落ち着いた大人になろう!

旅行やら映画やらの独り言

「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」

2016-12-30 18:32:44 | 映画
大人達のお話なので、感情移入がしやすい。
特に、マグル(アメリカでは、NO MAG)の太っちょジェイコブスに、観客は人間なので、皆感情移入できるなあ。魔法使い族の争いに巻き込まれていって、冒険に参加するとってもお得な役回りのだ。



魔法動物オタクで、人間(魔法使い)とコミュニケーションをとるのが下手で、常に人の目を見ないであらぬ方向をみているエディ・レッドメインの顔が、筋萎縮性側索硬化症のホーキンス博士に見えてくる。



オタクのニュートの彼は、純粋に魔法動物の保護が目的なんだが、トランクの魔法動物を全てニューヨークで逃がしてしまうんだが。
魔法動物は可愛い。ニュートの家も素敵だ。1920年代のニューヨークも魅力的だ。姉妹の、特に魔法使いで、エスパーの悩みも持つセクシーだけど、その能力のせいであまり人と関われない妹も、キュートで愛されキャラだ。ここら辺の世界感はいいんだけど。



だけど、素朴な疑問。なぜ、魔法使いの皆さん、アメリカに移住したんだろう? 宗教的弾圧も、飢餓への不安も、経済的不安のなかったろうに。魔法使いとしての新天地を求めたんだろうか?
それに、イギリスにだと魔法使いはいそうな気がするけど、アメリカだと、各民族が集まっているので、ヨーロッパの魔法使いだけでなく、ブードゥー教のゾンビとか日本の妖怪とか、いろいろいそうな気もするし。
ハリー・ポッターでしっかり作った世界が、ほころぶような・・・。まっ、いいのか。大人のファンタジーだ。最後のジュイコブとクイニ―の素敵な笑顔でハッピーエンドさ。



コリン・ファレル、もっとえげつない事やってくれるのかと思ったら、そうでもなかったなあ。
ジョン・ボイドもわざわざ出てるのに、あんまり活躍しなくて、見た目はトランプ氏だったなあ。
次回作で、頑張るのかなあ。
次回作かあ。積極的に観にいかないかもしれないなあ。



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「ドント・ブリーズ」

2016-12-30 16:24:32 | 映画
アメリカで公開時ヒット、日本でのキャッチコピーも「20年に一本の恐怖の作品」。
わーい!ワクワクだい!



大金を持っている全盲の退役軍人(老人)の家に、強盗に入った馬鹿者が反撃にあって、夜、灯りのない家の中で、1人ずつ始末されていく話かと思って観に行った。まあ、確かにそうなんだけどね。



デトロイトの街も恐い。こんな普通の若者が、単純に強盗(本人達は窃盗のつもり)を続けていて、一軒家が並ぶ新興住宅地だった所がゴーストタウン化して、人が住んでるのは老人の家一軒のみ。



伏線というか、その後活躍する小道具をしっかり見せるので、その点は丁寧な描き方。犬も、不気味だ。

で、大金が入ってる金庫の横の、地下室のドアに厳重に鍵がかけらている事から、老人がそこに何か隠しているのは、分かる。で、老人の境遇から、何を隠しているかも予想はできた。でも、その目的が・・・。



ええっ? そっちですが!
これは、55歳の私でも、女の人にとっては、恐怖というより、「嫌悪」だなあ。おまけにアップだし。小道具さん、頑張って、そんなもんまで入れてるし・・・。ヒャー!!!!!!
この嫌悪感、男の人には分かんないだろうなあ。ああ~、たいえき軍人。



捕まる→逃げる→捕まる の繰り返しが、やや多いので、ちょっと飽きる。

あと、殺害方法が、ホラー映画として売るならもっと工夫して欲しいけど、結局拳銃。ちょっと、がっかり。



何が何でも、まだ無垢な妹を連れて、この街を脱出してロスに行くんだ!(21世紀なのに「真夜中のカーボーイ」を思い出した)という断固たる意思のヒロイン・ロッキー。だから、恋人が殺されても、警察には連絡しない。絶対に金を持って、家に帰る。その強固な意志と、老人のサイコティックな願望の戦い。

それに巻き込まれて、死んでいく、可哀想なアレックス。若者が5人位なら、生き残るキャラなのに、3人だけだからねえ。





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