日本の心・さいき

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寄り道人生・・・

2011-10-29 10:58:10 | Weblog
 iPS細胞の大発見で、多くの人の注目を浴びている「山中伸弥」先生(大先生って感じですが・・・)、どんな経過を辿って、そんな素晴らしい成果を上げることになったのでしょうか・・・是非とも知りたいところですが・・・
 ・・・(NHKで紹介されていましたが)中山先生のそれまでの隠れた姿を知って、とても人間味を感じて、身近な存在の人に思える様になりました・・・(それまでは、凄い秀才で、雲の人って感じに思っていましたが・・・)。
1、子どもから微分・積分のことを尋ねられて、上手に受け答えが出来なかったみたいで・・・その事に関して、山中先生は、「もう、30年前のことなので、忘れてますが・・・その考え方が役に立っています・・・」と言われていました。
2、(ラグビーなど)スポーツ好きでしたが、とにかく怪我が多くて、それも骨折を10回以上もして・・・→整形外科の道を選択・・・?!
3、整形外科を選んだものの、山中先生にとっては臨床の道は厳しく、手術に難儀し、ある時、長い時間を要する手術となって、麻酔が切れかけたこともあったりして・・・周りから「じゃまなか」とまで言われたこともあったりして(?!)・・・しばしば先輩から怒鳴られたりして(それまで、頭越しに叱られることを経験してなかったので、それが凄いストレスになったみたいで・・・)・・・(手術は下手でも、ネズミや犬の手術は上手だったこともあり?)2年間して整形外科医の道を諦め、本格的に研究の道を選ぶことになりました。
4、研究の道をアメリカに求め、30歳でアチコチ自分を売り込んで、やっとアメリカのグラッドストーン研究所で研究出来ることになりました。そこでは、幸いなことに、ノーベル賞受賞者と対等に言える環境を得ることが出来ました。
5、アメリカでは、アメリカ人的考え方に共感しました・・・→「変わり身の早さ」&「寄り道は悪くない」的生き方に。
 日本人は、直線的に進もうとする。しかし、アメリカ人は、失敗したら止め、面白いと思ったら迷わずそっちの方向に向かう。直線に進まず、ジグザグに迂回しながら進む。・・・→山中先生は、そんなアメリカ人的発想の「寄り道人生」で生きることに自信を持ち、その結果、日本に帰って万能細胞を発見することとなったのです(大拍手!)。
 イヤー・・・人の才能の開花の経過って、いろいろあるんですね。そう言えば、シュバイツァーも、学校の成績が悪くて、父親が学校に呼びつけられていたし、エジソンにしても、アインシュタインにしても、学校では、落ちこぼれって感じだったし・・・。
 長い人生、直線でなくて寄り道しながらでも、その人なりの納得出来る道を進んで、自分なりに社会貢献が出来れば、それでいいと思っています。

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