昨日のＮＨＫの課外授業で、お宝鑑定団の一人が出て、小学生に話をしていた。最後に、小学生各人が、自分達のお宝を皆の前で披露していた。 その鑑定人は、小さい時に両親を失くし、その為にか、６０年間も同じ一つの石を持ち歩いていた。正に、それは、彼にとってはお宝なのだ。お宝とは、心を込めて来たもので、お金では買えないものが大半だ。
自分の場合、何かなあと考えたら、今、パワーポイントに取り込んでいるスライドかなとも思った。どんどん、パワーポイントに取り込んで（既に５００枚を越えたが）、教材用のものが出来上がっている（既に、ナースや看護学生にそれで講義をし、スライド試験までしている）。学生も、真剣に見ている。看護学校の先生も、期待している。
そのスライドは、殆どが、医師になってから１０年以内に自分のカメラで撮ったもの、つまり、２０年以上も経過しているのだが、乾燥剤をしっかり入れてきていた為か、カビの生えたスライドは、一枚も見当たらない。実にまだきれいだ。
４枚ずつしかスキャナーで取り込めないので、時間が掛かるが、その都度、区別された沢山のフォルダーに入れ込んで加工し、その後、講義用に、パワーポイントで使える様に、きれいに整理して使用してる。
きれいに出来るし、楽しいし、周りのドクターからも、欲しいと言われている。宮崎医科大学では、医学生の講義用のスライドの整理を教授から依頼されて、大学では、暇を見つけては、すごい量のスライドを項目別に分類してきた。そして、例えば、心臓病で手術した場合、手術の前と後の顔写真を揃えているものが多いし、同じ人間を、年単位で撮っている例が多いのだ。
しかし、このスライドを一番生かせる人間は、やはり、実際に撮った人間だなあと思う。正に、これは、自分にとっては、お宝だなあ・・・。
