6月5日
イギリスでプラッチックの使い捨てストローと綿棒の(間)プラッチックが禁止となった。
禁止と言う事は販売もしては行けない!って事になる。
イギリスのゴミの分別は、(市がバケツ指定)
1 プラと紙物(新聞、広告、本、)段ボール、瓶
2 ビニール、缶、アルミ、スチロール、紙、その他
3 生ごみ
4 ガーデンバケツ (なんともイギリスらしいバケツ。雑草、木、芝生など)
と、別れている。生ごみはコンポストになるので、専用のごみ袋(有料)とバケツがある。
その他の粗大ごみ、燃えないゴミは市に電話をして(一部は有料) 市が運営する粗大ごみ収集場へ自分で持ち込むリサイクルセンターがある。
毎日、毎日のゴミ。
驚くほどのゴミの多さだ。
このゴミの多さに回収する清掃車も回数を減らしている。
生ごみは1週間に一度。 その他は2週間起きの回収。
実は この回収方法 欧州では普通である。
私が以前住んでいたノルウェーでは指定のゴミ箱が小さくて困った。
(各家ごとに外に設置されているシステム)
1週間に一度しか回収に来ないので(瓶以外は指定なし)あっと言う間にゴミ箱はパンパンになってしまう。
リサイクルが進むと、消耗品の買い物に考えてしまう。
5、6年前から1ポンドショップの進出が激しかった。 日本で言えば〇イソーみたいな感じ。
数社もあるポンドショップも 今では倒産危機を迎えている。
私も海外生活が長くて、里帰りには100円ショップに行っては大量の買い物をして あっと言う間に1万円!?も使う事も多く、その度に100円ショップの買い物に対する考え方が変わったのだ。
そう、必要としていない商品を購入するケースがあり 買っても使用しない・・・って事だ。
実際に便利だな~と思って利用しても2、3回で終わってしまう。
100だし、お試し?感覚での購入がゴミ化され
友達のお土産にしても100円ショップで購入!?がバレてしまい 日本に行ったのに100円かい!?と思われるのも嫌だ。
私が相手から貰って そう感じたんです。
特に一番怖いのは「化粧品」香料も分からず発がん性も多い警告もよく見る。
購入するものを決めていれば、お得な100円ショップだが。
今では飛びついてまで、買い物へ行く場でもない。
イギリスでも貧富の差が激しく 1ポンドショップ、冷凍専門店、激安スーパーは危ないエリアがターゲットで購入者の客層が全く違う。 1ポンドショップや激安スーパーが運営できる理由は 商品が自国で作っているものでは無くポーランド、ウクライナやアラブなどのからの輸入商品が目立つ。
使い捨ての商品なら まだ使用も良いけど 口にするものは正直怖い。
その昔、牛肉ハンバーガーの中身を馬の肉として偽装騒動があり 消費者も一転するようになった。
(後ろの商品説明が読めないし・・・・)
何故ならば、私がアラブに住んでいた時のスーパーの輸入商品はイギリスやフランス、ドイツ製が多く現地のアラブ人ですらもヨーロッパ物を買うからだ。
1ポンドシップが上手くいない理由には、1ポンドショップならば値上げが出来ない。
物価が高騰化する中、スーパーで販売されている商品も値下げ寄りも値上げの方が目立つ。
輸入、原油、仕入れ、ドライバー、光熱費、従業員の給料値上げとなると、値上げはしょうがない。
大きなテナントとなると売り上げからの箱代(場所代の事)が合わなくなる。
これも多きな一つ。
イギリスでは大きな販売先では5ポンド以上のデービットカードやクレジット使用の決済には手数料が掛からないが、小さな小売店では手数料が掛かるので現金払いか5ポンド以上のカード使用買い物となってしまう。
だからキャッシュレス化が進み現金商売みたいな経営となると客足が減ってしまうのが現状で 暇つぶしにブラブラして 結局買う物が無い!って事も多い。
<あなどれないスーパーの戦略>
大手スーパーの敵は格安販売店。
同じ商品を1ポンドショップが販売なら、大手スーパーは黙っていない。
速攻で1ポンドコーナーを作ってしまい安売り祭りを開催。
消費者が違う物を求めるなら、バリュー商品を展開してしまう。
スーパーブランドと一般ブランド商品の陳列だ。
選ぶのは消費者。
2つのブランドで同じ商品があったとしても確実に売れる。
(例えば、スーパーブランドのテッシュと〇リネックスがあっても どちらも売れる意味)
毎週の特売、2個買って1個サービス、こう言う時に必要な物を買っておくのも一つ。
<欲しい物だけを買う>
イギリス人は買いだめはあまりしない。 その時に必要な分だけ購入する。
無駄な買い物をしない習慣がある。
例えば、日本の様に自然災害が多いと買い起きは必要だ。
便利な習慣よりも、不自由な生活の方が 暮らしの知恵が生まれるし、無かったら無かったで代用を考えたりする。
日本みたいにコンビニは少ない。 品数も少なく、ワクワク感なんて一切ない。
むしろスーパよりも若干高い為に「緊急コンビニ」なんて皮肉にも言われている。
営業時間も決まっているので、夜な夜なコンビニへ・・・なんて、ちょっと怖くて外には出たくない。
<ガーデンセンターに行くと、お年寄りの憩いの場>
家庭菜園をする人も多く 苗を買いに来る。
老後の1人暮らし、夫婦2人暮らしとなると 野菜はスーパーで買うのではなく自家栽培分だけの量で丁度いい。
むしろ豊作になると食べきれない事も多く、友達にお祖裾分けしたり、こんな繋がりがいい。
イギリス人が田舎暮らしを愛するのは シンプルな生活を好み、静かな暮らしと自然を堪能する。
必要になったら、車で買い物へ行けば良いし、この時代ネットで何でも購入できる。
私もノルウェーの頃、オスロ郊外に住んでいた為に田舎生活を送ってきたが 買い物をする頻度が少なくなる。
驚くほど、お金を使わなくなる。
自然と趣味が散歩に読書となり、時々、友達とカフェでお茶するくらいだ。
実は優雅な時間になっている事に気が付かないもの。
もう一度、生活を見直し シンプルライフが 一番幸福の時なのかもしれませんね。
安売りショップが消えても誰も驚かず困らない。
閉店セール!と言う紙を見ても、売れ残りか!?と思うと見る気にもならない。
そして、静かに消えてゆくのであった。