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OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

裏方さんの迫真グルーヴ!

2014-11-27 15:17:26 | 日本のロック

悲しき願い / MMP (フィリップス)

昨日の石川ひとみ繋がりで急に思い出したのが、昭和53(1978)年に発売された本日掲載のシングル盤の主人公たるMMPです。

まあ、このジャケ写を見るかぎりでは、おそらくは何処かのスタジオのロビー辺りで撮った普段着ショットのイケていないお兄ちゃんバンドという印象かもしれませんが、実はMMPは渡辺プロ専属の凄腕プレイヤーの集団で、正確にはミュージック・メイツ・プレイヤーズというバンド名を短縮してMMPと称し、同プロ所属の歌手やグループのライブ用バックバンドが主な仕事でありました。

その結成はジャケ裏解説によると昭和49(1974)年、あいざき進也の巡業用バンドが最初の仕事だったらしいのですが、以降特に有名なのがキャンディーズのバックであり、もちろん当時のテレビ歌番組にも、しっかりと出まくっていましたので、皆様も一度は動く彼らの姿を無意識のうちにご覧になっているはずです。

しかしMMPのメンバーは必ずしも定まっておらず、スタジオの仕事や他のバンドとの掛持ち組も少なく無かったそうで、例えば後にスペクトラムを結成する新田一郎も在籍していた事は良く知られていると思います。

で、このシングル盤をやっているメンバーは山田直毅(g)、西慎嗣(g,vo)、渡辺茂樹(key)、渡辺直樹(b)、王子聡(ds)、菅原由紀(per)、竹田恒夫(tp)、小林正弘(tp)、片山鉱二(sax,fl) という顔ぶれなんですが、リーダー格の渡辺茂樹は元ワイルド・ワンズのチャッピーでありました。

そしてA面収録の「悲しき願い」はアニマルズというよりも、尾藤イサオでお馴染みの歌謡ロック日本語バージョンですからねぇ~~♪

ここではパーカッションが効いたライトタッチのディスコビートに重ねられたギターやキーボードの存在が心地良い演奏にノセられた(?)西慎嗣のボーカルに焦燥感があって、なかなかクセになりますよ♪♪~♪

あぁ、こんなにキメまくりの演奏が出来たら、実際楽しいにちがいありません!

さて、そこで冒頭に述べた石川ひとみ云々については、ここでレギュラーだった山田直毅が後に彼女と結婚したからでして、以下はサイケおやじの妄想に過ぎませんが、アイドル時代の石川ひとみのバックにも、この羨むべきギタリストは参加していたんでしょうねぇ~~。

ちなみにジャケ写では前列右から2人目、白い衣装でしゃがみこんでいるクールな男が、件の山田直毅らしいですよ。

ということで、結局はあんまり関係の無い話題に終始してしまいました……。

しかし当時は、こういう縁の下の力持ちが堂々とレコードを出せたほど景気が良かったという証でもあり、今に続く奥の細道の素敵なお宝探しが充実出来るのも、その恩恵と思います。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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再度申し上げます (ちんたろ男)
2014-11-28 14:52:53
そうですか、あいざき進也のバックバンドが始まりですか。クリムゾン・カバーはMMPによるあいざき進也の「クリムゾンキングの宮殿」、キャンディーズの「エピタフ」や西城秀樹、ザ・ピーナッツの「エピタフ」を聴きましたが、やっぱりあいざき進也の「クリムゾンキングの宮殿」が群を抜いています。なんたって日本語詩ですよ。あいざき進也の歌もいいし、コーラスが上り詰める部分もよく再現されています。まあ、西城秀樹の「エピタフ」の最中の雷鳴も神がかりですけどね。「暗黒の世界」ボックスはもう手に入れられましたか?
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未だ暗黒に踏み入れず (サイケおやじ)
2014-11-28 15:06:39
☆ちんたろ男様
コメント、感謝てす。


ご指摘のボックス、きっちりゲットしたんですが、配送の梱包もバラしていない状況はバチアタリです……(自嘲)。

クリムゾンのカバー曲だけのオムニバスがあれば、聴いてみたいもんですねぇ~♪
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