黒鉄重工

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那珂川清流鉄道を訪問する その3 【2014/02/16】

2014-03-04 23:44:35 | 鉄道撮影記

まだまだ続きます。前回で始動していたスイッチャーは、体験運転に供されていました。
私は今回は運転しなかったのですが、30分間の運転で4000円というのはすごく魅力だと思います。



関電10トン。松岡産業製の762mmスイッチャー。



謎のモーターカー。おそらく富士重工製。



トキ15000形トラ20073。日立製作所製の35トン積み無蓋車。戦後の木造無蓋車の代表的形式です。
ちなみにここに保存してある貨車の殆どは、宇都宮貨物ターミナルに保存されていたものです。



ホキ2500形ホキ2610。石炭石専用の35トン積みホッパ車で、これは高麗川~武甲間専用で使われていたとのこと。



C12。那珂川清流鉄道が新造した蒸気機関車風ディーゼル機関車。
他にも客車も新造されていて、施設内に敷設された周回線路を走るために用意されたものではないかと。
ちなみに、車体には特急「つばめ」を牽引したC62形に付けられていた「スワローエンゼル」があります。他のいくつかの機関車にも付けられていて、ちょっとした遊び心を感じます。



トラ55000形トラ57523。18トン積みの無蓋車。



タキ2600形タキ42642。30トン積みの苛性ソーダ液専用タンク車。企業所有の貨車で、酒田港駅に常備されていました。これは元宇都宮貨物の車両ではないようです。



ヨ3500形ヨ4779。車掌車です。この車両は一段リンク車と呼ばれる、信越本線横川~軽井沢間の碓氷峠の通過に対応したもので、現存するのはこれだけと言われています。



名鉄キハ8500系。8501と8504が保存されています。これはここの車両の中でも知名度が高いのではないかと。
名鉄のJR高山本線直通用の特急型気動車で、直通廃止後は会津鉄道に譲渡され「AIZUマウントエクスプレス」として2010年まで活躍していました。これは元会津鉄道車だったものです。



TD-1。汽車会社が昭和45年に製造した高崎製紙向けのディーゼル機関車。
ちなみに兄弟車のTD-2、TD-3共々、ここに来る前は塗装が剥げサビも浮きひどい状態だったようです。よくここまで修復できたなと思います。



ヨ6000形ヨ6786。車掌車。



ラッセル車。これも一昨年の伏木ヤードにいたやつだな・・・。



このあとは一旦離脱して、グループ会社のマイクロバスに揺られて定食屋でお昼ごはん。予めお昼を手配してもらっていたのでした。
鮎の炊き込みご飯をメインに据えたセットです。美味しくいただけました。特に炊き込みご飯で余った鮎を使ったの唐揚げは美味でした^^(でも、ご飯に肝が入ってたのは苦くてたまらなかった・・・



お昼を食べ終えたあとはバスで別の場所に移動。八溝スーパーに保存されている黄金の協三15トン蒸気機関車を見に来ました。
三菱工業古河工場の専用線で使われていたものを陸上自衛隊が譲り受け、「第101建設隊」での教材用として使用された蒸気機関車です。部隊解散後は陸上自衛隊朝霞駐屯地の自衛隊輸送学校にて保存されていましたが、老朽化によりスクラップ業者に払い下げられていたものを救出したのだそうです。
たぶんこの黄金色は現役時のとは違うと思います。ガールズ&パンツァーの38(t)戦車を連想させますねぇ・・・。



さらに移動し、今度は馬頭運送のガレージへ。ここで保存車両の整備を行っています。ちなみに那珂川清流鉄道保存会と馬頭運送の代表は同じ人です。そういうことです。
運送会社だからこそ、保存車両を自前で運ぶことができ、自前で整備ができるということですね。最強じゃないか。

で、見学してみると、まだ見ぬ車両がずらりと。これらも近いうちに那珂川清流鉄道入りするのでしょう。



塗装を終えてピカピカの車両。もうエンジンの整備も終えている感じでしょうか。



鉄道車両以外にオート三輪も整備されていました。これは思わぬ収穫でした。
これはたぶん、マツダのK360。



もう一台ありました。車種は不明。角形ライト一灯がポイントか。



こんなモーターカーも。これ可愛いから乗ってみたいなぁ。

ガレージは事前に連絡をすれば見学できるとのことです。


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