9月8日
知人の義両親は2人とも80歳を超えている。
彼女の義母が数年前から、痴ほう症を患い 夫である(おじいちゃんが)おばぁちゃんの介護をしてる。
私は この話を聞く度に悲しくなった。
週に3回の介護ヘルパーさんが自宅訪問に来るのは良いとして
夫が痴ほう症の妻の介護をし、排せつ物から、全て行って居る事に不審に感じていた。
息子夫婦は現在は海外で暮らしており、ちょくちょく親の介護には手伝う事も出来ず近所の方にお願いをするか、 毎日 電話で確認をするくらいしか出来なかった。
そんなある日。
知人からの1本の電話が入った。
「今、義両親の実家にいて 数日 介護をしているんだけど もう、大変よ」
この言葉に耳を疑った。
義両親の介護をほっといて2日間の介護で弱音を吐くなんて・・・。
彼女は、義両親に 何度も何度も老人ホームへ入所する事を進めていたが、
話すのも疲れるから、倒れるまでほっとくわが口癖だった。
そりゃそうだ。
義理両親の面倒何て見たいと思うかい?
長男夫婦に、助けを求めた義父。
「もう・・・だめじゃ・・・わたしゃ、介護に限界がきた・・・何とか手伝って欲しい」
自分が長生きをしている為に、周りに(親戚)お願いできる親戚が減って来ている。(他界している為に)
長生きをする・・・って、色んな問題が生じる。
だって、周りも みな老人だ。
彼女は 即 行政に連絡を取り 義母の老人ホームへの入所手続きを行った。
イギリスには2つの老人ホームのシステムがあり
1はNHS系の老人ホーム(国営の老人ホーム)
2は個人老人ホーム(豪華老人ホーム)
長寿大国となったイギリスでも老人ホームの数が足りず シニアビジネスの拡大化のスピードが早い。
更地があれば、この時代に出来る施設は老人ホームの建設ばかり。
この1,2年で 近郊エリアに3軒も開業したから驚く。
入居者も1年前から受付、建設後には新居で入れる為に人気だ。
日本でも、横浜や世田谷にある様な優雅で豪華な老人ホームが人気とニュースで聞くが それはイギリスも同じ。
イギリスでは国民は医療は無償。出産も入院も手術も介護も全て国の国営保険でまかなっている。
医療が無償の為に入院日数も少なく、余ほどの重度の病気じゃない限り 自宅静養、自宅介護になり 毎日DAY看護婦、ケア担当看護婦が来る。(ホームヘルパー)
1人暮らしの老人宅にも行政の手続きをすれば、介護ナースが派遣され、リクエストには料理配膳サービスもある。
もちろん、国の運営だから ヘルパーさんが自宅に介護する時間は決められており 1人につき30分~1時間。
部屋の掃除やかたずけなどのヘルパーさんとなると、個人契約となるので料金が発生となる。
所が近年、国営老人ホームへのシステムが変わったのだ。
無償で行けた国営の老人ホームも その人の年収と財産金額で有料と決まったのだ。
え 年収?財産? みな、同じ金額じゃ無いの
こういう背景をみると いかに貧富の差がある社会と時代背景なのかが分かる。
例えば重度の障碍者や、何かしらで働けない人が 無償で老人ホームへの入所は分かるが 貧困からの生活保護者、仕事をしたくない国民の多さに 介護医療がパンクしており 貧困者が優先となったのだ。
この生活保護者の事をイギリスでは「ベネフィット」と呼んでいる。
そう、貧困者は無償か もしくは定額料金。
これに、イギリス国民は 納得する訳がない。むしろ国民の怒りがマックスだ。
この不平等な社会にね。
働く人が一生懸命に 高額な血税を払い サービスが受けれず
のほほん~~~んと 人生どうでもいい様な ジャンキーや、生活保護、移民、難民が優先とはおかしな話なのだ。
貧困者に優しくしないと炎上する社会と時代の中、 貧困者へのメディア作戦と戦略が目に見える。
今後、数年後には 更に厳しくなる。
これが欧州で失敗した移民政策なのだ。
さて、
義母を無事に老人ホームへの入所が決まり家族は安堵に包まれていた。
残された おじちゃんの事も考えなくちゃならない。
完全痴ほう症の義母には完全介護が必要だから、きっと違う老人ホームへ入所したはず。
NHS国営の老人ホームの金額を聞いてたまげたよ。
1週間10万
えーーーーー 毎月40万も掛かるのかよっ
年間約500万掛かるとして
一体 何年 老人ホームへ入所なんだ
この先が見えない 長生きと言う道への支払い。
医療が良すぎて老人ホームのい心地差で長生きしてしまう時代で支払っている子供が先に他界する事もあるんだぞ
軽い痴ほう症だった老人が、快適な介護とホームの心地よさに 治る人もいる。
兄弟がいるなら分担する事も可能だが支払いも出来ないなら どーーするんだ
だから、日本の介護事件で自宅に放置、葬式代も上げれず・・・のニュースを多く見る。
夫の亡き祖母が(90歳)NHS老人ホームへ入所した時をはなされ、まさに そこは〇ンシュビッツのような感じで怖い思い出をされた。(30、40年前は完全無償)
大部屋に20台くらいのベットが並び 老人がみな横たわり 異臭も半端じゃ無く 長時間入れる場所じゃ無かったし、
看護婦の数の足りなさから 老人ホームは「ほっとかれる場所」と言う認識の方が大きかったそうだ。
夫は、〇ンシュビッツ系の老人ホームのトラウマを持ってしまい生きているか?死んでいるんか?分からない様な世界に。
欧米では 両親の介護は自分ではしない。
介護をしてもらう人も、子供にお願いしようとはしない。
みなプロに任せている。しかも仕事もテキパキしていて早い。お金を貰っての仕事だからね。
親の介護の大変さからのメンタル崩壊がある為と、仕事を持ったり自分にも生活がある。
その負担をするのは、矢張りヘルパーさんが必要なのだ。
介護される側は 自分の子供の言う事は聞かないが、介護士や看護婦の言う事を すんなり受け入れたりする。
これも、人間のメンタル意識の違いと医療関係者にも話された。
介護をされる安心感なのだ。
これが日本人となると親の介護が重く 圧し掛かり 介護をしないと遺産が貰えない的に弁護士も言うから
どうかしている。
金で物を釣る・・・って事。
私の知り合いでは、遠く離れた場所でも飛行機や交通費を掛けてまで親の介護をしていた方がいた。
遠い親戚よりも 近くの他人の方が(介護ヘルパー)さんが良いのでは?と話して居たが、
介護の度合いで遺産相続金額が決まると聞かされ言葉を失った。
介護でもお金が掛かるのは承知だ。
その金額負担を、遺産から貰うのも分かるが そこは 黙って金を出すだろう?って思うのは私だけだろうか???
世の中は 飴とムチで ご褒美、いや忖度が無いと日本人は絶対にしない。
50過ぎて 親にスネかじりのバブル世代を多く見る。
海外では有名な話で、日本人は同じ日本人を助ける習慣がない・・・とまで言う。
他人の事は知らんぷりで、迷惑が掛かるから~を理由に面倒な事には自分水から行動はしない。
その背景には、ボランティア活動、奉仕活動、義捐活動をしない先進国で世界で最下位だからなのだ。
これは日本の学校教育が悪い。
活動をする前に 疑う精神がある為に 出さないべきか?が先に考えてしまう。
私も日本に住んでいた頃は、このようなビジネスに疑を感じていた。
街角でOOちゃん募金とか見ると「うそだよね?あれ?」って思う人も多いはず。
大声で言ってしまう方が恥ずかしいぞ。
例えば、そこで100円を寄付した。 それでいいのではないか?
もちろん、心のゆとりが一番であるが 日本人は他人と比べる国民性がある。
だから、何をしても幸福度が低い。
芸能人が「私のマンションが80万です~。けど50万に下げました~」うふふ
なんて、どーーーでもいい話しに過ぎない。 だって、自分の金じゃないからね。
50万OOに寄付しました キリッ
と話す方が男気がある。
個人的な話だが、YOSHIKIが 京都アニメに ディナーショーを全額寄付に 私は感動してしまい泣いてしまった。
例えば オランダ国民は 自分の作った財産は ほぼ寄付と話された。子供に何て残さない。
私の日本に住む同級生は 親から譲り貰った遺産を子供の将来の為に残す っと聞かされ驚いた。
これから掛かる大学費、結婚費用などの出費があるのに 子供に残すとか そんなに自分の子供の将来の金に不安を感じているとか、考えるから引きこもりや ニートが生まれるんだぞ
しかも、贈与税金が発生するしな。
しかも 義嫁が一生懸命に 義両親の介護を尽くしたり、死んだら墓の面倒を見る背景には「金」なんだよ。
だから 身寄りのない老人が 最後に優しくしてくれた 見ず知らずの人に遺産を相続する意味が私には分かる。
どん欲にまみれた義嫁がいたなら、我が家の全財産は寄付だな。いや、マジで。
人間って、他人の不孝があると つい自分が上の位置に勘違いをし 消費する癖が出るんだぞ。
だから、金持ちが消費しない意味は 常に幸福度があるからなのを肝に免じて欲しい。
さて
国営の老人ホームの高さに驚いてしまい 長生きしても お金ばかり掛かる事を痛感した。
2千万貯めろ
いやいや、あっと言う間に老人ホームでお金が無くなりますね。
家を担保として、老人ホームと交換するケースもあるそうだ。
家と老人ホームの交換をしたところでも、完全に赤字マイナスと言うがね。
日本政府が70歳まで働けなんて言うし年金だって引き上げになっている。
お金のない老人は 何処へ行けば良いのだろう。
イギリスだって年金を払っていない人は大勢いる。
1銭も稼ぎが無くなって、この国で生まれた国籍の人は 生活出来る金と住居は無償で一生だ。
死んだら葬儀代はどうするんだ?
そんな心配はない。
葬儀代も国が全額負担する。
高額納税者からお金を取ればいい。 イギリスは そんな貧困者の見方なのだ。
暴動や奪略が起きずに平和に過ごすには貧困の差でも平等って事。
そして介護問題はイギリスも同様に大きな課題となっている。