■涙の日曜日 c/w 赤いリンゴ / ザ・スパイダース (フィリップス)
皆様、お久しふりでございます。
ここ数日の沈黙逼塞中、大変な失礼不義理を重ねてしまい、申し訳ございませんでした。
結論から申し上げれば、既に皆様ご推察のとおり、仕事の難儀からストレスと疲労の蓄積ゆえの事でしょうか、先月中頃から低血圧が続き、おまけに体が硬くなったというか、全身の柔軟性が失われた感じで、腹筋は痛いし、尻から太股の筋肉もバンバンに張って、歩行がぎごちない事が周囲にも分かるほど……。
しかも指までもが上手く曲がらなくなって、まあ、物を掴めますが、滑らかに動かないのですからキーボードも打てず、必然的に拙プログの更新も出来なくなりました。
もちろん医師の受診も、何か煮え切らず、数種類の薬とリハビリ&休養しか、当面は不可という事ですからねぇ……。
しかし、こっちは所詮素人ですから、言われてとおりに苦しんで本日、ど~にかこれを書いている次第であります。
う~ん、まだまだ指が上手く動かないですよ、ヤバイなぁ~~~。
何やっても、腹筋や首筋や尻筋が痛いしなぁぁぁぁぁ~。
これで今日が日曜日とあっては、サイケおやじが口ずさむのは、掲載のシングル盤A面曲「涙の日曜日」しかありえませんよ。
君のいない さびしさつのる
雨のふる 日曜日・・・
演じているスパイダースは説明不要、我国GSブームを牽引し、実力も人気もトップに君臨した最高のロックバンドでありましたが、流石に昭和44(1969)年に入ると業界全体が衰退期に入ったようで、それはロックを標榜しつつも歌謡曲や歌謡フォーク、あるいはムード歌謡コーラス等々までも包括する汎用性の高いジャンルとしてのGSの新しい進化の道を辿る事でもあったとはいえ、流石のスパイダースもその流れに些かの……。
こうして同年春に発売された件の新曲「涙の日曜日」は、久々に外部作家が起用され、それは作詞:なかにし礼&作編曲:鈴木邦彦という、丸っきり歌謡ポップス路線にどっぷりの楽曲を実質的に堺正章のソロで仕上げるという超荒業!?!
なにしろ曲メロが哀愁のカントリー歌謡とでも申しましょうか、バックには甘いストリングスが配され、堺正章の節回しも既に後の歌謡ヒット連発時代と何ら変わらない、あの「味」が強く滲んでいますからねぇ~~~♪
もちろん、リアルタイムでは、そんなこんなは意識していませんでしたが、GSやニッポンのロック云々は別にして、素敵な歌だなぁ~~♪
という思いは強くありましたですねぇ~~♪
ちなみにバックの演奏にはイントロやリズム隊のグルーヴ感等々にスパイダースとしての存在感が、どうにか打ち出せているのは流石というところでしょうか。
その意味でB面収録の「赤いリンゴ」がA面と同じ職業作家コンビからの提供楽曲でありながら、グッとヘヴィなソウル歌謡になっているのは大野克夫がアレンジを担当した成果でありましょう。
特にギターやエレキベース、キーボードとホーンセクションの結果論的コンビネーションの快感はクセになるんですよ♪♪~♪ 当然ながら、演奏パートはスパイダースがメインと思いたいです。
ということで、まだまだ体調は不完全なんですが、仕事は完全に休ませてもらえるはずもない酷い世界ですから、せめて好きな音楽や映画等々は日々の生きる糧にしたいものです。
あぁ~、そしてこうして久々にキーボードを打っていたら、少~しずつですが、調子も戻ってきました♪♪~♪
一応、今週火曜日には完全復活を目指すという状況というご報告を最後に、本日はここまでとさせていただきます。