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イギリスの大学の進学話し

2018-08-16 09:25:09 | Weblog

8月16日

 

こちらは、すっかり秋モードです。 過ごしやすい季節でもあり空気が秋ですね。

さて

今週はイギリスではGCSEの結果発表の週です。

結果はインターネットにての発表ですから、朝からドキドキです。

GCSE? イギリスで教育を受けている、もしくはイギリス系の学校へ通っている生徒が受講する国家共通教育終了検定です。

アメリカならSAT、他のヨーロッパならバカロレアです。

日本では教育終了試験はは無いです。卒業証書のみです。

何故、このような試験があるのか? 

欧米では15もしくは16歳で進学するコースが別れます。

専門職か大学進学か?

もちろん学校嫌いの子供もいますが、教育終了テストは全ての生徒が受講する義務があります。

大学進学には必ず必修でGCSE→AレベルかIB2年間勉強後、大学受験と言う流れです。

成績猶予も2年間ですから、この間に大学に合格しないといけません。

日本みたいな何浪も出来ないのです。

その理由はAレベル、IBの受講するテキストが2年起きに代わるので その年代のテキストの受講者のみしか大学受験が不可能だからです。

厳しいですよね。

専門職へ行きたい人もGCSEを受講してのカレッジです。(イギリスのカレッジは専門学校の意味)

(カレッジも1か2年コース。美容師やビューティー、建築現場、IT、ファッションなど)

そのまま、就職する人もいますが最低でも教育終了を書かないと職にも付けません。

それでは、イギリスの大学受験での資格が無い場合はどうするのか?

ファンデーションコースと言うのがあり1年間で受講するレベルの勉強をします。

また、このファンデーションコースに入るのも大変なんですよ。

受験対象者が、社会人や他の学科を学びたい、やり直したい人が集中するので倍率が高いんです。

イギリスは日本みたいに推薦やAOなんてありせん。勉強が出来ないから推薦?AO?そんな甘い世界ではありません。

今、日本の大学で推薦やAOが問題視されている背景には、

国語力と数学力が弱い生徒が、この2つを選ぶ傾向があり 実際に大学へ入学し勉強に付いて行けず学科から補習対象になる事が多いとか。もちろん退学する生徒だっています。

学科の教授は生徒が選べません。

大学もビジネスですから定員が割れると活動費が減ります。

 

<海外からイギリス大学へ入れるのか?>

イギリス留学には2つの方法があります。

1つは入学した大学が海外留学提供している大学です。

例えば自分は日本OO大学へ進学OO。留学はオックスフォードへ行きたいと思っていても、自分が通う大学にオックスフォードのコネクションが無いと入れません。

大学にも大学同士のレベルがあり、学ぶ学科もあります。大学は専門職と研究の場所ですから きちんとした目的が無いと留学が出来ません。

短期留学、交換留学には期限があります。

欧米の大学でもスキルUPや海外経験の為に短期留学も人気です。

 

もう一つのは、さきほど話した イギリスではAレベルかIBの資格が無いと受験が出来ません。

イギリスにある語学学校1年間で、この資格を習得し大学受験を行います。

ファンデーションコースも外国人専用コースかネイティブ専用コースです。

ネイティブコースは英語圏の方のみ。

それ以外の国籍は外国人コースなので授業料も3倍で高額です。 

外国人向けには寄宿舎制度でもあり、寮生活や食事の面倒も見てくれるます。

イングランドの大学は通常3年間ですが外国人はファンデーションコースも入りますから4年。

スコットランドになると大学は4年ですから、ファンデーションコースと合わせると5年です。

その後、大学院へ進学?となると学生の道のりが長いですよね。

 

<海外にあるイングランド式の学校やインターの受験生>

海外には多くのイングランド式の学校があります。

インターにも色々あるのですが、イギリス式の場合は政府が認可しているか?していないか?です。

日本のインターになると、ぼぼ認可はありません。

なので海外での大学受験が出来ません。

この認可の意味はGCSEを受講しているか?AレベルかIBの勉強を学校が沿っているか?が対象です。

日本のインターは認可が無い為に大学進学へ希望の方は、13歳か16歳で留学がほとんどです。

(エントリー試験が決まっている)

ロンドン、ドイツ、アメリカには日系の寄宿舎があります。

このタイプの寄宿舎となると進学は手厚いので お金が掛かっても入学してくる生徒は沢山います。

例えばNYの某私立校。

ここは某大学はエスカレートです。(東京三田にあるキャンパスなど)

NYの某私立は寄宿舎なので駐在や芸能人のお子さんが多い。

勉強テストは全学校の成績テストやTOEICの成績中心ですが、お金があれば入れます。

(生徒数が足りない為に)

年間で5,600万は掛かりますから それが払えるなら問題はありません。

大学受験で某私立大学を苦労して受験するなら、NY校へ入り好きな学科にエスカレーター式の方が確実です。

 

<香港のイギリス系のインターから大学受験をしたAちゃん>

海外から受験するならIBです。IBとはインターナショナル・バカロレアの受験です。

受験科目は6教科です。(英語以外の語学必修受験)

6教科って、すんごい大変なんですよ。

IBの総合得点は45点満点で名門校は42点以上です。

一般平均では30~ですから、相当な得点を取らないと欧米の大学には進学不可能です。

AレベルとIBを教えるテキストも違がければ指導する教師も違います。

Aちゃんは、イギリスの大学へ進学をしたくてIBを猛勉強です。IBには他に奉仕活動をしなくてはなりません。

イギリスの大学、アメリカの大学には勉強だけでは無く学生時代の経験や奉仕活動も審査対象です。

見事、イギリスの大学からオーファーが来て進学です。

Aちゃんの様に海外からイギリスの大学に入れるケースは、ほんのスーパーセント。

多くの受講者は不合格が多く、イギリスでも国内の受験者を優先です。

その為に13歳か16歳でイギリスの寄宿舎に編入する子供も多いです。

 

<ドイツは全てに平等で優しい!?>

ドイツの大学の学費は税金です。

ドイツ人を始め、外国人でも大学は無償です。 これ、すごいですよね。

数年前までもイギリスは無償で運営をしていましたが、あまりにも財政が掛かる為に学費の徴収を始めました。

もちろん、イギリス人、EU、その他の学費は違います。

大学はビジネスです。

イギリスには多くの名門校がある為に、学費が高くでも世界中から生徒が集まります。

あ・・・。

そう言えば・・・。

王室とか、王族とか、名門校多いですよね? 某私立男子校は、世界中の豪富や王子が集まります。

学歴もお金なんです。卒業まで在籍してる王族とかはいません。これ実話ですよ。

進学とか、他の事は まったく考えて居ません。だって将来は王様ですからね。

だだイギリスで優雅な寄宿舎生活の体験とマナーを学ぶお金は何億も払えば簡単に入学可能ですから。それは大学も同じです。

後は王室や皇族が入れば、学校側も良いコマーシャルですからね。

成績が悪くても、学校で問題児でも全てはお金で解決ですから、名門校も弱い立場ですよね。

ま、これは、某男子校での話ですがね。

さて、話は戻りドイツの大学ですが条件は全てドイツ語です。

ここ数年、韓国人や中国人がドイツの大学を目指している理由が学費が無償だから・・・と言います。

1年間は現地にあるドイツ語の語学学校で1から勉強し大学受験をします。

ドイツの場合は浪人問題と年齢は関係ない様で3年掛けて受験する人も多い話は聞きます。

けどね、学科に寄っての授業は英語?なんて聞きますから、ちょっと矛盾していますよね。

エンジニアや医療関係で受験が人気とか。

 

<音大、美大の受験方法は?>

イギリスの音大、美大の受験は ちょっと変わったシステムです。

まず、音大を目指している生徒は3つ以上の楽器が出来る事、音大が認定している級の8を取らなくてはなりません。

グレード試験を受けていないと受験が出来ない・・・と言う意味です。

 美大へ進学したいなら、GCSEの美術を専攻し、AレベルかIB美術を受験します。

その後、美大へ受験し合格したら すぐには入学が出来ず1年間は他のアートカレッジで基礎を1から学び大学進学です。

日本の美大の様に絵が上手、才能がある!だけでは美大には進学が出来ない意味です。

私の知人は美大に6年間も通いました。ちなみに建築関係も5年です。

1年間はカレッジで基礎、その後美大進学、海外留学、大学院です。留学先は東大!と聞いて驚きました。

そんなに美大に通って、何の仕事があるの?と思いますよね。

欧州では多くの職人がおります。

美大を出たから画家だけの仕事では無く、絵画の本や絵画、道にあるオブジェの修復、保存建築、企業のイメージマップ、舞台美術、デザイナーと幅が広いんです。

ロンドンにある某有名ファッションスクールも美術のAレベルかIBを取らないと受験が出来ないのでプロの道が半端ではありません。

例えばフランスでファッションを学びたい人。

日本でアパレルの知識や経験があってもフランスに行けばゼロからスタートです。

フランスではファッションには政府認定の資格を取らないと就職もつけないくらい厳しいです。

今、ロンドンの某ファッションスクールの卒業生が有名ブランドのデザイナー出身が多くフランス人が多いんですよ。

ま、ここを卒業したら何処にでも就職は出来る!と聞きますから凄いですよね。

サマースクールもありますが、高すぎてビックリ。

 

<後進国から来た人はマスターコース(大学院)PHDをみな持っている!?>

ある国では、海外の大学へ入ったらマスターコースかPHDを習得し国へ戻ります。

何故なら、政府関係の仕事に就ける為に将来が安泰!と言います。

優秀な生徒は国が無償で大学費を出します。

所が、某国では みなマスターコースかPHDの資格を取る為に自国に戻っても就職困難と言います。

貧困から抜け出す方法が学歴だからです。

みな、同じ資格がある・・って・・・違う意味でも凄いですよね。

 

<イギリスで法学部を学んだYさん>

Yさんはイギリス在住の日本人です。 大学進学は法学部です。

大学卒業後、就職がありません。

その後、Yさんは大学院に通います。

Yさんが選んだ大学院のコースには 数名 日本から来た方がいたそうです。

みな自分よりも年上。スキルUPでの進学が多いそうです。

Yさん、大学院後 就職を探しますが決まらず 日本で就職活動をします。

イギリスの大学法学部、大学院の学歴を持っているので あっさり合格です。

だだ、イギリスの弁護士試験は受けて居ません。

付いた職が某有名法律事務所の「パラリーガル」です。

なんか、何処かの人も そうですよね。(失笑)

パラリーガルって、男性居ないんですって。 理由は給料が撃沈なくらい安いからです。

お茶くみ、コピー取り、英文を訳す・・・これが仕事です。

Yさんは日本で弁護士の資格を持っていないので、国際弁護士には慣れません。

年収3??万ですから、1人暮らしも出来ません。

海外で法律を学び、日本に戻り就職となると仕事関係は貿易です。

この仕事、イギリスでも将来は無くなる仕事と言います。

イギリスには2つの法律が異なり、イングランドの法律とスコットランドの法律が違う為にトップ弁護士さんは この2つの法律資格を取得しています。

弁護士さんも ちょっと違う方向になると税金アドバザーや住宅保険アドバイザーになりますから、弁護士のジャンルも広い事が分かります。もちろん大事な職ですよ。

 

大学進学って、難しいですよね・・・ほんと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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