OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

サンタナ歌謡は美しすぎて

2013-08-17 15:34:55 | Singer Song Writer

思い出は美しすぎて / 八神純子 (ディスコメイト)

殊更夏の歌謡曲と言えばエレキとラテン、そしてボサノバとサンタナ

というの最後の部分は、全くサイケおやじの独断と偏見にすぎませんが、それでも昭和50年代のニューミュージックを含む歌謡曲に、そのサンタナ風味がたっぷり塗されていた事は、皆様からもご賛同いただけるものと思います。

平たく言えば、ラテンビートやボサノバのリズムを使い、ギターの音色やフレーズがカルロス・サンタナしていれば、気分は最高♪♪~♪

昭和53(1978)年に発売された本日掲載のシングル盤A面曲「思い出は美しすぎて」も、そんな時代の要請に応えた(?)、これが見事なシティミュージックの決定版でしょう。

なにしろイントロの思わせぶりなギターソロからして、完全にサンタナ歌謡曲の世界にどっぷり惹き込まれるケレンが憎めませんし、間奏や終盤のアドリブパートにしても、哀愁のサンタナフィーリングがテンコ盛りなんですねぇ~~♪

また、肝心の主役として歌う八神純子の伸びやかなハイトーンボイスは、歌詞も曲メロも自作自演の強みを活かした、なかなか自信に溢れたものと思いますが、意図的にモダン化させたボサノバのリズムとサンタナ風味を上手い塩梅にミックスさせた戸塚修のアレンジも秀逸!

告白すれば、サイケおやじは「サンタナごっこ」をやりたい時には、この「思い出は美しすぎて」を鳴らしながら、同じようなギターを弾いてしまう事も度々という前科があり、現在も入れてもらっているおやじバンドで練習中の課題曲として、最近は再びコピーに勤しんでいるというわけです。

と言うよりも、実はサイケおやじはボサノバのリズムギターが苦手なんで、それは相方のギタリスト氏にお任せし、自分では独り善がりのリードを弾きまくりたいだけなんですけどねぇ、恥ずかしながら。

そして話は逆になりましたが、八神純子はヤマハ系のシンガーソングライターとして、昭和50年代から多くの素敵なレコードを作っていますが、如何にも育ちが良さそうな彼女の歌の世界は、リアルタイムでも妙に貴重な存在感がありましたですねぇ~♪

今となっては、特大ヒットの「水色の雨」ばっかりしかテレビでは歌ってくれませんし、例の盗作問題云々で語られる事も多い八神純子ではありますが、むしろ彼女の本質は、それ以外のところに深く感じられるものがあると思っています。

ということで、とりあえず酷暑にも効き目満点の「思い出は美しすぎて」を、ぜひどうぞ♪♪~♪

実は渋滞に捕まって、動けなくなった車の中で、ひたすらにリピート再生するのが八神純子のCDだったりするサイケおやじにとって、これは特に愛すべき歌でもあります。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
高中歌謡 (アンディP)
2013-08-17 18:10:14
なるほど。サンタナ歌謡ですか。
私には、高中正義さんにも聞こえます。
ま、高中さんは「日本のサンタナ」と言われていたくらいですから、むべなるかな・・・ではあります。
日本人・心の琴線に触れまくり、哀愁のギター・トーンにシビレるばかり!
その高中さんのFender Signature Stratocaster第二弾が出ると聞きました。
http://www.fender-cs.jp/topics/2013/07/takanaka_stratocaster_ii.php
高中さんの一番好きな海の色を再現したカラーだとか。
まさに、出色の出来ですが、税込861千円と、驚きの価格。私には手が出ません(泣)。
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Unknown (毎日がYukiYuki)
2013-08-18 08:56:41
八神純子は高音の伸びが尋常じゃありません。
詳しく観察すると裏声を使っているのですが、わかりにくい。
音域の広いのは岩崎宏美と松田聖子でしょう。
彼女らはかなりの高音でも声がひっくりかえりません。
そのため安定しています。
私には八神純子はややうるさく聞こえます。
それは高音のせいです。
「思い出は美しすぎて」は埋もれた名作だと思っていましたが、さすがサイケおやじさん、見逃しませんでした。
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SGとストラト (サイケおやじ)
2013-08-18 15:28:44
☆アンディP様
コメント&ご紹介、ありがとうございます。

件の「takanaka」、流石にギター好きには気になる仕様ですが、個人的には高中には何時までもヤマハSGを弾いていて欲しいんですよ(苦笑)。

ちなみに高中はスタジオの仕事ではストラトを使うこともあったらしいですよ。
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八神純子の声質 (サイケおやじ)
2013-08-18 15:33:11
☆毎日がYukiYuki様
ありがとうございます。

八神純子のハイトーンボイスは好き嫌いが確かにあって、時には歌に合っていないこともありますからねぇ。
それが自作自演だと、逆効果なのでしょうか……。

後期というか、第一線から退く前あたりの歌にはセクシーさを意図的に滲ませたところもあるみたいです。
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ブッダSG (アンディP)
2013-08-18 17:59:16
あやふやですが、高中さんは、ミカ・バンドからソロ初期まで、1959年製のストラトをメインに使用されていたように思います。テレビCMでも「ブルーラグーン」をストラトで弾くお姿を拝見したような記憶が。
ヤハマSGを使用するようになったのは、70年代後半からではないでしょうか。このギターがトレードマークになって以降、少しずつ歌謡曲化していったような気がします。
ヤマハSGといえば、本家サンタナさんも弾いておられました。最近はポール・リード・スミスばかりですが、もう一度あの「ブッダSG」を弾いてもらいたいと願うのは、私だけでせうか。
どうも主題と離れてしまい、申し訳ありません。
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TAKANAKA Plays (サイケおやじ)
2013-08-19 12:01:10
☆アンディP様
コメントありがとうございます。

そうでしたね、確かにミカバンド~ソロ活動初期はストラト弾いてました。
しかし一説によると、リーダーセッションでは複数のギターを使っていたらしいとか? ギブソンのSGも弾いていたんでしょうか?

ヤマハSGは厚みのある音が出せる感じなんで、個人的には好きです(笑)
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