OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

ありがちな風景に嫉妬…

2016-09-27 17:59:32 | 歌謡曲
優しさゲーム / 石立鉄男・山内絵美子 (ワーナーパイオニア)


掲載したのは、山内絵美子の大ファンというサイケおやじが長い間探索し、先日になってようやく入手が叶ったシングル盤です。
 
ただし、これは決して彼女がメインのレコードじゃ~なくて、石立鉄男とのデュエット作品であり、それにしても面白くないのがジャケ写に登場している石立鉄男のミエミエのスケベ野郎っぷりでしょう。
 
まあ、こ~ゆ~雰囲気は、例えばホテルのラウンジバーとかではありがちな光景ですし、もしもサイケおやじが石立鉄男の立場であって、同じ態度を見せなかったかと問われれば、それは否!
 
つまりこのショット、山内美絵子には、どんな男にも本性を晒させてしまうフェロモンと佇まいがあるという証明のような気がします。
 
と、最初っから苦しい言い訳を弄してしまいましたが、肝心のA面曲「優しさゲーム」は作詞:中里綴&作曲:高山狭が提供した、如何にも発売された昭和57(1983)らしい、下世話さとAORなムードが両立したスローバラードで、男女間の本能を巧みにサポートするような安川ひろしのアレンジもニクイですよ。
 
あと、気になるというか、本音で羨ましいのが石立鉄男の俳優としての恵まれた環境というか、この山内絵美子とのデュエットはもちろん、昭和45(1970)年から放送され、爆発的な人気を集めたテレビドラマ「奥様は18歳(TBS)」における岡崎友紀との夫婦役とか、その役得には常に嫉妬心を隠せないサイケおやじではありますが、それでも、ここで救い(?)になっているのは、両者のクレジットの間が「&」ではなく、「・」になっている事だと、自分に言い聞かせている始末です。
 
ということで、気は早いですが、これからの季節は何かと宴会も多く、その流れからこのような場面や状況が多発しそうな予感は嬉しいと言えば、そのとおりでしょう。
 
しかし、同時に節度って言葉を忘れないようにしないと、後腐れが怖いというのが現実です。
 
本能に従うのが一番の幸せとは分かっていても、なかなかそれが出来ないのが、人間という生き物の哀しさなのかもしれません。
コメント
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