■命をかけて / 麻里圭子 (日本ビクター)
謹賀新年♪♪~♪
新しい年を迎え、皆様はいかがお過ごしでございましょうか。
其々に皆、様々な事情があろうとも、それなりの幸せを希求する豊かな心は持ち続けていくことが、望ましいと思うばかりです。
そんなサイケおやじの場合であれば、趣味の世界に耽溺出来る事を一番に願っておりますが、それ故に本日ご紹介するのは、元日早々に手元に届いた掲載のシングル盤でして、もちろん、皆様ご推察のとおり、これは一昨年末にネット通販でゲットした1枚なんですが、それにしても年末年始も休まずに配送業務に携わっておられる業者の方々には、感謝するばかりであります <(_ _)>
で、肝心のブツは昭和42(1967)年8月に発売された、これが麻里圭子の公式デビュー作なんですが、とにかくジャケ写ポートレートやスリーブデザインのキュート&キッチュな感覚は、既にして後年人気を集める彼女のフェロモンポップな個性を存分に滲ませており、思わず触手が動かされてしまうというか (^^;
所謂ジャケ買い趣味王道(?)の1枚かもしれません。
ところが、というか、気になる収録A面曲「命をかけて」は作詞:水島哲&作編曲:猪俣公章という制作クレジットが証明するまでもないという、堂々の演歌路線がド真ん中!?
そして、それを節回す麻里圭子の歌いっぷりが、ほとんど歌謡曲特有のコブシやビブラートを用いていない、実に大らかなポップス歌唱になっているんですから、このミスマッチは確信犯なのかっ!?
いゃ~~、これは何事もマジだった当時の歌謡曲ファンには、ウケなくて当然というところだったはずで、実際にヒットも記録していないはずですから、彼女が次作からはポップス歌謡風味を強めたレコードを吹き込んでいったのも、納得でしょうか (^^;
しかし、世の中は上手く出来ているもので、昭和も末頃からの廃盤ブームや平成に時代が変わって以降の昭和歌謡曲再発見ブームによって、この麻里圭子が歌った「命をかけて」が、逆説的な面白さで聴かれる様になったのは、何やら面映ゆくもあり、嬉しくもあり (^^;
だからこそ、掲載盤が中古市場では高値安定の人気商品となったんでしょうねぇ~~ (^^;
幸いにも、サイケおやじは比較的安値でゲット出来ましたが、これまでは、なかなか手が出なかったのが本当のところでした (^^;
ということで、相変わらず OLD WAVE な体質(?)に変わりはありません。
そんなサイケおやじが綴る戯言・駄文、本年もよろしくお願いいたします <(_ _)>