■バラは贈らないで / 純エリ子 (日本コロムビア)
昨日ご報告したとおり、本日は猟盤活動に勤しんだサイケおやじが思わず嘆いてしまったのは、やはりコロナ禍の影響なんでしょうか、ブート業界の低迷&縮小化という現実で、もちろん「新作」と銘打ったブツは店頭に並んではいたんですが、中身は昔かっから流通していた定番音源ばかりで、それを「リマスター」とか「新発見ソース使用」等々、言い訳がましい売り文句で糊塗しての商売なんですから、せめて……、ジャケットデザインぐらいは新味を出して欲しいなぁ…… (^^;
とか言いつつも、実は数点ほど買ってしまったというテイタラクは、それこそ言い訳無用…… (^^;
しかし、そんな思いの中でも、やっぱりアナログ盤の中古漁りは基本に立ち返っての楽しさがあるわけで、我知らずに浮かれてしまった獲物こそ、純エリ子が昭和46(1971)年9月に出したとされる本日掲載のシングル盤!
いゃ~~、店頭視聴するまでもなく、ゲットする腹積もりは出来ていたんですが、それにしても作詞:吉田央&作曲:浜口庫之助が提供のA面曲「バラは贈らないで」は歌謡フォーク系のメロディが素晴らしく、しかも小杉仁のアレンジが当時の洋楽ソフトロックを強く意識したゴージャスなサウンド作りになっているもんですから、純エリ子のボーカルや節回しにも一概に歌謡曲とは決め付けられないポップスフィーリングが強く表出し、ちょいとオシャレなネクラソング(?)みたいな、天邪鬼な魅力があるんですねぇ~~ (^^)
まあ……、そのあたりは、あくまでもサイケおやじの独断と偏見ではありますが、純エリ子の程好いパワフルさ、ハートウォームで躍動感を滲ませた歌いっぷりは、彼女のファンならずとも、惹きつけられるはずかと思うばかりでし、小生意気な面立ちと佇まいを見せてくれるジャケ写もイイ感じ (^^♪
ということで、実は帰宅したばかりで拙文を綴っているもんですから正直、聴き込みは完全に不足しており、ほとんど第一印象と思い込みだけでのご紹介になってしまいました <(_ _)>
それでも、サイケおやじにとっての純エリ子は、そんなこんなを思い込ませてくれる大切な歌手ですから、獲物は発見したら即ゲット!
つまり Not A Second Time、二度目は無いという「思い込み」も付帯しているのでした。