NOAH「グローバル・リーグ戦」後半戦展望。武道館への道は険しい！！

負けた日は、基本書かない（笑）。

プロレスリング・NOAHのシングルリーグ戦、「グローバル・リーグ戦」が折り返し点を過ぎました。
ここまで各選手が1～4試合を消化。ちょっとバラつきはあるけど…
早くも脱落した選手、無敗の選手はいますが、全勝はもういません。
それだけ激戦、ということなのでしょう。
リーグ戦星取表はこちら→http://www.noah.co.jp/league100328.php（NOAH公式）


まずAブロック。
健介が3試合終えて2勝1分で失点1。事実上のトップか。
秋山、杉浦も3試合終えたが両者失点2。
で、何と言っても健介は秋山・杉浦戦を終えており、後は力皇とバイソンという状況。
ここで4点取れば9点となり単独通過決定、3点でも他の選手と同点首位にはなれる。
実力的に考えれば、Aブロック通過に最も近い。

秋山は目の負傷もあるが、今は声援という追い風が彼に吹いている。
冷徹、というスタイルを看板にしてきた男が、泥くさく這い回って戦う姿が共感を呼ぶ。
変な言い方だが、人間味を出せるようになってきた。
あとは仙台で力皇、武道館で杉浦。力皇に勝って6点とした上で武道館に行きたいところ。健介が全勝すればダメだが…
杉浦も同じ。札幌でバイソンに勝てるかどうかがかなりポイント。
現GHC王者だけに負けは全試合許されないが、連勝でも8点。これも健介次第の面はある。

リキはタッグを手放した上にここまで1分2敗。健介戦が武道館であるのでそこに望みをつなぎたいが、バイソン、秋山と連戦。
シングルのほうがはるかに魅力を出せるレスラーではあるが…3連勝しか道はない。
バイソンはまだ1試合だけの消化だが、その分？22日～28日の一週間で4試合という地獄。
タッグを取って波に乗ってるとはいえ…
しかし、健介、杉浦あたりを負かしてリーグ戦を混乱させ、自分が一気に行く、ということもできる。
佐野はあっさり脱落だが、杉浦、秋山、健介相手ではいたし方あるまい。

1位通過は期待を込めて秋山。


Bブロックは、
初戦の横浜で高山を破った丸藤がその後3連敗。
最後森嶋に勝っても4点止まりで事実上終戦。武道館のカードのほうが気になる。
まあ、IWGPジュニア王者という点もアレだったかも…まさかNOAHのヘビーが負けるわけにはいかないでしょ。

こちらは彰俊、ヨネが3試合消化で、それぞれ2勝1敗4点と1勝1敗1分3点。
この2人は28日青森で直接対決がある。
ヨネは正直どうでもいいが、高山と彰俊から3点以上取れないと厳しい。つまりもう負けられない。
彰俊はヨネ、そして武道館で川田。川田戦には1位通過の望みをかけて臨みたい。
特にスタイルが似ているわけではないが蹴りを多用する川田戦は注目。

川田、高山は2試合消化でそれぞれ1勝1分3点、1勝1敗2点。
この2人は24日札幌で直接対決。これと、お互いに残している森嶋戦、それがポイント。
そのためにも特に高山は明日のヨネ戦は取りこぼし厳禁。
川田は森嶋にまた勝てるか。リベンジを窺う森嶋戦を乗り切れば、優勝戦まで見えてきそう。

さて、その森嶋がやはりBブロックの鍵。ここまで1勝1敗2点。
なんと言っても残り3つが札幌で川田、仙台で丸藤、武道館で高山。
この試合の組み方からいっても森嶋への期待と高いハードルをNOAHが用意しているのがわかる。
この3つで4点、いや5点は必要……
でも、森嶋に期待するのはそんな点数計算なんかじゃない。全試合暴れまくれ！それだけですよ。
っていうかリミッター外してやればこの男が優勝するのは間違いない。
3人ともそれをさせてくれる男たちであるはず。これがヘビーだ！という試合を魅せてほしい。

とはいえ、こちらの1位通過は期待を込めて川田。
うん、川田への期待、それもあるけど、武道館メインで「秋山－川田」が見たい！そこへの期待。
秋山が今日あるのは川田がいたから。
若手の頃は目を背けたくなるような厳しい攻めを川田から受け、
恩返しとばかりに世界タッグ初戴冠は川田からのピンフォール。
4天王時代を5強時代に変えた秋山は、川田なくしては語れないもの。

その5強がバリバリの状態で向き合える、残された数少ないチャンスがこの優勝戦。
さあ、どうなるか。勿論他の選手にも奮闘してほしい。
誰が残っても、5・2武道館は炎上確実！！