OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

ムード歌謡コーラスの歌と演奏は難しそうだ

2023-01-28 19:34:29 | 歌謡曲

ヘッドライト / 黒沢明とロス・プリモス (ビクター)

成り行きではありますが、入れてもらっている高齢者バンドでムード歌謡コーラスをやってみよう!

―― という話になり、メンバー各々が様々な演目を出し合ってのミーテイングが本日行われた中にあって、サイケおやじのイチオシは黒沢明とロス・プリモスでありました。

皆様ご存じのとおり、所謂「ムード歌謡」とは基本的にナイトクラブやキャバレー等々をメインに活動していた歌手やバンドが、自らの洋楽センスを既存の歌謡曲に入れ込んだスタイルで表現した、ある意味では元祖ニューミュージックという解釈もサイケおやじの中にはあるわけでして、もちろん、件の歌手やバンドはオンタイムでジャズやハワイアン、ラテンミュージックやリズメンブル~ス等々を持ちネタにしていたのですから、そのオシャレフィーリングは都会派ということで、制作発売されていくレコードにも、今も古くなっていないハイセンスな楽曲が多く、侮れません。

さて、そんな中でも有名グループのひとつに挙げられる黒沢明とロス・プリモスは当初、ラテンコーラスのグループとして結成されたので、歌謡曲のレコードを作っても、その持ち味&隠し味が抜群のアクセントとなり、昭和41(1966)年のデビューシングルに収められていたB面曲「ラブユー東京」の大ヒット以降、「たそがれの銀座」「新潟ブルース」「城ヶ崎ブルース」「せめてお名前を」等々、大ヒット曲を幾つも放っている中でも、サイケおやじが好きなのは昭和44(1969)年に発売された本日掲載のシングル盤A面曲「ヘッドライト」です。

もちろん、これはロス・プリモスならではのラテン風味が活かされたミディアムテンポのムードコーラス歌謡に仕上がっているんですが、演奏パートや曲メロそのものに仄かに滲むジャズ&ソウルなフィーリングは、如何にも発売当時の流行を意識したものでしょうか。

そして、これは昭和50年代に入ってから中古ゲットした掲載盤クレジットを確認し、思わず納得させられたのが作詞:橋本淳&作編曲:筒美京平という、御尊名!!?!

う~ん、殊更筒美京平はポップス歌謡やソウル&ディスコ歌謡の専門家みたいな印象と実績があるわけですが、こ~ゆ~ムード歌謡も書いていたという業績には大拍手です (^^♪

ちなみに黒沢明とロス・プリモスは現在まで、数度のメンバーチェンジがあったんですが、この昭和44(1969)年当時はリーダーの黒沢明(g) 以下、森聖二(vo)、村上章(key)、大川公生(b)、前川浩二(ds) という顔ぶれだと推察しておりますが、主にリードを歌っている森聖二が二代目リーダーとなった昭和56(1981)年以降は、相当にメンバーの出入りが多かった様に思いますし、当然ながら、メンバーが皆、コーラスパートを担当する実力は流石に現場主義の見事さでありましょう。

ということで、ムード歌謡コーラスの歌と演奏は自前なのが基本ですから、その両方のバランスが成立・成功のカギかもしれませんが、とにかく、やってみなけりゃ~、ねっ (^^)

明日の練習は、不安と期待で、大いに楽しみなのでした (^^;

コメント
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