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腹腔鏡下胆嚢摘出術

2015-01-27 20:46:39 | Weblog
手術の経過

入院1日目(20日、火曜日)…
 午後2時からのいつもの予防接種を終えて直ぐに自宅に戻って入院の用意をし(既に殆ど家内がしていたのですが)、16時に病院に行って受付をし、そのまま2階の2・・号室に行きました。
 そこで、入院の服に着替え、服のみで体重測定しました。66.5Kgありました。術後の血栓予防をする為に脚に履く「タイツサイズ」の測定をし、術後の呼吸障害が起きないようにと、「トリフロー」の扱い方の説明がありました。
 約束の時間の17時に、ドクターの丁寧な説明が30分近くありました。腹部に4つ穴を開け、その大きさは、5ミリが2つ、10ミリが1つ、30ミリが1つで、合計50ミリで、1番大きい30ミリは臍の部位と説明を受けました。
 13時15分に入室し、13時40分から執刀し、100分程要して15時20分に終わり、手術が終わって、麻酔から覚めてから、手術室からICUに行くことになるでしょうとのことでした。
 この日に病院から出された夕食は、まだ普通食でした。19時半によく眠れるようにとレンドルミンを1錠のみ、20時に、翌日の朝、便を出す為にプルゼニド3錠飲みました。

入院2日目(21日、水曜日)…
 この日は、父の命日でしたが、気が付いてなく、手術の日が決まった後に気が付きました。家内が術後に言うのに、この日の朝、見慣れない小さな鳥が自分の病室のベランダに1羽、ちょこんと留まっていたそうで、それは、私の(心配性の)父が心配になって来たのではないか?と言うのですが…。
 そんな事は他にもあり、私が生まれる直前に、母の母は、遠くの河内(ごうち)から大分まで駆け付けて、私が生まれる寸前に亡くなって、私は祖母の生まれ変わりだとしばしば両親から言われたことが何度かありましたが…。
 手術が気になって、夜よく眠れない状態で、朝8時過ぎに病院の前のアパートに帰って入浴して、9時前に戻って来て、10時半に浣腸してもらいました。
 点滴をして待っていると13時15分が変更になって13時からと言うことになり、13時0 5分から麻酔となり、麻酔剤を静注され、匂いのするガスを吸うと直ぐに眠った状態になって…13時28分から執刀して、14時38分に無事に手術が終わり(わずか70分間)…14時41分に抜管して、目が覚めると、明るい手術場で皆がこちらを向いていて、執刀医から何か言われたのですが覚えていなくて、14時50分に手術室を出ました。
 途中全然覚えてなく、目がパッチリと開いて気が付いた時、ICUで、仰向けになって、いろいろ身体に付けられていて、導尿された状態で、家内が傍にいました。
 後で家内から言われて思い出したのですが、ずっと私は家内に喋り続けていました。何を話したか覚えてないのですが…。

入院3日目(22日、木曜日)…
 長いこと眠っていたと思ったのですが、目が覚めて、時刻を看護師に尋ねると、0時でした。直ぐに又眠って、目覚めて、看護師に時刻を尋ねると2時でした。又直ぐに眠って、目覚めて、看護師に時刻を尋ねると今度は3時でした。次に目覚めたのは5時で、早く時間が経って欲しいなあと思いました。それからは、ずっと目覚めていましたが…。
 どこも痛くないのが不思議でした。その理由として、後で気が付きましたが、いろんな痛み止めを使っていて、特に、硬膜外からの麻酔剤であるマーカインをしてもらっていて(硬膜外鎮痛法)、それが大きく効いていたと思います。
 動けない状態で仰向けになったまま首を反らして見上げると、血圧や心拍数や呼吸数や酸素飽和度の数値が見れました。マーカインのせいでしょうか、術後の血圧は、高くありませんでした。肩が凝っていました。
 導尿カテーテルを9時半に抜いてもらいました。抜く時に恥ずかしい以上に痛かったです。ICUを10時前に出て、2・・号室に戻れて、ホッとしました。
 微量でのマーカインの持続注入を夕方までしました(硬膜外鎮痛法)。それをこの日の17時に止めるとどうでしょう、排尿が上手に出来ないのです。残尿感があるのに、排尿がうまく出来ないのです。そして、腹部の痛みが次第に出てきて、血圧の数値が明らかに高くなりました。
 午後は、錦織の2回戦の試合を見て楽しみました。レンドルミンを一錠飲んで、久々にグッスリ眠った感じになりました。
 後で内情を聞いて驚きました。肝臓との癒着がひどくて、肝臓の一部を切り取っていました。これ以上ひどく癒着してれば、腹腔鏡では無理だったとの事でした。胆嚢の壁も厚く、ここまで来るのにかなり年限を要した感じで、胆嚢は、3つの袋からなっていて、1番奥の袋と真ん中の袋にそれぞれ30×22mm、29×21mmの硬い立派な石があり、入口の袋には8×5mmの石とドロドロしたのがあり、先の2つの大き過ぎて、一度に出せずに難儀したようです。
 実は、私の父も、胆石の痛みで、しばしば苦しんでいました。肺炎で亡くなりましたが、亡くなる前、右の胸膜腔に溜まった水を(私と懇意にしている大学での同級生の)主治医が取っていました。私が思うに…胆石により胆嚢炎になっていて、それが引き金になって…(インフルエンザの予防接種はしていましたが)インフルエンザに罹患して、免疫力が落ちたところに胆嚢炎の細菌が肺に行き、細菌性肺炎→胸膜炎になったのではないだろうか…胆石さえなければ、もっと長生き出来た可能性があったのでは…同じ間違いをしないようにと、父が私に指南してくれたに違いありません。当病院のスタッフに感謝すると共に、亡き父に深く感謝です。

入院4日目(23日、金曜日)…
 咳をすると、真ん中の傷が痛みました。腹痛が強烈になってきました。何とか起き上がれて、何とか横になれる感じになりました。お腹に力が入ると、とても痛いのです。しかし、それと対照的に、排尿が時間が経つにつれて自然な感じで出来るようになりました。
 部屋を2階から4階の端にある4・・号室に移動しました。しっかりと二本の自分の足で歩いて行けました。この個室は、白内障で利用した時の部屋です。静かで景色が最高にいいのです。

入院5日目(24日、土曜日)…
 腹痛がまだひどい。この痛みは、やはり強烈です。しかし、その痛みの対処の仕方が上手に出来るようになりました。痛み止めを看護師から勧められましたが、使いませんでした。
 1日2回の抗生剤は、この日で終わりました(点滴がこの日の夜まででした)。
 この日の午後は、錦織のアメリカのジョンソンとの3回戦の試合を真剣に見ていました。初めのセットを最後まで粘ったのですが、奪われました。しかし、あと続けて3セットゆとりで取って勝ちました。強いなぁ。何か強いエネルギーをもらった感じになりました。
 点滴が取れた後に、前日の23時過ぎに生まれたベビーの診察を頼まれて、診察しました。

入院6日目(25日、日曜日)…
 午後1時から2時間の外出許可をもらって、(病院の前にある)自宅でシャワーを浴びてきました。この時、傷の写真も記念になると思ってしっかり撮りました。お腹の痛みもかなり軽減してきましたが、咳をすると、まだ強烈に痛いのです。わずか30分間自宅にいただけで、直ぐに病院に戻ってきました。
 血圧が朝は良かったのですが、夕方から上がり、上が170以上にもなり、心配になってきました。ACE阻害剤は飲んでいるのですが…もう一種類、足した方がいいのだろうか?(退院の翌日の28日に、循環器内科を受診し、カルシウム拮抗剤を追加して頂きました。)

入院7日目(26日、月曜日)…
 腹部の痛みが、次第に軽減してきました。1日1日、いや、朝昼晩とどんどん元気になっているのが自覚できました。
 10時からこの日に生まれたベビーの診察を頼まれてしました。赤ちゃんから気をもらった感じにもなりました。
 (予定していたことなのですが)12時半に、帝人の会社の人が、睡眠時無呼吸検査のための器具を持ってきました。で、それを21時前から付けてみることにしました。家内が私の無呼吸をとても心配しているので…。
 錦織が、スペインのフェレールに勝ちました。それも、6-3、6-3、6-3と連続3セット取りました。ベスト8に!真剣に見ている途中で、小児科と手術場の看護師さんが見舞いに来てくれて、綺麗なお花を頂きました。

入院8日目(27日、火曜日)…
 前日の20時35分から朝の5時35分まで睡眠時無呼吸を調べる器具を付け、朝、採血もしました。
 入院中、インフルエンザの大流行時期でもあったのに、コソコソっと、この日までに、医師が4人、看護師が6人、見舞いに来てくれました。
 Facebookでも、多くの人から励まされました。Facebookって、超便利ですね。
 退院の日のこの日は、家内の誕生日でした。誕生日プレゼントとして… → 1人で帰ってきてと言われました。で、独りで荷造りして、皆にお礼を言って帰りました。(実際は、花もあったので、2往復したのですが…)
 帰る時、病院で測った体重、ちょうど1キロ減ってました。(万歳!)

 今からの取り敢えずの目標…
1、血圧が上がらないように、運動を怠らない。
2、体重が増えないように、甘いものを食べ過ぎない。
3、ゆっくり、よく噛んで食べる。
4、前かがみの姿勢にならない。
5、あの世に行って、運良く、この世にたまたま戻れたと思って、多くのことに感謝して、今からを生き抜く。
 私のモットーは、誠実と寛容と感謝ですが、ある病院のモットーでは、誠実と機敏と笑顔でした。そうですね、今でしょって感じで機敏に動き、笑顔を絶やさないことも大切ですね。ニコニコ顔で、免疫力も確実に上がりますから!


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