10月9日
コロナ禍から精神的に病んでしまう人が多い中で改善されず、この先の生活に苦痛になっている男がいる。
ケビン(仮名)59歳。
50歳頃に日系の会社から不当解雇を告げられ裁判寸前となり和解した事が発端により精神的に追い詰められた。
今では日本の雇用であっても不当解雇はNGとされている。
ケビンのボス(上司)が退職となり新しいボスが就任した。(日本人)
新ボスはケビンと相性が悪くケビンの業務に怪訝し2日後にボスは会社に相談もなく勝手に解雇通知を出した。
今で言うならパワハラだ。
どうやらこのボスは欧州の規定を知らなかったようだ。
不当解雇を受けたケビンは会社とボスを訴え会社側は大げさにならない様に彼に和解金を提示。
ま、この上司にしたら就任からドンでもない不祥事をやってしまったのだ。
今もその会社が残っているのは謎であるがケビンは半年分の和解金を貰い会社を辞めた。
順風満帆を送っていたケビン。その後再就職も直ぐに決まった。
ケビン50歳を期に無気力症候群になり全てにやる気を失っていた。更年期にも入っていたのかもしれない。
再雇用をされた会社からもコロナ解雇を告げられ この3年間で5社も転職を繰り返す。
酷い時は4時間で辞めてきた事もあった。何をやっても長続きがしない。
そんなケビンの妻は呆れてしまい夫婦関係は更に冷え込んだ。
自分の中にあるモヤモヤから病院で検査を依頼するのだが医師から告げられる「通常で健康です」の診断から納得せず自主的に入院検査を2度も依頼した。
貯金は使い切った。
ケビンの家族全員がDNA検査から遺伝子に問題があった事が判明。神経難病。
ケビンの両親共に遺伝子に問題がある事が判明したが幸いに病気になっておらず子供にかろうじて遺伝していた。
難病指定にされているこの病気は徐々に進行して行くのだがなんかそれも胡散臭い話しなのだ。
医師でも偽造病名を証明書を書く人もいるからだ。その理由はその人の精神面や家庭事情などで給付金を貰う狙いがある事も事実。
私が疑いをした理由はこの医師はケビンの親友だからだ。
病名が判明してから5年が経過するのだが1年に1度の外来様子見相談で終わる。
特別な処方も無く生活に気を付ける事。しか医師には告げられていない。
障害手帳を受け取っているが国からの補助金は無い。あっても市バスが無料のみ。
自分の進行を遅らせる為にジムに通い体力維持をしている。
健康的な人と同じような生活を過ごしている。
ケビンの治療は病院規定外と診断されリハビリやマッサージなどは個人クリニックか個人整体で治療をする方法しかない。
これが日本であると個人病院や整体などは国営の保険証明書が使えるが海外は異なる。自腹だ。
1回の整体を施術であっても1万はする。だから長期の通院となると金が掛かる。
ワラにでもすがる思いでケビンはある知人から紹介されたセラピストへ行くように話された。
その知人はメンタルヘルスから通いだした気功師。
自分の身体を整える為に通っており今では治った。(???)と友達は絶賛しケビンは謎の気功師に施術をお願いした。
謎の気功師のセラピーは自分に合わない、効かないなら返金をする。と約束された。
え セラピーで返金???聞いた事もない。
その金額なんと1回6万円 ありえん・・・・。
施術後ケビンは何も感じず気功師に話すと
「もう1回受けてみて。納得しないなら返金するから」と言われケビンは気功師に6万を払った。
私はこの話をされ詐欺されたんじゃないのか?と思いケビンの妻に即返金を要求するように。と伝えた。
その知人は気功師に何度もセラピーを受け治ったと絶賛していたが精神的に気功を受けて居た訳じゃ無く自分を整える為に受けていたセラピーな事からケビンとは異なる。
まずセラピストが施術が効かないなら返金。と先に言う時点でクレームが多い事を示している証拠。
どのクリニックであっても問診票と言うのがあり規定があり自分の証明サインをする。
私も気功のセラピーをたまに受けているがエセも多い。
私は以前腕の良いタイ人のマッサージの常連で気功のレッスン講座の話を聞いた。
2,3日間の講座を受講すれば認定される。これは有名な話し。
私も昔、駐在をしていた時に「レイキ師にならないか?」と誘いを受けた。
初級、中級、上級コースと分かれており1回のセッション✖4回が10万円から。上級はその倍だ。
私は日本人から誘いを受けた。日本人であっても海外での詐欺師は多い。グルって事。サクラもいる。
私はまんまと罠にハマる寸前に寄り夫から「詐欺じゃねー?」の一言で目が覚めた。
翌日に その人にお断りをしたら彼女は怒り私を家から追い出した。
そんな彼女は今現在でもエセ活動を行っている。
気功師の職業に向いている人は見えない何かを持つ人に多く何十年も熟練している人が多い。
私の受けている気功師は国営認定されており東洋医学も整体もキチンと医学として学び今も病院関連でスキルを学んでいる。
イギリスでの国営医療法ではレイキは立派な治療法の認定をしている。
そのガイドラインに規定通りにセラピストが行って居るか?はその人次第。見極めが大事。
30分のセッションでも相当のエレルギーを消費する事から自分の体調が悪くなる。と見えない人が良く言う言葉あるある。
例えば癌が治る。とかそんなのではなく精神的なメンタルを整えるのが気功で身体の気を流す意味だ。
だからケビンの様に病気を完治したいでは無い。
ケビンの妻は気功師に返金をするように何度も促すがケビンは自分が選んで受けたセラピーに対して賛同できない妻の意見に怒り出した。
そう。この時点でマインドされている。妻の話は一切聞かない。
6万もする施術を受け給料も使い切り毎月実家に行って高齢の母親から小遣いを貰い自分で稼いだお金は自分の自由な消費にしている。
精神的に病んでしまいギャンブルに走る人もいるがケビンの様にセラピスト詐欺にハマる人も多い。
ケビンの切っ掛けは不当解雇のトラウマから人間関係のズレが生じる様になり嘘を付く事も増えた。
まるで笑うセールスマンのような話だ。
ケビンの最大のストレスは妻。お互いに割り切って家庭内同居も決して楽な日々では無い。
そしてケビンには思いを寄せている女性がいる。自分の残りの人生。その決断にケビンは迷う。