■恋のときめき / 小川知子 (東芝)
小川知子が歌手転身のデビュー大ヒット「ゆうべの秘密」に続く第二弾が、本日ご紹介の「恋のときめき」でした。
まあ、そういう経緯でしたから、楽曲そのものは素晴らしき二番煎じというか、見事に「ゆうべの秘密」の湿っぽい魅力を踏襲した歌謡曲路線ながら、小川知子というキュートな女性のエロキューションを最高に活かしたジャケットが、実にたまりません♪♪~♪
これまでも度々告白しているように、サイケおやじは生まれてから今日まで、所謂ロリ趣味がなく、憧れる異性はほとんどが「年上の女」でした。
それは当時の、つまり昭和40年代の芸能界では、アイドル的女性スタアがほとんど18歳以上というか、確かに高見エミリーのような飛び抜けたヤングアイドルも存在していましたが、それは「子役」という扱いだったと思います。
ですから青少年期のサイケおやじの性癖を一層加速させる条件が、その時代には整っていたんですねぇ。
そこで小川知子なんですが、同時代の若手女性歌手の中では一番にファッションセンスが良かったと思いますし、歌っている時の振付のこなし方やそれ以外の場面の振る舞い、そのひとつひとつに「華」かありましたですねぇ~♪
このあたりは、まあ、サイケおやじの好みの問題かもしれませんが、それでも自分の魅力の見せ方を充分に心得ているところは、流石に女優出身の素敵な個性でした。
それはこの着エロ的なジャケット写真からも存分に楽しめるんじゃないでしょうか。
もちろんシングル盤ですから、店頭で売っている時には二つ折りにされた上半身アップのポートレートなんですが、見開いてみれば、アッと歓喜悶絶させられるミニスカ姿♪♪~♪
これで何も感じないという男は嘘つきでしょう。
本当に曲タイトルどおりの「ときめき」があるんですねぇ~♪
ちなみに掲載した私有のジャケットに破れがあるのは、この部分を画鋲で壁に貼っていた証であり、それを無理解な母親に破り取られた無残な痕跡なのは言わずもがな……。
えっ、何で右側だけが破れてるのかって?
そりゃ~、そっちを上辺にして貼っていたからですよ、何時も自分が寝ている場所の横の壁に。まあ、それ以上は皆様がご推察のとおり、オカズ用のピンナップってやつです(自嘲)。
母親にしてみれば、そういう貼り方が気に入らなかったんでしょうが、それにしても酷い仕打ちですよ……。
ということで、小川知子もまた、私にとっては特別な存在の歌手でした。
当時の芸能界は今と違い、どんなに売れても水着やキワドイ衣装は絶対的な「お約束」でしたし、そういう扱いをされる彼女達も、「商品」としての自分の価値に誇りを持っていたと思います。
それが今の芸能界じゃ、それ専門のグラビアアイドルか、あるいはバラエティ系のタレント、さらにアーティスト気取の疑似ミュージシャンが甘やかされているだけでしょう。それじゃ世間の気分も高揚しませんですよねぇ……。
多くの皆様が「昭和」が大好きなのは、そんなところにも要因があるような気がしています。
今夜は小川知子を存分にお楽しみ下さいませ。