黒鉄重工

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北米project 4 ~Is the order a warbird? その103【2016/03/04~10】

2019-10-03 22:52:29 | 海外旅行記
USSミッドウェイの続き。
飛行甲板に並ぶ艦載機をズラリ。いいなぁ、様になるなぁ。こんなに情景が抜群の航空博物館あるかい?



さっき見たA-4のあるエレベーターを見下ろせます。
エレベーターの広さに対してA-4の小ささよ。本当に小型機なのだと実感できます。


空母に欠かせない装備のアレスティングワイヤー。空母に着艦する航空機を引き止めるための綱です。
甲板の左右に綱が張られていて、この綱に航空機から伸びるアレスティングフックという鈎状のフックに引っ掛けて半ば強引に着陸させるもの。陸上と同じような着陸だととてもじゃないですが制動距離が足りないですからね。


アレスティングワイヤーを辿っていくと航空機のところまで行きます。ちょうどこのF-4のアレスティングフックが綱を引っ掛けて制動をかける瞬間を再現しています。実際の飛行甲板上で実物の戦闘機を使っての再現とは贅沢な展示です。


これが鈎ですね。こんな大きさしかありません。少々頼りなく見えますがこれでも止められます。


根本はこんな感じでやっぱり頼りない感じが。
アレスティングワイヤーの張り方にもコツが要るみたいで、ピンと張り詰めた状態で鈎に引っ掛けると負荷が強すぎて最悪折れてしまうそうな。なので緩めに綱を渡しておいて、鈎が引っかかると同時に徐々に綱の制動をかけていきます。
機種ごとに機体重量や着艦速度も変わってくるので1機ごとに適正な制動力に調節することも必要です。結構ノウハウが必要なのよ。


アレスティングワイヤーの再現展示をしているマクドネル・ダグラスF-4BファントムII(9分ぶり8機目・495機目)。
B型はF-4の最初の量産型ですね。残っているもんですね。



エンジンは搭載されているっぽいかんじ。


赤い板は制動板ですかね?


パイロットのロウ中佐(仮名)とレーダー士のスミス大尉(仮名)。再現展示なので人形は欠かせません。
このF-4Bに塗られているVF-21フリーランサーズは、1965年6月17日ベトナム戦争の転がる雷作戦ことローリングサンダー作戦中に北ベトナムのミグを相手に初めて空戦で勝利した部隊です。
よく見ると空気取入口にキルマークが描いてあります。


主翼に吊下されてるミサイル。たぶんサイドワインダー(いい加減)


修復中のグラマンC-1トレーダー(1952年・496機目)。ここに来て初見の機体ですか。
同じグラマン製のS-2対潜哨戒機の設計を流用した輸送機で、胴体を輸送用に再設計した以外はだいたいS-2の流用。さらに、C-1の設計を流用して発展させたE-1早期警戒機もいます。トラッカー、トレーラー、トレーサーの3兄弟です。全部Tで始まっているのは狙ってやってるでしょうね。
陸上から航行中の空母への輸送任務で使われます。輸送機と言えど艦上輸送機なので大きさは輸送機としては小さいです。



今の所C-1を見たのはこれが唯一となっているので修復中なのは残念でしたが、ちゃんと修復されているのは良いことです。海の上という場所柄、全部の展示機を良好な状態で展示し続けることは困難ですから、順繰りに修復していく必要があるのは十分理解できます。


爆弾のコーナー。これはMk.51クラスター爆弾。この爆弾の中にたくさんの小爆弾が詰まっていて、空中で破裂して広い範囲を攻撃する兵器。マップ兵器みたいでエグいので世界では規制する流れに。なおアメリカは


えー、これは謎。


潜水艦絶対殺すマンことロッキードS-3Bバイキング(2日ぶり2機目・497機目)。
艦上機でロッキード製は珍しい組み合わせです。ロッキード製なのに星に関する名前でないのも珍しいです。アメリカ海軍機の昔の命名規則に製造メーカー記号があって、ロッキードにはVが割り当てられていたのでバイキング(Viking)にしたのかな?


ジェット艦上対潜哨戒機という珍しいやつ。小ささゆえに能力に制約もあるので輸出はサッパリだめでした。


胴体下部に爆弾倉あり。

今日はここまで。




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