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9:30すぎになると、予想通りボールマウンテン蒸機鉄道の蒸気機関車がホームへ推進運転で入ってきました。
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というわけで客車を1両ずつご紹介。
一番後ろの車両はBC3 28。3軸の2/3等車です。
アルファベットが車種を示し、その後ろの数字が車輪の軸数を表します。その後ろの2桁の数字は車番です。
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荷物車のF3 51。3軸の荷物車ですが、観光用のバー車両に改造されているようです。ですが、基本的に荷物車の雰囲気を色濃く残していると思われます。
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C3 31。3軸3等車です。3軸車って乗り心地がいいんでしょうか?高速化には向かなさそうなのは想像がつきますが。
それにしてもオープンデッキ客車たまらないですな。
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C4 36。4軸3等車です。窓割りも他の車と違います。
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そして先頭はG3/4形蒸気機関車208号機。1906年登場の古典蒸気機関車です。
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G3/4はスイス国鉄唯一の狭軌線であったブリューニック線(現ツェントラル鉄道)で使用されていた山岳用蒸気機関車です。先輪1+動輪3のCタンク機で、ラックピニオンは装備していません。
欧州他国の蒸気機関車と比べると全体的にすっきりとしたデザインという印象を受けます。日本の輸入蒸気機関車と並べても違和感は少なさそうですね。ちなみに停車時のドラフト音は日本型のよりも若干高めで間隔は長め。
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この列車の何が素晴らしいって、古典蒸気機関車に合わせて連結されたオープンデッキの古典客車がとてもいい雰囲気を醸し出していること。編成美が整っていながら少しずつ形態の違う客車というのがいいですね。。
機関車と客車の時代設定(?)に違和感を感じさせないのです。例えばこれがBLS AGのEW-Ⅰ形(しかも制御客車つき)だったら機関車と客車の時代設定が食い違っていて違和感丸出しなわけで、編成美もそうでもないと思います。
日本だと蒸気機関車に連結される客車はたいてい12系で、見るたびおかしいなと違和感を感じるわけで(もっとも12系自体が今や貴重なのでそうぜいたくも言ってられませんが・・・)、それと比べると素晴らしいなぁと思えるわけです。
まあ要は、古典蒸気機関車とオープンデッキ客車の組み合わせ美味しいです(^q^)ということです。
この後定刻通りにゆっくりと発車していきました。うう、保存鉄道にも乗ってみたいなぁ。
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さて、いよいよスイスともお別れ。ドイツ鉄道(DB)のICEに乗ってインターラーケンを離れます。
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乗ったのは1等車なのですが、シートは革張り!ただ、見た目の豪華さとは裏腹に座り心地は悪いんですよねこれって。ずるずる滑るんですよ・・・。
座席は集団見合い式の固定クロスシート。
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個室もあります。
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ICEも基本的に全車自由席で、座席指定も別途可能。指定席はその区間が網棚に表示されて、その区間以外は自由席扱いとなる仕組み。ドイツではどうなのかは分かりませんが。
今、「スーパーひたち」のE657系が座席の着座情報を客室内でも認識できるような改造を行っているようですが、こういう改造を行っているのでしょうか?
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インターラーケンからベルンを経由して、着いたのはバーゼル(Basel)。チューリッヒ、ジュネーブに次ぐスイス第3の都市で、フランス、ドイツ国境にも近いです。
鉄道においても、スイス(スイス国鉄)、フランス(SNCF)、ドイツ(DB)各国の鉄道が乗り入れる要衝になっています。
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ICEはここからドイツに直通していくので、フランスへ向かう我々はここで乗り換える必要があります。
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いかにもヨーロッパ、と感じさせる天井の高い天窓のあるホームになっています。ちょっと小汚い感じもいいですね。
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連絡通路はきれいです。売店や喫茶店もあって日本みたいな雰囲気です。
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エスカレーターの上から撮影。壮観ですねぇ。
次回はいよいよフランス入国です。
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