デラシネ(deracine)

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日米野球。

2006-10-31 22:43:16 | weblog
スポーツから政治・経済・芸能、いろいろ書きたいことが多すぎて困ってます。
ただ今日はちょっと簡単に。
日米野球の問題です。問題、というのはファン投票や監督推薦で選ばれたのに辞退する人が後を断たないことです。
とにかく日本を代表するような選手が次々辞退していきます。我がタイガースでは藤川がファン投票での選出でしたが辞退しました。
これは非常に残念なことです。というか、辞退する選手側にもそれなりに言い分があって辞退するんでしょうから、仕方ない部分はありますが、要は日米野球というものの意味合いが薄れてきている、権威がなくなってきているのだと思います。
辞退した選手はそれまでのシーズンを(多少故障は抱えながらも)戦ってきた人たちです。最初っからケガ人を狙って選んでいたわけではありません。でも、辞退する選手はつまり、「シーズンは戦った。ケガを押しても戦った。でも日米野球はケガを治したいから出ない。」と言いたいわけです。ハッキリいってしまうと、日米野球には「出たくない」んだな、ということでしょう。シーズンはちゃんと試合していたんですから。それから1ヶ月足らずで行われる試合には出られないハズがありません。ですから出たくないわけです。
わがままな選手が増えたもんだな、と思う反面、日米野球は特に出る価値のあるものではなくなってきてるのかもしれません。アメリカがどういう選手を送り込むのかわかりませんが、選手からすれば出たからといって何か名誉になる、あるいは勉強になるそういう場だとはならなくなってきたのでしょう。もはや日米野球は強いアメリカに日本が挑戦するような図式でもなくなりました。シーズン後ですからどれだけ真剣勝負になるかも疑問です。そろそろ見直しの時期なのかもしれません。