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「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」国立新美術館

2019-05-14 21:55:07 | アート・文化
5月12日 日曜日

上野の東京都美術館でやっている「クリムト展 ウィーンと日本1900」と迷ったんだが、まずはコチラへ。


ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道

世紀末だ!クリムトだ!と思い込んで会場で入ったら、いきなりのマリア・テレジアの大きい肖像画が。
ん? 19世紀末のはずなのに、なぜ、マリー・アントワネットのお母さんの肖像画? 18世紀末じゃん。100年以上時代が違うじゃん。



そう、マリア・テレジアからその息子のヨーゼフ2世、そして、フリー・メイソンの影響やら、19世紀前半のビーダ―マイヤー時代などなど、すっごくじっくり、19世紀末にたどり着くまでのウィーンが説明されるのだ。
絵だけじゃくて、日用品や、家具や街づくりまで。
19世紀末のクリムトとシーレにたどり着くまで、正直、疲れる。



ウィーンに行った事のある人、ウィーンという街が大好きな人には、すっごく楽しい美術展だと思う。
シューベルトの眼鏡まで、展示されてるし。

で、19世紀末になると、もう、写真やら印刷物が出てきちゃんだな。そうだよなあ、すぐに20世紀だもんなあ。

クリムト、良かったのは、壊される劇場の記録を頼まれた「旧ブルグ劇場の観客席」と「愛」。




クリムト本人の写真見ちゃうとなあ・・・。実際はモテモテだったらしいが、現在、私の電車で隣の席にきたら、ちょっと嫌かも。



今回の展示会のメイン「クリムトのエミーリエ・フリーゲの肖像」だけ、写真撮影OKだった。


好きだったのは、ハンス・マカルト。ミッシャやクリムトに影響を与えた人。44歳で亡くなるまでに、画家の王と呼ばれ、自分のアトリエを社交場とし、フランツ・ヨーゼフ1世夫婦(奥さんはエリザベート)の銀婚式のプロジュースや演出までした人だ。ダ・ヴィンチやルーベンスみたいな人だ。
絵画の作品は、色がきれいで、人間の体の均整が取れてて、女の人の目力が強い。たくましくて、でも、一瞬表情が見て取れる。
今回の展示会では、この人が一番好き。


エゴン・シーレやオスカー・ココシュカになるとなあ。
正直、シーレとロートレックの絵の違いが分からないし、別にお金払って見たいとは・・・。

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