OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

神秘な世界は……

2011-06-22 16:07:30 | Rock

神秘な世界 / The Moody Blues (Threshold / キング)

全く本日もぐっちゃぐちゃの永田町に呆れない国民は皆無でしょう。

まさに亡国の輩が烏合の衆と化し、我欲に固執する姿は情けないかぎりです。

これはもはや一般常識では推し量れない、それこそ神秘な世界と言っては、同名の傑作曲を演じたムーディー・ブルースに失礼とは重々知りつつも、ご紹介せずにはいられません。

ご存じのとおり、ムーディー・ブルースはプログレの先駆的なバンドとして、驚異の大ヒット「サテンの夜」を含む1967年の名盤「デイズ・オブ・フューチャー・パスト」以降、常にアルバムをメインにする活動をやっていたわけですが、現実的には件の「サテンの夜」の他にも素敵なシングル曲を多数出しており、それは何時も曲間が繋がったアルバムの作りの中から、本当にお好みの歌と演奏を愛するファンには嬉しいものでした。

例えば、この「神秘な世界 / Isn't Life Strange」は1973年に発表された大名盤LP「セブンス・ソジャーン~神秘な世界」からのカットなんですが、名曲揃いのアルバムの中にあっても、一際強い印象を残すドラマチックな歌と演奏は、こうやってシングルとして聴いても格別の良さがあるんですねぇ~♪

それは例によってメロトロンをメインした厳かなイントロから清らかなメロディを歌うボーカル&コーラスの清涼感♪♪~♪ そしてジワジワと力強さを増していく演奏の完璧な構築性は最高の極み!

もちろん演奏パート各々の充実は圧巻で、特にギターの使い方はキャッチーなキメが持続するという素晴らしさです。

実は以前にも書いたと思いますが、このあたりのムーディ・ブルースはリアルタイムの我国では決してウケていたわけではなく、当然ながらアルバムはそれなりに売れていたんですが、曲単位で語られるような事は無かったと思います。

しかし、それを良い事にして、日本の歌謡フォークやニューミュージックは、なかなかムーディ・ブルースからのパクリが多いんですよ!?

例えば最近では岡本真夜の「Tomorrow」という曲が、この「神秘の世界」のギターソロをしっかり頂戴したメロディなんですからねぇ~~!?

涙の数だけ 強くなれるよぉ~~♪

と思わず歌ってしまう人が、この「神秘の世界」を聴いた時、どれほど夥しくなるかは想像もつかないほどです。

ということで、ムーディ・ブルースはプログレでありながら、実に親しみ易いバンドであり、素敵な歌と演奏がどっさりあるというのが本日の結論でした。

で、お叱りを覚悟で書かせていただければ、クイーンなんていうバンドも実はムーディ・ブルースの影響を隠しとおせないはずで、それはギターの使い方が要所で酷似している現実を直視すればご理解願えると思うのですが……。

まあ、それはそれとして、永田町のバカ野郎どもには勿体無い名曲として、心ある音楽ファンは「神秘の世界」を聴きましょうね。

必ず、癒されます♪♪~♪

コメント (2)
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