もう1週間近く経ちますが、ノア横浜文体の観戦記を簡単に。
書く気はあまりなかったのですが、やはり記録としては残しておきたいので。
まず当日の観客動員は凄く良かったですね。いわゆる3階席(入り口側の2階席のさらに上)まで入っており、
悪い時は2階席すら半分も入らないノアの大会であそこまで入るとは。
自分が横浜文体で観て来た中でも1、2位を争うぐらいの入りでした。アリーナも明らかに椅子の設定が多かった。
新日本・鈴木軍効果なのでしょうね。有明でベルトを全て奪われた。しかしそれは逆にファンの興味を引いていることでもあります。
もちろん鈴木軍、新日本のファンも少なからずいましたが、NOAHファンも多かった印象です。
でもこの「鈴木軍がいるので客が増えている」という事実?が重くのしかかります。
いないほうがいい。でも客はNOAHだけでは集まらない。苦しいところです。ファンが考えるべきところではないのかもしれませんけどね。
あと個人的に驚いたのは、Twitterでかなり呟きながら観戦しましたが、それへの反応がすごく多かったこと。フォローしてくださる方も増えました。
やはり注目の大会だったのでしょう。
大会は進行もよく、9試合に森嶋の引退挨拶まで込みでも4時間かからない大会になりましたね。
それでいて大事なカードは時間がかけられ、試合内容については、いいものもありました。
ただ、内容は良くても既に当日夜書いたように結果は私には絶望するものでした。喜んだ人もいるでしょうけどね。
特に全部奪還は無理としても、一部防衛、一部取り返して鈴木軍参戦継続、と考えていた私のような人にとってはあっさり期待を裏切られました。
これは当面ビッグマッチがないことを考えればじっくりと見ていくしかないようです。
結果にあるいは内容に絶望し、もうNOAHは見ないと思った人もいたでしょう。
でも私は当日twitterでも書いたとおり、鈴木軍から全部取り返すまで全部見てやる、絶対見てやる。そう思いました。
丸藤が負けた後、むしろ何か燃えるものがありました。見終わった後、3月の有明コロシアムとはそこが違いました。
先は7月に後楽園で15周年記念大会第一弾、9月に大阪府立第一でもビッグマッチはありますが、
長ければ年末の有コロ?(あるのか?)まで引っ張るかもしれませんね。それだけ長期戦の覚悟をしないといけないと思います。
もっとも、6月のツアー各地で予定されているタイトルマッチで奪還できればいいのですが。
6・19後楽園ではヒーロー&カバナがGHCタッグに挑戦。これは必見です。獲ったら後楽園吹き飛ぶだろうなあ・・・
試合を簡単に振り返ります。
第一試合は玄藩&熊野vsクレイジー&ギャンブル。
熊野の気迫が試合開始から素晴らしく、クレイジーとギャンブルの猛攻を浴びてもそれが衰えることはありませんでした。
そして気がつけば玄藩は試合の権利が一度もなく、最後はリングに飛び込んできて昇龍玄藩一閃。そこから熊野ジャックナイフ。
熊野の初勝利・自分が試合を決めての勝利はこのような形でしたが、それまでの熊野が非常によかったので、
私は決して玄藩のチカラだけで勝ったのではないと思います。価値がある勝利です。
次はシングルで勝てばいい。5・21のSEMでは新人・友寄志郎がプレデビュー、30日ディファでは本デビューを迎えます。
それを前にして熊野がまた1つ成長しました。何度も初勝利の喜びを爆発させていた熊野、次は地元広島でのGHCジュニアタッグ挑戦です。
第2試合は彰俊&キャプテンvs拳王&北宮。
竹刀を巡る拳王とキャプテンの攻防、そしてマイクが面白かったです。内容的にはいまひとつ。北宮はどうにも弾けない。
拳王(&大原)の人気はすごいので、もっとそれを活かしてほしいですね。彰俊が北宮をスイクルデス。
第3試合は序盤のメインと呼んでいい原田vs大原。
これは期待に違わぬ素晴らしい試合でした。大原の腰攻めがムイビエンへの伏線としてとても有効で、これでムイビエンいったら、
と思ってましたが、原田は大原のシングル勝利に賭ける熱さを受け止めた上で終盤は圧倒しました。
特にカウンターで決まったダブルニー、あれは場内どよめきました。そこからは原田のフルコース。ニーアッパーからの片山ジャーマン。
原田のある意味冷酷な強さが目立った試合でしたが、大原の執念も凄まじいものがありました。こういう試合を見たいですね。
↓開始直後、場内の大原コールに反応していた原田。
敗れた大原。しばらく立てませんでした。
第4試合はヨネ&勝彦&石森vsマイキー&シェイン&ストーム。
NOAH中盤の6人タッグの面白さを存分に味わいました。石森も躍動していたし、ヨネとストームのマッチアップはなかなかの迫力。最後はヨネが勝利。
TMDKと勝彦はこんなところで使うな。鈴木軍登場の余波をモロに受けています。勿体無い。NOAH離れられたらどうするの。
精一杯の試合を見せてくれているのがとてもありがたい。シェインの昇龍拳が実にいいタイミングで決まったのが印象的。
勝彦。
第5試合はGHCジュニアタッグ。TAKA&デスペvs小川&ザック。
小川とザックの腕攻めがとにかく良かったです。ええ、もうそれだけで十分ですね。普通にやったらどっちが強いかは一目瞭然。
しかしそれだけでは終わらないのがプロレス。TAKAが最後腕を痛めて動けないと装い、チェックするレフェリーと小川がやり合うところへ、
TAKAのキック一発。さらにみちのくドライバー2。そしてデスペが降ってきて終了。あっさり3カウントが入りました。
面白かったですよ。結果以外は。小川も結果には納得していないでしょう。ただTAKAはやっぱり面白い。いい選手です。
でもこの最初のタイトルマッチ、NOAH側が負けたことで「またか・・・」の雰囲気発生。
第6試合、GHCジュニアはタイチvs小峠。内容に期待していましたがそれは十分に満たされました。
定番と言える序盤のタイチのらりくらりから、小峠が場外戦などでペースを奪い、そこからはお互いの技量が存分に発揮されます。
特にキルスイッチをどどんで切り返す攻防はこの2人の進化を感じるものでした。タイチは実にうまい選手です。
お互いに外道クラッチを出して3カウントを迫り、共に得意とするトラースキックなど蹴り技も随所でスパイスに使われました。
終盤はレフェリーが巻き込まれ、長々と蘇生しない。小峠のフォールをカウントできず、さらに小峠のベルト殴打をチェックして流れを止め、
その隙にタイチは底が抜ける椅子攻撃からブラックメフィストで防衛。さらに雰囲気は暗くなります。
何に腹が立ったかって、レフェリー山本に腹が立ちました。変な言い方ですが、やるならもっとうまくやれと。
結果も腹立ちましたが、レフェリーがあまりにひどかったですね。会場で文句言おうと思ったくらいです。
でもこの2人のシングルはまた見たい。終了後は原田登場、ジャーマンでタイチに宣戦布告。
原田。「俺が取り返す!」と宣言。大原戦を見る限り、普通にやれば原田が絶対上。でもタイチのプロレスは嫌いじゃない。プロレスは。
その後、森嶋の引退報告マイク。もう少しまともな格好で来いよと。客に失礼だ。
最後のフルメンバーでの超危暴劇場。大阪でセレモニーやるとか。そうですか。
私は冷めた目で見ていました。これ以上森嶋については語ることはありません。何も言いたくありません。
第7試合はマイバッハ&Xvs飯塚&ベンジャミン。
Xは前日ぐらいの東スポで永田だとあっさりわかった上に、入場テーマもいきなり永田のが流れてきて(笑)青いサスマタ持って登場。
試合はまあ、それなりに面白く。永田が元気でした。鈴木軍に負け続ける中で一服の清涼剤になりましたね。
その反面、この試合セミ前なのにリングには新日本勢が3人。そこは複雑な気持ちになりました。
最後は初公開か?雪崩式マイバッハボムで飯塚に勝利。永田の存在感が凄かったですが、マイバッハも奮闘。
飯塚は相当ダメージがあったのか?メイン後鈴木軍劇場の中でひとり、飯塚がいませんでした。
↓青いマイバッハマスクを被って登場も、途中であっさり脱いでました。最後にまたかぶってたけど。
勝って喜ぶ2人。さすまた絡ませてました。ダンスはありません。次はいつ来てくれるかなあ・・・
セミはGHCタッグ。最も試合内容がひどく、期待を裏切られたのがこれ。
[KES]アーチャー&スミスvs[弾丸ヤンキース]杉浦&田中。5・4グローバル・タッグリーグの再戦でしたが。
ずいぶん展開が早いなあと思ってましたけどね、結局レフェリーが倒れ、ベンジャミンが乱入し、ペイダートが決まり、
キラーボムが決まったところでレフェリーが見事に復活。何だよこれ。5・4を見た客の期待を裏切った罪はあまりに重い。
つうかレフェリー失神が多すぎる。まずそれを無くせ。何よりもそれ。
こんな試合、両者とも納得してないでしょう。再戦してほしい。
メインはGHCヘビー、鈴木みのるvs丸藤正道。有明コロシアムのリターンマッチでした。
開始前に鈴木軍のセコンドを下げるのに立会人の小橋がマイク。客待たせすぎ。長々とつまらん芝居見せないでほしい。
まあ小橋に出番を与えたんでしょうけどね。そういうのいらないから。かくしてメインは両軍セコンド無しの1対1の勝負に。
試合は面白かったです。ええ、とにかく面白かった。初めてこの2人のシングルを日本武道館で見た時も最高に面白かったけど、
この日も存分に楽しみました。みのるの腕攻めが最後まで理詰めで展開され、丸藤はチョップと蹴りで対抗します。
どこを取ってもスリリング。丸藤が勝つのでは、いやみのるだ、いや丸藤いくぞ、そう思わせる展開が続きました。
丸藤のトラースキックもバシバシ決まり、打撃では決してみのるに負けていませんでした。
しかしよく考えると丸藤は不知火を決められず虎王にこだわり過ぎたか。それが最後の最後で隙を生みました。
みのるは虎王を防ぐとスリーパー、そして有コロでは見せなかった逆落とし!この瞬間、勝負あったと思いました。
最後は溜めに溜めてからのゴッチ式パイルドライバー。またしてもNOAHがタイトル戦全敗となりました。
しかし面白かった。両者のいいところが存分に出た試合でした。
ただ、丸藤がNOAHとNOAHファンの期待という重い物を背負って、さらに大同団結して負けは許されないリターンマッチに出陣したのに対し、
みのるは己の強さのみを遺憾なく発揮しようとシンプルに選手権に臨んだ、そこの差かもしれません。
当分このカードは見られないでしょうが、また見せて欲しいと強く願います。今年上半期のNOAHベストバウト、かも。
写真はこれだけ。終了後の云々は撮っていません。マイバッハ登場で挑戦アピールしました。
以上です。
結果は辛く、しんどいものになりました。本当に辛い日でした。
でも、ここで見るのをやめて何になる。鈴木軍が一敗地にまみれるのを絶対に見てやる、そうも思いました。
丸藤の超×10現実路線です。ハッキリ書きますが団体の存続を第一にした路線です。詳細は書きませんが。
それがいいはずはありません。ただ、NOAHの現状からすればこれしかありません。
また鈴木軍もここを主戦場にする以外ないのでしょう。新日本にも全く上がっていません。6・9鈴木軍興行もNOAH選手結構出ます。
ただせめて試合内容で良いものを見せてくれよ、と。
有コロはそれがほぼダメだったのに比べ、この日はその点は結構満足できました。セミ以外。
でもやっぱり辛い。どこで取り返すか。誰が取り返すか。注目です。
ベルト奪還への戦いはもう今日ですね、17日埼玉・川口から始まります。
書く気はあまりなかったのですが、やはり記録としては残しておきたいので。
まず当日の観客動員は凄く良かったですね。いわゆる3階席(入り口側の2階席のさらに上)まで入っており、
悪い時は2階席すら半分も入らないノアの大会であそこまで入るとは。
自分が横浜文体で観て来た中でも1、2位を争うぐらいの入りでした。アリーナも明らかに椅子の設定が多かった。
新日本・鈴木軍効果なのでしょうね。有明でベルトを全て奪われた。しかしそれは逆にファンの興味を引いていることでもあります。
もちろん鈴木軍、新日本のファンも少なからずいましたが、NOAHファンも多かった印象です。
でもこの「鈴木軍がいるので客が増えている」という事実?が重くのしかかります。
いないほうがいい。でも客はNOAHだけでは集まらない。苦しいところです。ファンが考えるべきところではないのかもしれませんけどね。
あと個人的に驚いたのは、Twitterでかなり呟きながら観戦しましたが、それへの反応がすごく多かったこと。フォローしてくださる方も増えました。
やはり注目の大会だったのでしょう。
大会は進行もよく、9試合に森嶋の引退挨拶まで込みでも4時間かからない大会になりましたね。
それでいて大事なカードは時間がかけられ、試合内容については、いいものもありました。
ただ、内容は良くても既に当日夜書いたように結果は私には絶望するものでした。喜んだ人もいるでしょうけどね。
特に全部奪還は無理としても、一部防衛、一部取り返して鈴木軍参戦継続、と考えていた私のような人にとってはあっさり期待を裏切られました。
これは当面ビッグマッチがないことを考えればじっくりと見ていくしかないようです。
結果にあるいは内容に絶望し、もうNOAHは見ないと思った人もいたでしょう。
でも私は当日twitterでも書いたとおり、鈴木軍から全部取り返すまで全部見てやる、絶対見てやる。そう思いました。
丸藤が負けた後、むしろ何か燃えるものがありました。見終わった後、3月の有明コロシアムとはそこが違いました。
先は7月に後楽園で15周年記念大会第一弾、9月に大阪府立第一でもビッグマッチはありますが、
長ければ年末の有コロ?(あるのか?)まで引っ張るかもしれませんね。それだけ長期戦の覚悟をしないといけないと思います。
もっとも、6月のツアー各地で予定されているタイトルマッチで奪還できればいいのですが。
6・19後楽園ではヒーロー&カバナがGHCタッグに挑戦。これは必見です。獲ったら後楽園吹き飛ぶだろうなあ・・・
試合を簡単に振り返ります。
第一試合は玄藩&熊野vsクレイジー&ギャンブル。
熊野の気迫が試合開始から素晴らしく、クレイジーとギャンブルの猛攻を浴びてもそれが衰えることはありませんでした。
そして気がつけば玄藩は試合の権利が一度もなく、最後はリングに飛び込んできて昇龍玄藩一閃。そこから熊野ジャックナイフ。
熊野の初勝利・自分が試合を決めての勝利はこのような形でしたが、それまでの熊野が非常によかったので、
私は決して玄藩のチカラだけで勝ったのではないと思います。価値がある勝利です。
次はシングルで勝てばいい。5・21のSEMでは新人・友寄志郎がプレデビュー、30日ディファでは本デビューを迎えます。
それを前にして熊野がまた1つ成長しました。何度も初勝利の喜びを爆発させていた熊野、次は地元広島でのGHCジュニアタッグ挑戦です。
第2試合は彰俊&キャプテンvs拳王&北宮。
竹刀を巡る拳王とキャプテンの攻防、そしてマイクが面白かったです。内容的にはいまひとつ。北宮はどうにも弾けない。
拳王(&大原)の人気はすごいので、もっとそれを活かしてほしいですね。彰俊が北宮をスイクルデス。
第3試合は序盤のメインと呼んでいい原田vs大原。
これは期待に違わぬ素晴らしい試合でした。大原の腰攻めがムイビエンへの伏線としてとても有効で、これでムイビエンいったら、
と思ってましたが、原田は大原のシングル勝利に賭ける熱さを受け止めた上で終盤は圧倒しました。
特にカウンターで決まったダブルニー、あれは場内どよめきました。そこからは原田のフルコース。ニーアッパーからの片山ジャーマン。
原田のある意味冷酷な強さが目立った試合でしたが、大原の執念も凄まじいものがありました。こういう試合を見たいですね。
↓開始直後、場内の大原コールに反応していた原田。
敗れた大原。しばらく立てませんでした。
第4試合はヨネ&勝彦&石森vsマイキー&シェイン&ストーム。
NOAH中盤の6人タッグの面白さを存分に味わいました。石森も躍動していたし、ヨネとストームのマッチアップはなかなかの迫力。最後はヨネが勝利。
TMDKと勝彦はこんなところで使うな。鈴木軍登場の余波をモロに受けています。勿体無い。NOAH離れられたらどうするの。
精一杯の試合を見せてくれているのがとてもありがたい。シェインの昇龍拳が実にいいタイミングで決まったのが印象的。
勝彦。
第5試合はGHCジュニアタッグ。TAKA&デスペvs小川&ザック。
小川とザックの腕攻めがとにかく良かったです。ええ、もうそれだけで十分ですね。普通にやったらどっちが強いかは一目瞭然。
しかしそれだけでは終わらないのがプロレス。TAKAが最後腕を痛めて動けないと装い、チェックするレフェリーと小川がやり合うところへ、
TAKAのキック一発。さらにみちのくドライバー2。そしてデスペが降ってきて終了。あっさり3カウントが入りました。
面白かったですよ。結果以外は。小川も結果には納得していないでしょう。ただTAKAはやっぱり面白い。いい選手です。
でもこの最初のタイトルマッチ、NOAH側が負けたことで「またか・・・」の雰囲気発生。
第6試合、GHCジュニアはタイチvs小峠。内容に期待していましたがそれは十分に満たされました。
定番と言える序盤のタイチのらりくらりから、小峠が場外戦などでペースを奪い、そこからはお互いの技量が存分に発揮されます。
特にキルスイッチをどどんで切り返す攻防はこの2人の進化を感じるものでした。タイチは実にうまい選手です。
お互いに外道クラッチを出して3カウントを迫り、共に得意とするトラースキックなど蹴り技も随所でスパイスに使われました。
終盤はレフェリーが巻き込まれ、長々と蘇生しない。小峠のフォールをカウントできず、さらに小峠のベルト殴打をチェックして流れを止め、
その隙にタイチは底が抜ける椅子攻撃からブラックメフィストで防衛。さらに雰囲気は暗くなります。
何に腹が立ったかって、レフェリー山本に腹が立ちました。変な言い方ですが、やるならもっとうまくやれと。
結果も腹立ちましたが、レフェリーがあまりにひどかったですね。会場で文句言おうと思ったくらいです。
でもこの2人のシングルはまた見たい。終了後は原田登場、ジャーマンでタイチに宣戦布告。
原田。「俺が取り返す!」と宣言。大原戦を見る限り、普通にやれば原田が絶対上。でもタイチのプロレスは嫌いじゃない。プロレスは。
その後、森嶋の引退報告マイク。もう少しまともな格好で来いよと。客に失礼だ。
最後のフルメンバーでの超危暴劇場。大阪でセレモニーやるとか。そうですか。
私は冷めた目で見ていました。これ以上森嶋については語ることはありません。何も言いたくありません。
第7試合はマイバッハ&Xvs飯塚&ベンジャミン。
Xは前日ぐらいの東スポで永田だとあっさりわかった上に、入場テーマもいきなり永田のが流れてきて(笑)青いサスマタ持って登場。
試合はまあ、それなりに面白く。永田が元気でした。鈴木軍に負け続ける中で一服の清涼剤になりましたね。
その反面、この試合セミ前なのにリングには新日本勢が3人。そこは複雑な気持ちになりました。
最後は初公開か?雪崩式マイバッハボムで飯塚に勝利。永田の存在感が凄かったですが、マイバッハも奮闘。
飯塚は相当ダメージがあったのか?メイン後鈴木軍劇場の中でひとり、飯塚がいませんでした。
↓青いマイバッハマスクを被って登場も、途中であっさり脱いでました。最後にまたかぶってたけど。
勝って喜ぶ2人。さすまた絡ませてました。ダンスはありません。次はいつ来てくれるかなあ・・・
セミはGHCタッグ。最も試合内容がひどく、期待を裏切られたのがこれ。
[KES]アーチャー&スミスvs[弾丸ヤンキース]杉浦&田中。5・4グローバル・タッグリーグの再戦でしたが。
ずいぶん展開が早いなあと思ってましたけどね、結局レフェリーが倒れ、ベンジャミンが乱入し、ペイダートが決まり、
キラーボムが決まったところでレフェリーが見事に復活。何だよこれ。5・4を見た客の期待を裏切った罪はあまりに重い。
つうかレフェリー失神が多すぎる。まずそれを無くせ。何よりもそれ。
こんな試合、両者とも納得してないでしょう。再戦してほしい。
メインはGHCヘビー、鈴木みのるvs丸藤正道。有明コロシアムのリターンマッチでした。
開始前に鈴木軍のセコンドを下げるのに立会人の小橋がマイク。客待たせすぎ。長々とつまらん芝居見せないでほしい。
まあ小橋に出番を与えたんでしょうけどね。そういうのいらないから。かくしてメインは両軍セコンド無しの1対1の勝負に。
試合は面白かったです。ええ、とにかく面白かった。初めてこの2人のシングルを日本武道館で見た時も最高に面白かったけど、
この日も存分に楽しみました。みのるの腕攻めが最後まで理詰めで展開され、丸藤はチョップと蹴りで対抗します。
どこを取ってもスリリング。丸藤が勝つのでは、いやみのるだ、いや丸藤いくぞ、そう思わせる展開が続きました。
丸藤のトラースキックもバシバシ決まり、打撃では決してみのるに負けていませんでした。
しかしよく考えると丸藤は不知火を決められず虎王にこだわり過ぎたか。それが最後の最後で隙を生みました。
みのるは虎王を防ぐとスリーパー、そして有コロでは見せなかった逆落とし!この瞬間、勝負あったと思いました。
最後は溜めに溜めてからのゴッチ式パイルドライバー。またしてもNOAHがタイトル戦全敗となりました。
しかし面白かった。両者のいいところが存分に出た試合でした。
ただ、丸藤がNOAHとNOAHファンの期待という重い物を背負って、さらに大同団結して負けは許されないリターンマッチに出陣したのに対し、
みのるは己の強さのみを遺憾なく発揮しようとシンプルに選手権に臨んだ、そこの差かもしれません。
当分このカードは見られないでしょうが、また見せて欲しいと強く願います。今年上半期のNOAHベストバウト、かも。
写真はこれだけ。終了後の云々は撮っていません。マイバッハ登場で挑戦アピールしました。
以上です。
結果は辛く、しんどいものになりました。本当に辛い日でした。
でも、ここで見るのをやめて何になる。鈴木軍が一敗地にまみれるのを絶対に見てやる、そうも思いました。
丸藤の超×10現実路線です。ハッキリ書きますが団体の存続を第一にした路線です。詳細は書きませんが。
それがいいはずはありません。ただ、NOAHの現状からすればこれしかありません。
また鈴木軍もここを主戦場にする以外ないのでしょう。新日本にも全く上がっていません。6・9鈴木軍興行もNOAH選手結構出ます。
ただせめて試合内容で良いものを見せてくれよ、と。
有コロはそれがほぼダメだったのに比べ、この日はその点は結構満足できました。セミ以外。
でもやっぱり辛い。どこで取り返すか。誰が取り返すか。注目です。
ベルト奪還への戦いはもう今日ですね、17日埼玉・川口から始まります。