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サイケおやじの生活と音楽

ソウルフル&マイルド、そしてディスコ歌謡

2024-10-11 18:10:12 | 歌謡曲

マイルド・コネクション / 宮本典子 (Casablanca / ポリスター)

都会派ソウル&ディスコ歌謡を演じさせては正に天下一品の宮本典子ではありますが、何故か……、昭和56(1981)年に出したLP「ニュー・ロマンス」では、まあ……、時代の要請ってやつもあったんでしょうか、テクノ色も入ったデジタルシンセポップに傾いたサウンドとプラスティックファンクな楽曲がメインとなったプロデュースが個人的にはイマイチの印象だったんもんですから、次作レコーディングから先行発売されたと思しき本日掲載のシングル盤A面曲「マイルド・コネクション」が耳に入って来た瞬間、これはっ!

―― 全く自分が待ち望んでいた宮本典子だと、歓喜悶絶でありましたっ!

とにかく、それは作詞:山川啓介&作曲:網倉一也から提供されたアップテンポのディスコ歌謡がド真ん中!

いゃ~~、どっかぁ~~ん! 

―― と炸裂するSEと16ビートのギターカッティングだけで、これは間違い無いっ!

そしてキャッチーなリフメロのホーンセクションから下世話な歌謡世界を節回す宮本典子のソウルフルボイスはフルスロットルでぶっ飛ばしですよ (^^♪

アレンジを担当したのが当時のスタジオセッションの現場では、ジャズフュージョン系のサックス奏者として売れっ子だったジェイク・コンセプションという事は、必然としてカラオケパートの演奏メンバーも同時代の我が国フュージョンシーンのミュージシャンが参集しているという推察は易いはず (^^♪

往年のスワンプソウル丸出しのジャケ写イメージもイケてますし、そこに記載されているとおり、彼女が歌った「マイルド・コネクション」が日本酒「黄桜マイルド」のCMソングに用いられていたという事情こそは、今や昔の素晴らしさでありましょう (^^♪

ということで、これも昨今流行の「シティ・ポップ」という括りで楽しまれるべき歌と演奏かもしれませんが、サイケおやじとしては、やはり「ディスコ歌謡」としてのご紹介であります。

う~ん、素敵な歌は何時までもっ!

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マンガだって、いいじゃ~ないっ!

2024-10-10 17:19:08 | 歌謡曲

マンガチックロマンス / 島田歌穂 (TRIO)

子役として芸能界に登場した島田歌穂ではありますが、やはり有名なキャリアとしてはミュージカルの舞台における活躍でしょうか。

しかし、その間には、ちゃ~んとアイドルシンガーとして歌っていた時期があり、本日ご紹介するのは、その最初のシングル盤に収録のA面曲「マンガチックロマンス」です。

ただし、巷間知られているとおり、昭和56(1981)年4月に発売された件の公式デビュー曲は全くヒットしていませんが、時を経る毎に何故かマニアックな人気を集めているらしく、実際、作詞:岡田冨美子&作編曲:大野克夫が彼女に与えたミディアムアップの疑似ブラスロック歌謡という狙いは、島田歌穂のアイドルらしからぬ安定した歌唱力によって、まさに曲タイトルどおり、「マンガチック」な面白さを楽しめてしまうと思うんですが、いかがなものでしょう (^^;

なにしろイントロからヘヴィな8ビートのドラムスと薄味にミックスされているとはいえ、なかなか重厚なブラスサウンドが用意されているんですから、ここだけでワクワクさせられるのはサイケおやじだけではありますまいっ!

蠢くベースもイイ感じ♪♪~♪

極言すればフィリーソウルとモータウンサウンドの幸せな結婚みたいな初期設定はズルいと思わせられるほどでして、しかし、それでいて明るいAメロで歌い出す島田歌穂の声質の屈託の無さは、既に述べたとおり、マンガチックじゃ~あぁ~りませんかっ!?

しかも歌詞の世界が姉さん女房的というか、所謂ダメっぽい男の面倒を見るのは私っ!

―― みたいな姉御肌アイドルソングですから、そんなところに惹かれてしまった気弱な少年も確かに存在したんじゃ~ないでしょうか (^^;

所謂逆ロリ趣味、それでいて年増好み(?)では無いという、なかなか微妙な路線には、こ~ゆ~実力派ボーカリストのアイドルが必要とされていたというよりも、だからこその楽曲設定は、内気な思春期の少年には必要だったと思うんですよ。

それを一概に「マンガチック」とされてしまうのは聊か意地悪なんでしょうが、そんな自虐も快感とは裏腹ですからねぇ~~ (^^;

ということで、楽曲としても、またサウンド作りの面白さからも、個人的には気に入っている「マンガチックロマンス」は、島田歌穂じゃ~なければ歌いこなせないでしょう。

冒頭に述べたとおり、彼女はミュージカルの舞台で大輪の花を咲かせた歌の実力があればこそ、未だ初々しい歌唱がアイドルの証明?

うむ、マニアックなファンが惹かれてしまうのも納得するばかりでございます。

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やせ我慢はツライ…

2024-10-09 18:33:24 | サイケおやじの日常

仕事でトラブってというよりも、相手方の理不尽さに…… (>_<)

役目とはいえ、今日ばかりは頭を下げる仕事に抵抗がありました……。

今夜は若い連中と憂さ晴らしさせていただきます <(_ _)>

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黒い霧の中のせつ子

2024-10-08 18:48:57 | 歌謡曲

黒い霧の街 c/w つめたい鏡 / 井手せつ子 (日本コロムビア)

掲載したのは昭和42(1967)年4月に発売された、これが井手せつ子の公式デビュー作とされるシングル盤なんですが、以前ご紹介したとおり、このジャケットスリーブには既にして「歌うミス平凡」というキャッチが入っているとおり、やはり彼女は当時の芸能誌「平凡」のミスコンみたいな企画から売り出された美人歌手だったのでしょう。

しかし、そんなウリなんか無くったって、ここに収録の両面2曲で披露される素晴らしい歌唱力こそは、井手せつ子がルッスクだけが目立つ新人歌手以上の存在感の証明なんですよっ!

それは作詞:関沢新一&作曲:山路進一が提供のA面曲「黒い霧の街」から全面開花 (^^♪

ミディアムテンポの曲調に夜の街の恋情が歌われるという、正に当時の典型的な盛り場歌謡が特徴的な彼女のシャックリ唱法をキメにして仕上げられ、しかもアレンジャーの名前は伏せられておりますが、ジャジーな4ビートのシンバルをイントロにジャズ歌謡と演歌のハイブリットなリフには村岡実の吹奏とされる尺八の響きが続く楽曲の流れを決定的にする印象ですから、井手せつ子が存分に実力を発揮出来たのも納得してシビレが収まりません (^^♪

いゃ~~、この1曲だけで、このシングル盤は名盤認定したくなるのがサイケおやじの素直な気持ちなんですが、同様に素晴らしいのが、やはり同じ制作スタッフが提供のB面曲「つめたい鏡」でして、こちらはハワイアンスチールギターをキメに用いたミディアムテンポのムード歌謡仕立てなんですが、井手せつ子の個性的な節回しが、ありがたな歌謡世界とは一線を画する出来栄えなんですねぇ~~♪

あぁ~~、毎度の事ではありますが、井手せつ子が好きでたまりません (^^♪

もう……、絶対に彼女が残してくれた音源は全て、復刻されるべきと思いますし、そ~でないのは犯罪じゃ~ないか?

―― なぁ~んてことまで思いつめてしまうほどです (^^;

ということで、本日は急に寒くなったというか、冷たい雨の中、あちらこちらと引っ張り回され、スタミナ切れ状態……。

それでも、こ~ゆ~昭和歌謡曲が聴ける現在の幸せに感謝であります <(_ _)>

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みゆき VS 祐子 = ニクイ仕上がり

2024-10-07 16:28:22 | 歌謡曲

煙草 / 古手川祐子 (CBSソニー)

掲載したのは中島みゆきが作詞作曲した「煙草」をA面に入れた古手川祐子のシングル盤なんですが、もちろん楽曲内容は中島みゆきが十八番の自虐的な失恋歌ですから、それを古手川祐子みたいな「華がある」スタア女優に歌わせてしまうという、そのプロデュースには賛否両論があったかもしれません。

なにしろ、これが発売された昭和57(1982)年と云えば、正に彼女の絶頂期であり、映画やテレビドラマばかりか、CM業界からの注目度も高く、さらには後に結婚する俳優・田中健との交際を自ら明らかにする等々、とにかく最高にノッていた時期でしたからねぇ~~!?

しかし、以下は全くサイケおやじの独断と偏見、そして妄想ではありますが、中島みゆきの書く作品は基本的に決して華やかな人物を主人公にしているとは思えず、だからこそ、作者以外の例えば研ナオコあたりが歌った「中島みゆき節」がヒットするのは当然の帰結ながら、スタア歌手街道がド真ん中であった桜田淳子でさえも、中島みゆきの世界に引き入れてしまうエネルギーの源こそは、天邪鬼な倒錯性をも含む中島みゆきの天才性かもしれません。

そのあたりは前述の研ナオコであれば、「あばよ」「かもめはかもめ」、そして桜田淳子ならば、「しあわせ芝居」あたりを聴いていただくまでもない、実に確固としたキャリアでありましょうか……。

さて、そこで古手川祐子の「煙草」は既に述べたとおり、こんな自虐は周囲にミエミエの同情を求めんばかりのロストラブソングであり、ミディアムテンポの典型的な「中島みゆき節」に附した船山基紀のアレンジには歌謡フォーク伝来のリズムとビートに得意のゴージャス(?)なストリングスが用いられていますから、比較的朴訥な古手川祐子の歌唱力を素直に引き出す事に成功していると思うんですが、いかがなものでしょう。

う~ん、それにしても中島みゆき!

本当にニクイばかりの歌詞を書きますねぇ~~!

しかも、それを歌うのが美人女優の古手川祐子なんですから、たまりませんよ (^^♪

雰囲気満点のジャケ写ポートレートも秀逸ですし、これはシングル盤で持っていたいレコードです、サイケおやじにとっては (^^)

ということで、そ~いえば……、古手川祐子は近年、全く表舞台から姿を消してしまった印象なんですが、ど~されているんでしょうか……。

個人的には確か……、昭和60(1985)年頃、彼女がヌードを披露しているとして大きく喧伝された映画「春の鐘」を劇場鑑賞して肩透かしというのが最後の思い入れだったとはいえ、なんらかの役を得て、再起を望んでいるところであります。

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いよいよ引導…

2024-10-06 17:20:03 | サイケおやじの日常

PCが不調で……、苦しんでおります (>_<)

ついに寿命か?

「11」に乗り換えっていう、お告げかもしれませんが……。

もうちょっと、抵抗してみます <(_ _)>

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三丁目の真理子に会えたよ

2024-10-05 15:35:19 | 歌謡曲

三丁目の真理子 / アン真理子 (ビクター)

昨夜遅く、よ~やく帰宅してみれば、メール&ネットで頼んでいたブツが様々に届いていたので疲れも霧散!?

入浴もそこそこ荷解きし、自らの偏愛と愛着を確認した中で、ご紹介させていただくのが昭和45(1970)年9月にアン真理子が出してくれた本日掲載のシングル盤でして、とにかく「プレイガール」しているジャケットスリーブのデザインだけでも欲しくなるのが当時、青春時代を過ごしていたサイケおやじと同世代の皆様ならば、共感いただけるものと思っております (^^)

そして肝心の収録A面曲「三丁目の真理子」は作詞:みなみらんぼう&作編曲:船木謙一とクレジットされた、これがアシッド演歌と申しましょうか、フーテンムードが横溢した歌詞の世界にジャズロック風味満点の演奏パート、そしてキャッチーな昭和歌謡曲がド真ん中のメロディラインが設定されていますから、アン真理子のキュートなボーカルも冴えまくりという、なかなかミョウチキリンな気分にさせられてしまう仕上がりこそは、昭和元禄的ポップカルチャーの醍醐味でありましょう (^^♪

ただし、オンタイムではラジオ媒体をメインにオンエア率は高かった記憶も残ってはいるものの、決してヒットしたとは言い難く、しかし、それゆえに、こ~ゆ~楽曲・レコードは年月が積み重なるほどに欲しくなるんじゃ~ないでしょうかねぇ~~、少なくとも当時を体験した我々にとっては (^^;

ですから、サイケおやじにしても、猟盤活動の標的にしていた事は言わずもがな、なかなか良い出会いに恵まれず、それが先日、比較的安価での入手が叶ったという僥倖には感謝<(_ _)>

スマホ撮影なんで、あんまり鮮明な画質での掲載ではありませんが、現物ジャケットスリーブのライトタッチの色使いは、ポストサイケ(?)なフィーリングで、これまたなかなかの高得点と思うばかりです。

ということで、今回は他にもジミヘンの未発表貴重音源ボックスとか、あれやこれや届いておりますので、追々にご紹介させていただきます <(_ _)>

あ~ぁ、時間が欲しいなぁ~~~ <(_ _)>

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あと少しで…

2024-10-04 17:15:55 | サイケおやじの日常

帰れます (^^)

交通機関の乱れが、ちょいと心配ではありますが (^^;

なんとかなると信じるばかりでございます <(_ _)>

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強行軍…

2024-10-03 17:16:22 | サイケおやじの日常

そんな状況で移動中ですので、本日は、これにて失礼させていただきます <(_ _)>

そして皆様からの連日の応援、心から感謝しております <(_ _)>

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この人だぁ~れ part-164:森村聡美 ~ B面狙いも結果オ~ライ

2024-10-02 18:37:42 | 歌謡曲

愛より速く c/w てれぱしいください / 森村聡美 (CBSソニー)

歌っている森村聡美に関しては、例によって「この人」シリーズのアイドルシンガーではありますが、サイケおやじが掲載のシングル盤を中古ながらゲットさせられたのは、偏に作詞:北村圭子&作曲:鈴木邦彦が提供の「てれぱしいください」が、ひっそり(?)とB面に収録されていたからに他なりません (^^)

そ~ですよ、北島美智代が昭和60(1985)年11月にシングル発売した、サイケおやじがお気に入りの名曲ですからねぇ~~♪

それがなんとっ!

本日掲載した森村聡美のシングル盤は同年7月の発売とされているんですから、つまりは、こっちがオリジナルバージョンっていう事なんでしょうかっ!?

う~ん、そ~思って聴いてみれば、前述した北島美智代よりは、中村暢之のアレンジによる森村聡美のバージョンは幾分ソフトタッチと申しましょうか、森村聡美の穏やかな声質が活かされた仕上がりだって北島美智代のスッキリ&爽やかな印象とは甲乙付け難いと思うんですが、いかがなものでしょう。

つまりはリスナー夫々の感性による好き嫌いがあって当然とはいえ、名曲には違いないというのが、この「てれぱしいください」じゃ~ないでしょうか (^^♪

ちなみに、この掲載盤ジャケットスリーブには、これがNHKドキュメンタリー番組「ウオッチング」挿入歌とされている旨の記載がありますが、サイケおやじは全く件の番組には接しておりませんので…… (^^;

そして肝心のA面曲「愛より速く」は作詞:来生えつこ&作曲:来生たかお、そして編曲:武部聡志とクレジットされたアップテンポのアイドル歌謡なんですが、こちらもテレビ朝日深夜ドラマ「トライアングル・ブルー」挿入歌という事らしく、なかなかプログレなイントロから、全体的な曲の印象は薬師丸ひろ子の一連のヒット曲を強く想起させられてしまうんですねぇ~~ (^^;

ですから、なかなか安定している森村聡美の歌唱力が、それゆえに幾分の違和感というか、なにも……、ここまで…… (^^;

―― なぁ~んて、不遜な思いが沸き上がったりするんですねぇ…… (^^;

しかし、それはそれとして、この掲載シングル盤の売れ行きは知る由もありませんが、なかなかの名盤かもしれませんよ (^^♪

とにかく、サイケおやじにとっては収録B面曲「てれぱしいください」があればこそっ!

―― そ~ゆ~わけでございます <(_ _)>

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