも、一度はまると抜け出せない、ということろにあると思います。
そしてそれをいつしか正当化してしまい、
「自分は間違っていない」「こうなったのは親や世の中が悪いんだ」
という理論に走ってしまう。
さらに、人とコミュニケーションを取る機会が著しく失われて、
結果として外に出るのが怖くなってしまう。
人とうまく話せない、働こうにも面接が怖い、
そうなって働きにも出れない。
ネットでばかり情報を集めるため、生きた世界の情報を知らないばかりか、
ネット上の悪い話、ネガティヴな話ばかりを信じてしまう。
それが悪いということよりも、
引きこもりから抜け出せない大きな原因になってしまう。
ネットのほうが人と話さなくていいですから。
今回の犯人が必ずしもここで書いた引きこもり・ニート像の人間ではないかもしれませんが、
親を殺して火をつけてしまう、という行為から考えても、
もう相当なところまで本人も追い込まれていたのがわかります。
ですから精神鑑定になってしまってますが。
もちろん親の育て方が悪かったのでしょう。
でもネットを切った親の選択、これは決して間違いではありません。
それを親も最終手段だと、自分のためを思ってだと、理解できなかった息子が悪い。
30の男が…なんて思う人もいるかもしれませんが、この犯人は精神的には子供です。
成長が止まってしまうこと、
これが人間にとって一番不幸なことだと思います。
引きこもりやニートは高年齢化が進んでいるようです。
でも年齢は問題じゃない。
要は、どこまで親が本気になれるか、そして本人を本気にさせてやれるか。
社会が、地域が、行政が、なんてよく言われますが、
そんなんアテになるわけがない。他人に本気になれる人はそういない。
最後は親です。
親がいるから、引きこもりもニートもできるんですよ。
左側のメニューを少し入れ替えたりして。
さて、是非書こうと思っていた、
愛知県で起きた引きこもり息子が親を殺して放火した、という事件について。
ネットでの買い物で借金が増え、ついに家族がネットを止めたことにキレての犯行だった、
ということですが、
さらに驚きだったのが、そのニートというか息子は、
親の金まで管理していたということ。
さらに家族はトラブルを避けるため、昼は出かけて夜だけ家に戻っていた、という。
ひどい息子だ、どういう親なんだ、というのが一般的な感想だと思うんですが、
これ、息子にとっては切り札というか、必殺技というか、
それを持ってるんですよ。
何かというと、
「俺がこうなったのはおまえのせいだ」
これなんです。
これを言われると、だいたいの親は黙ってしまう。
なぜなら親自身にも後ろめたい部分があるし、
確かにこうなったのは自分たちの育て方が悪かったから、なんです。
確証はありませんが、たぶん言ってるでしょう。
そして、なぜかこのタイプの人間は火をつけようとします。
まあそれはいいのですが、もはや自分がどうにもならないことがわかっているから、
もう破滅するしかないと思っているのでしょうね。
私はニートや引きこもりが持つ最大の問題点は、
何よりも、一度はまると抜け出せない、ということろにあると思います。
そしてそれをいつしか正当化してしまい、
「自分は間違っていない」「こうなったのは親や世の中が悪いんだ」
という理論に走ってしまう。
さらに、人とコミュニケーションを取る機会が著しく失われて、
結果として外に出るのが怖くなってしまう。
人とうまく話せない、働こうにも面接が怖い、
そうなって働きにも出れない。
ネットでばかり情報を集めるため、生きた世界の情報を知らないばかりか、
ネット上の悪い話、ネガティヴな話ばかりを信じてしまう。
それが悪いということよりも、
引きこもりから抜け出せない大きな原因になってしまう。
ネットのほうが人と話さなくていいですから。
今回の犯人が必ずしもここで書いた引きこもり・ニート像の人間ではないかもしれませんが、
親を殺して火をつけてしまう、という行為から考えても、
もう相当なところまで本人も追い込まれていたのがわかります。
ですから精神鑑定になってしまってますが。
もちろん親の育て方が悪かったのでしょう。
でもネットを切った親の選択、これは決して間違いではありません。
それを親も最終手段だと、自分のためを思ってだと、理解できなかった息子が悪い。
30の男が…なんて思う人もいるかもしれませんが、この犯人は精神的には子供です。
成長が止まってしまうこと、
これが人間にとって一番不幸なことだと思います。
引きこもりやニートは高年齢化が進んでいるようです。
でも年齢は問題じゃない。
要は、どこまで親が本気になれるか、そして本人を本気にさせてやれるか。
社会が、地域が、行政が、なんてよく言われますが、
そんなんアテになるわけがない。他人に本気になれる人はそういない。
最後は親です。
親がいるから、引きこもりもニートもできるんですよ。