OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

かまやつひろしの懐の深さ ~ 昭和53年物の魅力

2023-11-27 18:44:41 | 日本のロック

マイ・オールド・ギブソン c/w 12時の讃歌 / かまやつひろし (TRIO)

昨日、ちょいと書きましたが、日曜日のサイケおやじは現在入れてもらっている高齢者バンドと友好関係にある同系某バンドのライブに参集した折、メンバーの中のボーカル氏が自らアコースティックギターの弾き語りで聴かせてくれたのは、かまやつひろしが昭和53(1978)年に出した本日掲載のシングル盤A面曲「マイ・オールド・ギブソン」でありました (^^♪

それは作詞:嶋田富士彦&作曲:渋谷祐子から提供されたスローテンポのカントリーロックであり、シミジミとした曲想を尚更に奥行きのあるものにしている深町純のアレンジも流石に秀逸だと思いますが、なによりも、かまやつひろしが本領発揮の飄々としながらも、零れんばかりの哀愁を節回す、そこはかとない鼻歌唱法が最高に心に染みる名曲にして名唱でしたから、サイケおやじは大好きな歌♪♪~♪

それを件のボーカル氏はニクイばかりの泣き節を潜ませながら披露してくれたもんですから、あらためて帰宅後に掲載のシングル盤を取り出したという次第です (^^)

いゃ~~、こ~ゆ~和製カントリーロック、最近は作られているのでせうか (^^)

決して自作自演ではない楽曲を完全に自分のものにしているあたり、かまやつひろしの懐の深さを再認識させられます。

そして、その意味で要注意なのが作詞:松任谷由美&作曲:かまやつひろし、そして編曲:深町純という、なかなか豪華絢爛なクレジットも眩しいB面曲「12時の讃歌」でして、これなんか全くプログレな演奏パートに浮遊感がジワジワと表出するメロディラインというミディアムテンポのシティ・ポップと申しましょうか、幾層にも重ねられたカラオケをバックにフワフワと歌っていくボーカルの味わいは、かまやつひろしの独壇場であり、ユーミンならではの胸キュンな歌詞の世界にもウルつとさせられてしまいますねぇ~~~♪

思えば……、これが世に出た昭和53(1978)年の我が国の音楽状況は歌謡フォークがニューミュージックに変換されている最中であり、洋楽ではロックとフュージョンが共に隆盛、また正統派歌謡曲や演歌、そしてポップス歌謡にも大ヒットが続々と出ていた時期でしたから、極言すれば、何でもやれたという幸せな時代だったんですよねぇ~~ (^^♪

それが翌年になると各々特化したジャンルに分類されていった様な気がしているサイケおやじにすれば、所謂「昭和53年物」には自然と惹かれるのも不思議じゃ~ないわけでしょうか (^^)

閑話休題。

ということで、サイケおやじとしも自分の持ちネタにしたいほどの名曲「マイ・オールド・ギブソン」ではありますが、当然ながら「歌」には全く自信がございませんので…… (^^;

カラオケあったら、練習したいものです (^^ゞ


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