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OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

脱力系歌謡ロックもイイ感じ

2024-06-02 17:28:19 | 歌謡曲

サヨナラMr.… / 辻沢杏子 (東芝)

ちょっとばかりブランクがあった所為か……、上手い具合に書き出せないんですが、とにかくも所謂歌謡ロックはエネルギッシュでホットなフィーリングが常とは思いつつも……、脱力系のそれも好きなのがサイケおやじの本性です (^^;

そこで本日ご紹介するのが昭和59(1984)年4月に辻沢杏子の出した掲載のシングル盤A面曲「サヨナラMr.…」でして、これは作詞:中山大三郎&作曲:TAI から提供されたミディアムテンポの諦観が滲み出た歌謡ロック仕様のアイドルソングなんですが、程好く力の抜けた彼女の歌いっぷりが実にイイ感じなんですねぇ~♪

それはビシッとタイトなリズムセクションにテンションの高いブラス&ストリングスも入った熱いカラオケパートによる頭サビの構成という、キャッチーな曲メロを活かした川口真の編曲手腕も冴えていますし、なによりもナチュラルに滲み出た山口百恵フレイバーには思わずニヤリとさせられてしまいます (^^♪

しかし、もちろん失礼ながら、辻沢杏子は山口百恵ほどの歌唱力がありませんし、幾分不安定な節回しも散見される事は否定出来ないところが逆に曲想に合っているというか……、まあ…、このあたりは十人十色の好き嫌いかもしれません。

それでも……、サイケおやじは虚心坦懐に好きと言えてしまうんですよ (^^;

ちなみに今となっては女優としての活動が印象的な彼女とはいえ、このシングル盤は歌手としてのデビュー作と云われる1枚で、だからこその「芝居っ気」が感じられる歌唱に逆説的な説得力を感じてしまうんですが、いかがなものでしょう。

ということで、今年もアッいう間に6月!?!

今は運気も下降線のサイケおやじではありますが、前を向いていく気力は失せておりませんので、よろしくお願いいたします <(_ _)>

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スカッとするぜっ! 宝ミドリ!

2024-05-21 17:48:04 | 歌謡曲

恋のオアシス / 宝ミドリ (日本コムロピア)

掲載したのは昭和45(1970)年に「酔いどれ女の流れ唄」でブレイクした森本和子が、それ以前の宝ミドリと名乗っていた時代の昭和43(1968)年6月に出したシングル盤で、とにかく作詞:三浦康照&作曲:下川博省から提供の収録A面曲「恋のオアシス」が如何にも当時の流行ど真ん中だったエレキ&GS歌謡の決定版!

なにしろイントロからビンビンに響きわたるエレキギターにシンプルなロックビートをバックに宝ミドリのエキセントリックな歌いっぷりが圧巻なんですよねぇ~~ (^^♪

曲メロそのものが如何にものガレージロック系というところへエレキギターのツインリードや鬱陶しさ寸前のストリングス等々を思いっきり用いた河村利夫のアレンジもツボを外しておりませんし、アップテンポで粘っこく、それでいてスカッとした節回しを披露する宝ミドリは、もう最高ぉぉぉぉぉぉ~~~!

何かと様々にあって、気分が下降気味のサイケおやじにとっては、こ~ゆ~歌と演奏が特効薬になる気がして、ヘッドホーン使用ではありますが、普段よりは大きな音量で聴きまくってしまったですよ (^^;

そして……、我知らずエレキを弾きたくなってしまうのでした (^^;

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槇岡婦喜子に癒されて

2024-05-19 17:32:18 | 歌謡曲

かげろうのタンゴ c/w ラヴ・イン・ザ・シティ / 槇岡婦喜子 (キングレコード)

ご無沙汰しております <(_ _)>

ちょいと私用PCの不調から始まり、仕事関係での大恩人の急逝、そして母の入院等々、不意打的ゴタゴタが重なりまして…… (>_<)

ようやく、なんとか……、落ち着きましたので、久々に本日の1枚のご紹介と相成りなした <(_ _)>

それが昭和52(1977)年に槇岡婦喜子が出した掲載のシングル盤でして、このジャケ写の雰囲気からして既に皆様ご推察のとおり、昨今流行の「シティ・ポップ」のルーツとも云える「CITY MUSIC」という当時の音楽用語(?)がジャケットスリーブに記載してありますので、つまりはニューミュージック系のAOR歌謡がAB両面で楽しめる1枚なんですねぇ~~♪

とにかく、まずは作詞:えはらけん&作曲:上田ルチカ、そして編曲:上田ルチカ&上田力とクレジットされたB面収録曲「ラヴ・イン・ザ・シティ」がニクイばかりのオシャレなニューミュージック歌謡に仕上がっており、ミディアムテンポでメロウなメロディ展開に都会の彩に満ちた歌詞の世界をバックアップする演奏パートはエレピをメインに据えた力強いソウルフュージョン味が全開 (^^♪

そして肝心の槇岡婦喜子のアルトボイスでの節回しが、落ち着きと優しさに溢れた大人の世界の歌唱力ですから、たまりません (^^♪

ちなみに素敵なカラオケを作り上げているのは「上田力バンド」とされていますから、おそらくは津村泰彦(g)、上田力(key)、金田一昌吾(b)、石原康(ds)、川原直実(per) 等々を中心メンバーとして当時活動していたフュージョンバンドの「上田力&ソウル・バスケット」かと推察する次第です。

ですから、その安定した演奏力に揺るぎが無いのは作詞作曲:上田ルチカ、そして編曲:上田ルチカ&上田力が提供のA面曲「かげろうのタンゴ」でも存分に発揮され、それは全くジャケ写イメージを裏切らないジェントルなタンゴの歌謡曲と申しましょうか、これも昭和の懐かしさを堪能出来る名唱でありましょう (^^)

さて、そこで気になる槇岡婦喜子に関する諸々についてはサイケおやじの知る限り、このシングル盤収録の2曲を含むLP「ラヴ・イン・ザ・シティ」を残してるだけの幻のシンガーなんでしょうか?

そのアルバムの仕上がりも現在の「シティ・ポップ」の盛り上がりから、再発CD化が為されているのであれば、ぜひとも皆様にもお楽しみいただきたい名盤と思っております。

ということで、冒頭に述べたとおり、幾分身辺がゴタゴタしておりますので、ブログの更新&レコード紹介等々は不定期になるやもしれませんが今後とも、よろしくお願い申し上げます <(_ _)>

あぁ……、音楽に癒される日々は……。

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演歌ロックの井手せつ子

2024-05-12 17:13:35 | 歌謡曲

ダブルのお酒 / 井手せつ子 (キングレコード)

これまた先週金曜日にゲットしたばかりというホヤホヤの中古盤ながら、実は長年欲しかったブツでして、なにしろサイケおやじか大好きな井手せつ子が演歌ロックをやっているというA面曲「ダブルのお酒」がお目当てでありました (^^♪

発売されたのは昭和57(1982)年、それは作詞:阿久悠&作曲:三木たかし、そして編曲:高田弘という黄金のヒットメーカートリオからの提供ですから、アップテンポでイントロから弾んだベースを核としたリズム隊に調子良すぎるサックスが作り出すイントロだけでツカミはOK♪♪~♪

そして痛快にしてキャッチーな曲メロを歌う井手せつ子はエグ味を効かせた声質とノリまくった節回しで女の酔いどれ演歌を披露するんですから、たまりません (^^♪

シャラララ・シャビドゥバのバックコーラスもジャストミートしていますし、サビからの展開、さらには曲頭に戻ってからの流れの良さも素晴らしく、このあたりは井手せつ子ならではの歌心と思うばかりです (^^♪

CD復刻状況は知る由もありませんが、後追いのファンも含めた昭和歌謡曲愛好者の皆様には、見つけたら即ゲットを激オススメという次第ですし、今回サイケおやじが入手したブツは悔しいかな……、ジャケットスリーブが色褪せしたBクラス品だったんで、良い出会いは今後も求め続ける所存です。

ということで、昨日お知らせした高齢者バンドのミニライブも恙なく終了し、明日からは平常の生活(?)に戻りますが、我ながら不思議に思うほど、今日は落ち着いてやれましたので、こ~ゆ~精神状態を日常でも保てればいいんですけどねぇ~ (^^;

まあ……、理想は高いほうが好ましいんでしょうが……、ど~なりますやら (^^;

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アイドル歌謡ポップスの指標でしょうか、これは

2024-05-10 18:35:47 | 歌謡曲

レモンにさよなら / 志吹麻湖 (日本コロムビア)

掲載したのは本日、昼過ぎにゲットしてきたばかりというホヤホヤの中古盤シングルでして、そんな理由もあって、歌っている志吹麻湖については全く知るところがありません。

しかし、発売されたのが昭和48(1973)年1月という、折しもアイドル系ポップス歌謡が遮二無二盛り上がっていた時期であれば、ジャケ写ポートレートの彼女のイメージもキュートで爽やかですから、自ずと手が出てしまったのは言わずもがな、中古屋の店主が、これはイケてます♪♪~♪

―― ってな売り口上にもノセられてしまったとはいえ、店頭で試聴させていただいた瞬間、これは速攻で「お買い上げ」となった次第です (^^♪

それは作詞:小谷夏&作曲:鈴木邦彦、そして編曲:竜崎孝路が提供のA面曲「レモンにさよなら」がポップカントリーの黄金律を巧みに入れ込んだアップテンポのソフトロック歌謡に仕上がっていたところに志吹麻湖のジャケ写のイメージを裏切らないボーカルがジャストミートのコンコンチキ♪♪~♪

まあ……、そんな文章表現は例によってサイケおやじの独断と偏見ではありますが、当時の女の子アイドルシンガーに求められていたのは、もちろん可愛いルックスは必須ではありますが、何よりも歌唱力の程好さと申しましょうか、決して上手くはなくとも、平均点をクリアしようとする本人のヤル気が伝わってくれさえすれば、そこにリスナーが共感し、ファンになってしまうという構図も確かにあった様に思います。

ですから、ソングライターは理屈っぽさやマニアックな面白味を追求するよりは、むしろシンプルにして覚え易く、さらにはサッと忘れられてしまうフィーリングの所謂バブルガム系の作品を量産していた中にあって、だからこそのヒット性感度の高さが後々までレコードに刻まれ、「お宝」と化して中古市場を活気づかせているんじゃ~ないでしょうか (^^♪

極言すれば、後追いで楽しむ歌や演奏に理屈をコネ回す必要は無いんですが、それでも大義名分を欲しがってしまうサイケおやじの自己矛盾 <(_ _)>

本日は、そんなこんなの姑息な言い訳が志吹麻湖の「レモンにさよなら」で幾分とも払拭されたという、なかなか気持ちの良い午後になりました (^^;

告白すれば、仕事が一段落した、そんな気楽さも戯言の源です <(_ _)>

よしっ!

これから、もう少し、ネタ探しに街を徘徊させていただく所存であります <(_ _)>

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実はテレパスの彼女

2024-05-09 18:39:31 | 歌謡曲

てれぱしいください c/w 小雨のメヌエット / 北島美智代 (テイチク)

あぁ~~、やっぱり北島美智代は、イイッ!

そ~ゆ~思いを尚更に強くさせられるのが昭和60(1985)年11月に発売された本日掲載のシングル盤です (^^♪

残念ながら、彼女については今に至るも知るところが無いサイケおやじではありますが、ど~やらテレビオーディション番組「スター誕生」のチャンピオン組の中からデビューしたという、なかなかの期待の新人だったらしく、しかし……、特段のヒットも放てないままにフェードアウトした現実を鑑みても、彼女が残してくれた音源はコンプリートで蒐集する決意のサイケおやじの熱量は冷める気配がありません (^^;

つまり、掲載盤こそは、その証拠物件であり、まずは作詞:北村圭子&作曲:鈴木邦彦、そして編曲:若草恵が提供のA面曲「てれぱしいください」を聴けば、ミディアムテンポでキャッチーなニューミュージック風味もニクイばかりのメロディラインと内気な乙女心を綴った歌詞を節回す、その柔らかにしてパワーを秘めた彼女のボーカルの素晴らしさにグッと惹きつけられてしまう事は請け合い!

SF系のスロウなイントロからビートの芯を強調した若草恵のアレンジにも臆する事の無い歌いっぷりの「ふっきれ感」が、実に素晴らしいんですよねぇ~♪

もう……、ほとんど……、これはアイドル歌謡というよりも、ニューミュージックの領域で成立したって全く不思議ではない仕上がりと断じて、サイケおやじは後悔いたしません。

そして作詞:高田ひろお&作曲:鈴木邦彦、そして編曲:若草恵が手掛けたB面曲「小雨のメヌエット」が、これまた素晴らし過ぎる名曲・名唱でして、穏やかなピアノのイントロから強いビートを伴ったミディアムアップの泣きメロ歌謡は、ちょっぴり岩崎宏美の初期諸作を連想させられたりするんですが、それは北島美智代が相当に岩崎宏美に近い声質と節回しを披露しているからだと思えば、ほとんど遜色が感じられない仕上がりは、B面にしておくには勿体ないほどっ!

当時、このシングル盤がヒットしていた記憶が無いサイケおやじにしてみれば、入手したのも中古市場だったのは当然としても、オンタイムで聴かなかった自らの不明は…… (^^;

ですから、彼女の音源は完全復刻されるべきと思っておりますし、ぜひとも皆様にもお楽しみいただきとう願いつつ、この拙文を綴っている次第です <(_ _)>

う~ん、ジャケ写ポートレートの小生意気な雰囲気も、彼女の歌声を聴いていれば相反的に癒されるというか (^^;

それを贔屓の引き倒しと皆様に糾弾(?)されたとて、サイケおやじはナチュラルに自らの気持ちを貫くばかりという、思わず己惚れた勘違いモードに入ってしまうあたりも、本日はご容赦お願い申し上げます <(_ _)>

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隠しても、晒してもイイ感じ

2024-05-08 18:51:40 | 歌謡曲

夢で逢えたら / ELLE (日本コロムビア)

大瀧詠一が書いた「夢で逢えたら」という楽曲については既に各方面で様々な研究が為されているので、今更サイケおやじの様な者が云々戯言を弄しても、それは稚拙な繰り言と自覚しておりますので、本日は夥しく残されている「夢で逢えたら」の音源の中から個人的に、かなり気に入っているカバー作ということで、昭和57(1982)年3月に大橋恵理子が自らのニックネーム「ELLE=エル」名義で出した掲載のシングル盤A面収録バージョンのご紹介です。

もちろん、今や我が国歌謡界においてはスタンダード化している「夢で逢えたら」は、大瀧詠一の作詞作曲による、基本8ビートのオールディズ歌謡ですから、失礼ながらトーシロがカラオケで歌っても、それなりに雰囲気を出せてしまうイージーな楽曲という世評もございましょうが、だからこその難しさが確かにあると思えば、一番の関門(?)は、歌唱する人それそれの声質じゃ~ないでしょうか?

というのも、この「夢で逢えたら」を昭和51(1976)年に最初の公式レコーディングとして発表した吉田美奈子は皆様ご存じのとおり、なかなか厚みの感じられる声質でソウルフルな味付けも程好い印象に仕上げており、また次に有名であろう、元モコ・ビーバー・オリーブのシリア・ポールのバージョンにおいては、ハリウッドスタイルのポップス正統派的なイメージが残されましたから、洋楽フィーリングを持ち合わせていない歌手にとっては鬼門なのか……?

―― みたいな思い込みがサイケおやじにはあったところへ出たのが、本日ご紹介の ELLE=大橋恵理子のバージョンだったんですねぇ~~ (^^♪

なにしろ彼女はアイドルシンガー時代には、ほとんど「らしくない」野太い(?)アルトボイスで歌っていたもんですから、そんなミスマッチを面白がっていたコアなファンなら受け入れていたかもしれませんが……、結果は……、あらためて述べるまでもないというか…… (^^;

しかし、ここでのレコーディングにおいては、大瀧詠一が影響を受けていたフィル・スペクターの流儀に拘ったかの様な幾分「か細い」雰囲気に録られた彼女のボーカルが実にイイ感じなんですねぇ~~♪

鈴木茂の基本は「フィル・スペクター」を崩さないロック寄りのウォール・オブ・サウンドと申しましょうか、それなりに「エコー」と「隙間」活かしたアレンジによる演奏パートの相性も好ましく、加えて殊更セリフのパートでは消え入りそうなミックスにされた彼女のボーカルはニクイばかり (^^♪

あぁ~~、前述したアイドルシンガー時代を知っているリスナーにとっては実にミョウチキリンな胸キュンムードに陥れられてしまいそうになるんじゃ~ないでしょうか、少なともサイケおやじは、そ~です (^^♪

また、全く予備知識が無かったとしても、これまた雰囲気優先みたいなファルセット系ボイスによる終盤のスキャットフェイクにはシシビレさせられるんじゃないでしょうか (^^♪

当然ながら、ここもサイケおやじの好みのツボでありますし、絶妙の吉田美奈子っぽさが、これまたニクイんですよねぇ~~♪

ということで、ジャケ写ポートレート共々に既存の大橋恵理子の雰囲気とは大きく異なる魅力を狙った、お騒がせ系企画の賜物として、このあたりは大瀧詠一御大のお墨付きがあったのか、否か?

そのあたりも大いに気なったりしますが、いかがなものでしょう (^^;

書き遅れておりましたが、ジャケットスリーブの表記では「「ELLE」にはなっていても、レコードレーベル面や裏ジャケの歌詞面には「大橋恵理子」という名義が記載されているんですよ。

当然ながら、CD復刻はされているはずですが、こ~ゆ~レコードこそは、アナログ盤シングルで持っていたいというのが、サイケおやじの本音なのでした。

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あかね雲への愛着

2024-05-07 17:33:07 | 歌謡曲

あかね雲 / 川田ともこ (東芝)

昭和年代のテレビドラマからは主題歌&挿入歌として用いられ、その流れと影響力から忘れえぬ大衆ヒットになった名曲が数えきれぬほど残されていますが、殊更時代劇には、所謂正統派の「泣きメロ」歌謡が多く、例えば昭和52(1977)年に放送されていた「新・必殺仕置人(テレビ朝日)」の主題歌だった川田ともこの「あかね雲」は、サイケおやじが大好きな傑作と思っています (^^♪

これは当然ながら、「必殺シリーズ」では劇伴専任担当とも云える平尾昌晃の作曲に竜崎孝路の編曲、そして作詞が片桐和子という制作布陣ですから、そのヒット性感度の高さは言わずもがな、ミディアムテンポのメロディラインにニューソウル風味も滲んだ演奏パートをバックに歌う川田ともこの必死とも思える真摯な歌唱は、それだけで高得点!

なにしろ、当時の彼女は若干12歳だったと喧伝されていたのですからっ!

おそらくは……、この「あかね雲」が彼女の公式デビュー作と思われますが、告白すればサイケおやじは、このシングル盤でしか「川田ともこ」を聴いた事が無いところが、ますます愛おしかったりします (^^♪

ですから、この「あかね雲」を現在、入れてもらっている高齢者バンドの練習課題曲にしていただいたのも、まあ……、サイケおやじの我儘ではありますが (^^;

ちなみに、この頃の「必殺シリーズ」は聊かマンネリ化していた感もあったんですが、この「新・必殺仕置人」には久々に念仏の鉄=山崎務が復帰した事もあり、またシリーズを通しての物語展開や複線の妙、さらには悲惨と希望がゴッタ煮となった様な最終回とか、個人的には再放送までも入れ込んで鑑賞していたというわけで、機会がございましたら、皆様にも主題歌「あかね雲」共々にお楽しみいただきとうございます <(_ _)>

あぁ……、ほとんど現在では制作放映される事が稀なテレビの連続時代劇は、それゆえに主題歌なんてものさえ、今は昔の物語…… (>_<)

これまた……、ますますの愛着が積み重なっているのでした。

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この歌声にして、恋をみつける

2024-05-06 17:34:41 | 歌謡曲

恋、みーつけた / 真璃子 (FOR LIFE)

春には春らしい曲をっ!

―― という目標と意気込みで現在、サイケおやじが入れてもらっている高齢者バンドで鋭意練習中なのが本日掲載のシングル盤A面曲「恋、みーつけた」でして、これは真璃子が昭和61(1986)年5月に出した、実に爽やかな胸キュン歌謡ポップス♪♪~♪

なにしろ時代的にはアイドル歌謡に限らず、大衆音楽はデジタルサウンドが主流であった中で、彼女が歌ってくれたのは持ち前の透明感のある声質と上手い節回しを発揮した往年の歌謡フォークの1980年代的展開ともうしましょうか、微妙な「ナイヤガラ=大瀧詠一」っぽさが滲み出た歌詞の世界とメロディ感覚が実に好ましく、そこで制作クレジットを確認すれば、なんとっ!?

―― これが作詞:松本隆というのは納得されても、作曲:筒美京平&編曲:水谷公生という布陣には、あらためて感服するしかございません <(_ _)>

あぁ……、このミディアムテンポでのキャッチーにして穏やかなメロディラインとアレンジの妙こそは、ビシバシにイケイケだった昭和60年代の我が国歌謡界アイドル&ニューミュージック部門の中においては正に、一服の清涼剤♪♪~♪

当時のサイケおやじは本気で、そ~思い込んでいたんですが現在、自分達で演奏し、これを「昭和歌謡大好き少女(?)」と自ら名乗っている我らが花形スタアの女子ボーカリストが歌ってくれるのであれば、自ずと力も入ってしまうわけですよ (^^;

ちなみにジャケットスリーブに記載されているとおり、これは当時放映されていたテレビドラマ「お坊っチャマにはわかるまい!(TBS)」の挿入歌とされているらしんですが、例によってサイケおやじは全く接しておりませんとはいえ、真璃子の歌声を聴いていると、なんだか気になってしまうというか…… (^^;

思えば……、その頃のテレビって、番組でもCMでも、相当な影響力がありましたからねぇ~~、今や隔世の感がありますが (^^;

閑話休題。

ということで、本日は幾分涼しくなったんで、みっちり午前中は高齢者バンドの練習に勤しみ、午後からは昼寝という、なかなか贅沢な休日を過ごさせてもらいまして、感謝 <(_ _)>

毎日が、こ~して過ごせたら、それは幸せかもしれませんが、現実は厳しいわけで…… (^^;

明日からの辛酸に備えるエネルギーを確かめているのでした (^^;

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ジャケ買い事始め

2024-05-02 18:59:39 | 歌謡曲

夏の暖炉 c/w 退屈な時 / 万里子 (エレック)

自分の「ジャケ買い趣味」が何時頃から本格化したのか?

そ~ゆ~自問自答の答えのひとつが本日掲載のシングル盤かもしれません。

もちろん、正解では無いかもしれませんが、ど~です、このジャケットスリーブの雰囲気満点のポートレートこそは、所謂「美女物」を追求するサイケおやじの「ジャケ買い」にはジャストミートした、全く最初の1枚だった様な気がしております。

確かゲットしたのは昭和52(1977)年春だったという事実だけは、当時の日記擬きのメモに記してありましたが、さて……、肝心のレコードの中身も、そして歌っている万里子と名乗る美女についても、全く知るところが無いままに…… (^^;

唯々……、ジャケ写に惹きつけられた気持ちを皆様にご理解いただければ幸いでございます (^^;

で、気になるA面曲「夏の暖炉」は作詞:竹宮恵子&作曲:佐瀬寿一、そして編曲:川上了という制作スタッフが提供の思わせぶりな歌謡フォークであり、ミディアムテンポで歌われているのは何やら訳ありの義姉に思いを寄せる義弟の心情吐露という、いやはやなんとも、聊か鬱陶しい歌謡世界ではありますが、ボーカリストの万里子はナチュラルな歌唱力が相当に高く、せつなくもハートウォームな表現に徹した印象は、全くジャケ写のイメージを裏切りません (^^♪

忽ち彼女が気になってしまったのは言わずもがな、しかし……、今に至るもプロフィールも音源に関する情報もサイケおやじにとっては霧の中と申しましょうか、それでも後に知ったところでは、作詞を担当した竹宮恵子とは皆様ご推察のとおり、傑作「地球へ…」等々で有名な女性漫画家でありますから、こ~ゆ~妄想を刺激させられる歌詞を書いたとて、何らの不思議も無いはずと納得させられてしまいます。

また、サイケおやじは全くの未聴で、現物すらも見た事が無い当該企画LPが残されているらしく、それだって万里子が全てを歌っているのかも不明という幻想がっ!?

う~ん、だからこそ、このシングル盤が尚更に愛おしいわけであり、ちなみにB面収録の「退屈な時」は作詞:河あきら&作曲:佐瀬寿一、そして編曲:川上了のクレジットが確認出来る、これが軽いタッチのオールディズ歌謡仕立てという、その二面性がニクイばかり (^^;

う~ん、作詞を担当した「河あきら」って、この人も女性漫画家だった様な気がするんですが、その真相は???

ということで、本日は特段のオチもございませんが、趣味の世界に耽溺するのも生きている証と心得ているつもりです <(_ _)>

これからも、よろしくお願いいたします <(_ _)>

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