デラシネ(deracine)

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タイガース、今季最終戦を勝利!金本引退試合に花添える。

2012-10-09 22:25:32 | 阪神Tigers
まず、タイガースの今シーズン最終戦、勝利で終わりました。
DeNAに3-0。天敵・三浦を打ちまして、55勝。75敗14引き分け。
5位、借金20で2012年のシーズンが終わりました。

今日は奪三振王のために1イニングだけ登板の能見が見事2つ奪って杉内と並び、
低迷のチームにあって唯一のタイトル奪取となりました。

その後2回からはメッセンジャーが登板し、2安打に抑える快投。10勝目。
メッセは打っても2点タイムリー。来年もよろしく頼みます。
6回には金本・新井兄・新井弟の義兄弟&兄弟が3連打、金本本塁憤死もあれど1点。
いい試合でしたが、
また、上本と大和が2人合わせて8打席で5つのフライアウト。
アウトになっていいからゴロを打てゴロを。

来年タイガースが復活していくには、若手の底上げが必要。
生え抜きの若手はかわいいから、ファンは皆応援します。使えと言います。
しかし、正直まともな戦力になる若手がいないのが今のタイガース。
使い続けた上本大和コンビも目立った成績ではありませんでした。

過ぎたことはもういいですが、
秋と冬と春と鍛えて、イキのいい若手が出て、活躍することを期待します。



さて、今日は金本の引退試合でもありました。
4番レフトで先発出場、4打席立ち1安打、盗塁も決め、守備も最後のフライをキャッチするなどこなし、
その雄姿をファンに大いに見せて、引退しました。
長い長い挨拶の中で、最初に両親に感謝、最後にファンと、野球の神様に感謝して、
別れを告げました。背番号6、6回の胴上げがありました。

金本の功績は今さら語る必要はないでしょう。
タイガースを変えてくれた人たちは大勢いますが、金本が筆頭にきます。
反面、あまりのビッグネームに、いろんな記録の影響もあり、
おそらくは首脳陣も使いにくかった選手であったのも確か。
ですから、辞める選手には失礼ですが、「功罪」もあった選手です。

しかし、野球に真剣に取り組む姿勢は評価されるべきで、
金本が必死にやってきたことは誰も否定できません。
その姿を、タイガース、のみならず野球に関わる全ての人が見習って、
立派な選手となることを期待します。

優勝は2度しましたが、今季で7年、優勝を逃しています。
日本一にはなっていません。金本も悔いが残るでしょうが、ファンもそうです。
その悔いは絶対来年から10連覇くらいで晴らしてほしいものです。

アニキ金本、本当に、お疲れ様でした。ありがとうございました。


最後に、虎ブロガーの皆さん、今年もTBありがとうございました。
TBする人数も10人程度に減ってきましたが、来年も続けられるだけ続けたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。TB機能自体どうなるかわからないけど…


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2003年の日本シリーズ。10月23日の第4戦。
試合中、自分は出張先の福岡からの機上の人。
試合の様子が気になり、座席のラジオで実況を聴くも音声が悪い。

リードしていたのが逆転されたが、それを追い付いた…のか?
飛行機はどうやらその辺り8回ぐらいで羽田空港に着陸。
もう終盤。どうなってるんだと、もし負ければ王手食らうぞと急いで到着ロビーを出る。

しかし当時ワンセグなんてない。ケータイでの情報も限られている。
家に帰ってたらその間に試合は終わる。

そんな時、羽田空港のロビーで、中継のテレビを発見。試合は5-5。
間に合った。延長に突入。しかし時間はもう遅い。
出張帰りもその日は木曜、翌日も仕事。テレビを見ているのは数人だけ。

でも、このまま帰れない。結末を見てから帰りたい。
22時もとっくに過ぎた10回裏。
そこでなんと金本のサヨナラホームランが飛び出した!

よかった。タイガースが勝ってよかった。
最後まで見ててよかった。その頑張りに金本が応えてくれた、そんな気がした。
羽田空港で手を叩き、勝利に酔い、帰路につきました。


金本といえば、いろんな名シーンを生んできましたが、
自分の中ではそれが一番の思い出になっています。
2000本安打を横浜で生で見たこともありましたけどね。2008年4月12日の日記

でもあの羽田空港での夜は、生涯忘れられません。


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