多分、それは私が、「サッチャー首相」がリアルタイムだから。
「そう、そうだったよねえ。
イギリスに女性の首相誕生!のニュースには、びっくりしたもんなあ。でも女王の国だから、合ってるのかなあ、と当時は思ったなあ。
君が経済改革というか締め付けをやったから失業者が増えて、その当時を描いた『ブラス』『フル・モンティ』『リトル・ダンサー』などの名画が生まれたんだよねえ。
フォークランド紛争で、アンドルー王子(チャールズ皇太子の弟)が普通に戦線に行ったのには驚いたわ。
ベルリンの壁が崩れて、冷戦が終わってびっくり!そんな時代が来るとは。スパイ達はみんな失業したのかな?
現在のユーロを見てると、サッチャーが断固としてポンドを押しとおしたのは良かったのかな。」などなど。
「ボケ」とは言え、24歳で結婚した旦那さんをあんなふうに思い続け、死んだ後にも、側にいて話ができるなんてある意味幸せだよなあ。私には、そんな旦那いないもんなあ。
ラストは、死んでる旦那さんに出て行ってもらって、ボケが治った感じで、ハッピー・エンドっぽくなっている。
まあ、若い人には、良く分からない(思い出しとして過去が唐突に出てくるから、歴史(というかちょっと前の話)を知らないと)辛い映画かもね。
メリル・ストリープも、もっと前面にガンガン出てきてウザい位かと思ってたら、そんな事なかったし・・・。主演女優賞はもっともだけど、主演女優賞よりメイクアップ賞の比重の方があると思うなあ。メリル・ストリープの、現在のサッチャーの首の皺と筋の見事な事!しゃべると動くんだよ!自然な感じで。このメイクの完成を、毎日辛抱強く耐えていたメリル・ストリープもすごいけど。
あと、若い時のマーガレットを演じた女優さんも良かったよん。
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